靴ひもの結び方で走りは変わる その1
少し前の話ですが、6月20日に開催した ランナーズパルス主催のランニングイベント@光が丘公園 についてブログを書きました。その中にこのような記載をしました。
以下 抜粋です。
〜 速いウォーキングからランに繋げたり、みなさん日頃はジョグだけの方が多かったので100mでも良いから練習後に流しをするとフォームが良くなるとアドバイスしつつ実際に競技場でやってもらいました。速く走ろうと思うと腰が落ちたフォームでは走れないし、後傾にはならないし、腕を一生懸命振るし、接地時間も短くなります。
それらのことを感じていただいたと思いました。
またみんなの走りを見て接地で足がブレたり、足を重たそうに上げてるのを見てシューズの履き方を疑いました。
休憩時にベンチに座ってみんなの紐の結び方をチェックすると大半の方がゆるゆるでした。
靴紐を緩めなくてもそのまま脱げて、そのまま簡単に履ける状態でした。
私はキャタピランを付けていたので私の締め具合を見てもらうことは出来ないので私が緩い方3人くらいに一旦靴を脱いでから履いてもらい紐を私が締めていくと片側の紐だけで大袈裟でなく10cmくらい、余る方もいました。
その状態で走ってもらったら足が軽くなったと皆さん話していました。
また締めすぎた時に緩めると緩めすぎたりするので、そんな時に私がやってる方法も教えました。 〜
抜粋終了
その記事を書いたところ「1cmの間違いですよね」と話を盛ってる的なコメントをいただいていました。
この方分かってないな〜と思いましたが、実際にそのように感じている方は少なからずいるだろうと思って今回記事を書くことにしました。
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このような履き方のランナーは多い
この画像の靴ひもくらいのテンションで結んでいるランナーは結構います。
この状態で靴ひもを解かないで脱ごうとすると結構苦労するし、履くのも大変ですから、もっと緩い方はいます。
この状態の問題点はあとにして、私が普段履くくらいに締めるとどうなるかをまず紹介します。
靴ひもを締めるとこうなります。
どのくらい靴ひもが締まったのかが分かるように、安全ピンを左右の穴の上部に付けておきました。
靴ひもの上部がヨレている箇所がありますが、このようなヨレは均一なテンションを阻む原因になりますのでご注意ください。このあたりについては、その3で紹介します。
私は靴ひもを締める時に、一穴ごとに紐を持ってキュッと引っ張り締めていきます。二穴締めただけでこんなに紐が余ってきました。
既に1cmどころではないのがお分かりになると思います。
余談ですが、一番下のラインがこのように寄ってシワができてしまうのはシューズが脚にあっていません。オーダーしているわけではないので多少は仕方ありませんが、大きく余っている場合は幅を含めたサイズを見直してみてください。
最上部まで締めました。キツキツにはしていませんが、バランスよく締めました。結構履いたシューズなのでシューズの形が少々崩れてきていますが、まだ履けるシューズです。
だらりと垂れた靴ひもの先についている安全ピンの位置に注目ください。
ピンと引っ張るとこのくらい紐が余りました。
とても1cmではないですよね 笑
モノサシで測ろうと思ったら、モノサシが見つかりませんでした。
測らなくても良いかなと思ったら・・・ちょうどiPhone6くらいの幅に見えたので当ててみました。
ピッタリでした。
ちなみにiPhone6の縦は138.1mmです。
締める前と締めた後のシューズを並べてみるとこんな感じです。
右もさほど緩そうには見えないでしょうが、これで左右の紐を合わせると27cmくらい締まっているのです。
最後に靴ひもを締めた時のカットです。指先に安全ピンがあります。
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その2に続く前に
靴ひもが緩いことは、速く走れないばかりか、場合によっては故障の原因にもなります。
靴ひもをしっかり締めたことで、ワイド幅を履いていた方が、実はレギュラー幅がジャストフィットだったことに気付いた方もいます。
また知り合いの女性ランナーの話ですが、靴ひもの結び方が悪かったので、私が締めたら相当紐が余っただけではなく、シューズのサイズがまったく合っていないことに気づきました。25.5cmくらいのシューズを履いていたので2cmサイズダウンしたところ、フルマラソンのタイムが1時間以上短縮しました。
結構そのような方多いと思います。
練習しても速くなれない。
すぐに脚が痛くなる。
綺麗なフォームで走りたいのに、ドダドタした走りになってしまう。 など
その原因は靴ひもの結び方が悪いだけなんてとんでもないことかもしれません。
その女性ランナーからも、先日のイベント参加者からも、その他仲間からも、靴ひもの締め方なんて教わったことなかったと話しています。
でも身体と地面が接する一番大事な接点を疎かにして良いわけありません。
なぜ靴ひもの締め方が緩いといけないのかや、上手く結べない方、締めすぎると痛くなるから緩くなってしてしまう方の対応策などはその2で紹介します。
私はランニングコーチでもないし、ランニングシューズメーカーでも、ショップスタッフでもありません。ただ全くの初心者から試行錯誤したことでいろいろ経験することができました。それをお伝えしているだけです。参考になると思ったことだけでも活用していただければと思います。