その3

トレーニング画像

皇居

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解説例

皇居

実際は昼間の画像ですが、皇居は夕方走られるランナーが多いので、画像を暗くしました。暗くなることで全く視界が変わってくることが分かると思います。

この場所は、半蔵門交差点から桜田門に向かう途中のくだり坂です。

危険と思われる箇所①・・・前方の歩行者の動き

歩行者は予期せぬ動きをすることがあります。この箇所は比較的道幅の広い箇所ですが、3人が横一列に歩いています。この状況なら左側に寄れば問題なく通過できそうですが、この3人の歩行者が急に横に動いたりしないとは限りません。例えば道路で爆音が響き渡ったり、虫が顔に近寄ってきたり、3人の会話が急に盛り上がって大袈裟なリアクションをとったり、急に動いたり立ち止まる可能性はあります。

危険と思われる箇所②・・・前方のランナー

前の赤いシャツを着たランナーとも間隔が広いのでさほど注意を要する場面ではありませんが、仮にあなたがスピードランナーで赤いシャツのランナーを一気に抜かすとしたら危険は多々あります。その時のスピードを計算して、前方の歩行者とランナーの間を余裕を持って通過できると判断したとしても、赤いシャツのランナーが急にペースアップしたり、3人の歩行者が急に止まる可能性はあります。

危険と思われる箇所③・・・足元

暗いと見にくいですが、足元に道路の盛り上がりがあります。スピードが出ている状況で躓いたら大怪我します。
また、あなたが単独走でなく集団の最前列を走っていたとします。あなたはこの盛り上がりに気づいたとしても、集団の中で走っているランナーは前方のランナーの陰になってこの盛り上がりは見えません。そのランナーが躓いたら前方を走るあなたも巻き込まれる可能性があります。

危険と思われる箇所④・・・暗闇

夜間は日中より様々な面で危険が増します。例えば黒い服を着た歩行者はよく見えません。あなたからも黒や紺などの服装が見えませんが、周りのランナーからもあなたが黒い服を着ていたら見えません。
また下りの左カーブですが、皇居で注意して欲しいのは、対向してる自転車が結構多いのです。無灯火の不届きな自転車は問題外として、ライトを点けていても、正面に来ないと灯りはほぼ見えません。その結果カーブでは自転車に気づくのが直前になることが多いです。

ではどのように走るのか?

日中で、足元の盛り上がりが気になる程度の場所であっても、夜間になると危険が増すことをご理解いただけたと思います。夜間は可能な限り白や黄色などの明るいウエアを着るとともに、ライト類を体に身につけたり、時計を常時オンにするなどし、周りから発見されやすいようにするだけでも事故に巻き込まれるリスクは減少します。

また様々なスピードのランナーが走っているので抜いたり、抜かれたりする場面は多いと思いますが、抜く場合は細心の注意を払ってください。抜かれる時に、悔しいからと無理して抜かせないようにするような行動は事故に繋がります。

集団走は単独走に比べて後方のランナーにとっては前が見にくい、足元が見にくくなりますので、前方を走るランナーは危険な箇所がありましたら、必ず声をかけて注意喚起しましょう。この場面を見て見えているから大丈夫と思ったランナーは集団では先頭を走らない方が良いかもしれません。また集団で前のランナーとの間隔が狭くなると足元が見えなくなりますし、脚が絡まって転倒するリスクも増大するので、前方を走るランナーは後続ランナーに近づき過ぎないよう声がけください。

この場面に限りませんが余裕のないペースについて行こうとすると、接触するくらい前のランナーについてしまうことがありますが、せっかく練習したのに怪我をしたり、怪我をさせたら大変です。気をつけましょう。


その他危険と思う箇所はまだまだあると思います。そしてどのように走れば危険回避できるかのいろいろあると思います。ここに書いてあるのはほんの一例と思ってください。

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