2016年神宮外苑24時間チャレンジ参加ランナー紹介
新澤 英典(しんざわ ひでのり)
プロフィール
1966年生まれ
本サイト『ウルトラランナーへの道』運営
ウルトラプロジェクト代表
前職は損害保険会社勤務
体重増加をきっかけにスポーツジムに通い、その流れで41歳直前に挑んだフルマラソンは練習不足・知識不足でハーフ手前で両脚が痙攣し、半分以上歩いて制限時間ギリギリの4時間56分で完走。その時の悔しさと諦めずにゴールした時の嬉しさからランニングにはまり込んだ。陸上経験どころか、本気でスポーツに打ち込んだことがない自分がどこまで成長できるかチャレンジし45歳でサブ3達成。その過程で目標達成に向けて何が効率的かを軸に試行錯誤を繰り返し、それをランナーズブログ『ウルトラランナーへの道』にまとめ発信。また、ウルトラマラソンにチャレンジする中で、リスクマネジメントのプロとして歩んできた経験が活かせる競技だと感じはじめる。100キロの自己ベストは49歳で出した8時間26分45秒。年齢に逆行し肉体的にも成長していく楽しさを満喫しています。
100キロマラソンは7年間で18回走り、18回の平均タイムは9時間30分08秒
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主な戦績
大会名 開催年 | 距離等 | タイム | 結果 |
---|---|---|---|
*順位が付かない大会は参考順位 2016年12月10日現在 | |||
サロマ湖ウルトラマラソン 2012〜2016年 |
100km | 8時間26分45秒他 | 最高54位 完走5回 |
野辺山ウルトラマラソン 2016年 |
71キロ | 6時間39分27秒 | 7位 |
チャレンジ富士五湖 2010〜2016年 |
100キロ | 8時間54分45秒 | 最高28位 完走7回 |
野辺山ウルトラマラソン 2015年 |
100キロ | 9時間57分35秒 | 81位 |
四万十川ウルトラマラソン 2014年 |
100キロ | 8時間59分32秒 | 43位 |
24時間グリーンチャリティーリレーマラソンin東京ゆめのしま 2011年 |
12時間走 | 121.5km | 6位 |
24時間チャリティラン・ウオーク (6時間個人の部) 2010年 |
6時間走 | 72km | 1位 |
自己ベスト
種目 | 記録 | 大会名 | 開催日 |
---|---|---|---|
2016年12月10日現在 | |||
マラソン | 2時間59分38秒 | 神戸マラソン | 2011年 |
100キロ | 8時間26分45秒 | サロマ湖ウルトラマラソン | 2015年 |
24時間走 | 205.044km | 神宮外苑24時間チャレンジ | 2012年 |
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神宮外苑にエントリーした理由
2012年以来、3年ぶりに走った昨年は故障が治らないなかでのレースとなりましたが序盤無理しなかったことで、深夜には調子よく走れるようになった。軽い睡魔が来たので後半に備えて数分休んだところ一気に汗が吹き出し、そのまま走ったところ汗冷えし、激しい睡魔に襲われ、17-20時間の4時間は21kmしか走れなかった。ラスト4時間は復活し自己ベストには届かないまでも200km超えを目指して走ったが1周足りずに24時間のホイッスルが響き渡りました。ラスト4時間は自分にできる走りはしたと思いつつも、あと1周走れなかったのだろうか?という気持ちと、昨年果たせなかった自己ベスト更新を目指してエントリーしました。
なぜウルトラマラソンをはじめたか?
なぜはじめたか?というと、好奇心からです。
フルマラソンを走ったかどうかの頃、交流サイトで知り合った男性が100キロマラソンを完走したという話を聞き衝撃を受けた。 さらにその男性から自分は出来ないが、100キロを10時間以内で走るサブ10ランナーというトンデモないランナーがいる。と聞き、脳に『100キロマラソン』『サブ10』というキーワードがインプットされました。
その時は自分が100キロを走るなんて想像も出来ませんでしたが、その数年後の2010年チャレンジ富士五湖で初めて100キロにチャレンジしサブ10しました。数年前には想像も出来ないことが出来るようになる。面白い。と思いました。また、その時は気持ち悪くなりペースダウンし70キロ折り返しはほぼ7時間と潰れかけ、さらに大量の水を嘔吐するような状態でしたが、その後復活しビルドアップできたのです。ウルトラマラソンは諦めなかれば復活があるんだ。とその時思いました。
ウルトラマラソンの魅力
ウルトラマラソンを走るランナー一人一人目的は違うと思いますが、私自身は目標に向かって計画的に頑張っていく過程を含めて楽しいと感じています。レースに向けて計画に練習し力を付けて、その力を上手く引き出せるようなレースマネジメントができて目標達成ができたら最高です。もちろん長い時間を走るレースだから簡単にはゴールできず、何かしらのトラブルは発生する。そのトラブルに対処しながらゴールを目指すのも楽しさだと思います。
ウルトラマラソンは体力だけではなく、経験、精神力、智力、財力そして応援してくれる家族や仲間の支えなどそのランナーが持ってる力を総動員してゴールを目指す大袈裟ですが『人間の総合力のゲーム』だと思っています。速いランナーが勝つのではなく、強いランナーが勝つ競技である。速いランナーと強いランナー何が違うの?と質問されたらどんな状況になっても自分に負けないのが強いランナーだと思います。例えライバルに先に行かれ追いつけない状況になっても、目標タイムに届かない状況であっても決して諦めないで、その時できる自分の走りをするランナーのことです。私は強いランナーになりたいと目指していますが、まだまだ弱いです。
好きな距離とその理由
どの距離でも総合入賞するレベルにはありませんが、ロード・トレイル、短い距離から長い距離までそれぞれ別の面白さがあり好きです。実は今年50歳になったこともあり、マスターズ陸上の100mにもチャレンジする予定でした。理由は自分はどれだけ速く走れるのだろうか?という好奇心からです。また100mの短距離から100kmなどウルトラマラソンまで様々な距離を競技として走ったら面白いし、動き作り、練習方法を含めていろいろ学ぶことがあると思ったからです。ただ春先に肩を痛めたことからスタート練習もできないので今年は断念しました。
得意な種目は、自分自身の中では一番上手にレースを組み立てられる距離の100キロです。
神宮外苑24時間の目標とペース目安
今シーズン悩まされてきた肩痛もだいぶ良くなってきたので、自己ベスト更新を目標にして距離を積み上げていきます。
また、『1920÷100キロタイム(H)=24時間走距離 〜100キロタイムから24時間走の距離を探る⑥〜』で、紹介しました数字を目安に走ってみます。
男性は1920÷100キロタイム(H) 女性は2040÷100キロタイム(H)
明日の私が100キロ走ればどのくらいで走れるかを考えたら、フラットなコースで9時間くらいだと思います。
計算すると、1920÷9=213kmです。狙えない距離ではありません。
ペース配分は、前半12時間を53〜54% 後半12時間を46〜47%が妥当だと思っているので、前半113〜115キロ、後半98〜100キロとなります。
さらにブレイクダウンすると、6時間ごとに59-55-51-48キロくらいになります。
累積にすると、59-114-165-213キロになります。
序盤はあえてペースを落としすぎるような走りをするつもりはないので、最初の6時間はもう少し距離が伸びるかもしれませんが、24時間大きく潰れる時間帯がないように走りたいです。
前半54%で計算すると、28% 26% 24% 22%
練習量豊富なランナーは落ち込み量をもう少し下げても良いと思います。
前年大会の男子選手1時間ごとラップ数を視覚的・直感的に把握できる画像
前年大会の1時間ごとラップ数を色別にした表です。赤が強い四角は周回数が多く、白は0です。白が目立つランナーは走れていなかった時間帯を示しています。