岩楯選手 The Ultra Geoje-Jimaek trail race 優勝
"アスリチューンサポートランナー"で、スカイランナーの"岩楯選手"が、韓国で開催された The Ultra Geoje-Jimaek trail raceで優勝しました。
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開催日: 6月25日(土)3:00スタート(同日本時間)
開催地: 韓国釜山から南西、巨済島(コジェド)
コース: コジェドの南端から北へ島有数の山々を縦走。標高は高くないが、アップダウンが続き、ガレ場、岩場のテクニカルな地形、距離70K、累積標高約5,200m 韓国ではもっともタフな山岳レース。最高標高 約580m 加羅山(Garasan) UTMBのポイントレースにもなっている。
レース展開について
(コース画像についてはThe Ultra Geoje-Jimaek trail raceより)
参加人数が160人ほどであり、韓国では山岳レースがまだまだ未開のものであるため、スタートからトップ集団が抜きん出ることはなく、独走に。最初の登山口までの12kほども「舗装路の山」ととらえ、自分の調子を見ながらリズムを作っていった。最初の山が想像以上に岩の段差と斜度があり、登りはパワーハイクで緩やかなトレイルと下りは走ることに。
山に入ってからはピークハントと下った先のCPを目指すアッブダウンの繰り返しがあり、45k付近まで続くことは頭に入っていたので各CPではアスリチューンをしっかりとることと、水分補給の必要最小限の時間だけ確保し、とにかく進んだ。それでも、加羅山頂では広がる海を眺め空を見上げて深呼吸し、一度リフレッシュ。35k過ぎた辺りで、ハーフ(39k)の選手と合流。勢いのある彼らにペースを乱されないようコントロール。
50kのCPではじめて腰をおろし、ハンガーノックにならないよう補給食をとった。残り20kだが、油断はできない。最後まで何があるかわからない。ここから先は怪我より、筋肉疲労、エネルギー切れ、脱水など、体に異変が突然くることが考えられるので、それを防ぐことを優先しながらわずかでもタイムが縮まるように進む。林道や簡単なハイキングコースであるのに、この区間が走れなかった。最初がオーバーペースという意識はなかったが、残り4kの登り部分は走れず、ハーフ出場の日本語が話せる韓国人選手と会話を楽しみながらパワーハイクで乗りきり、ラストの下りからゴールまでを走り抜けた。
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アスリチューン摂取について
1箇所で複数のポケットエナジーをとることも
今回のレースはCP=エイド。全部で8箇所のCPが設けられており、ピークから下ったところ、つまり、次の山の登りが始まる手前がCP=エイドとなる。山中にエイドはない。私は給水・食はエイドで止まってしっかり確実に取ることにしている。動きながらでは余分なエネルギーを使ったり、ストレスがかかってしまう。今回は8箇所全てでアスリチューン ポケットエナジーを取る、CP2と5 では2個取る、そして、予備で1個、計11個を携行。スタート前のエナゲイン をウェアのポケットに、ゴール後のスピードキュアも着替えとともに忘れず預けた。
海外遠征時の就寝前にはスピードキュアは必須
それから、海外遠征時は、まず、初日の重い荷物を抱えての移動は意外に疲れるので、その日は就寝前に必ずスピードキュア を取る。翌朝の目覚めから体が動くので、遠征先での順応が速くなった。
レース中はアスリチューン+エイドの物
レース前日からスタート前にかけてはもちろんエネルギー源となる食事はしっかりとった上で、レースで携行した補給食は上記のアスリチューン だけ。他はエイドのものを取ることに。
ポケットエナジーをとることで体内が落ち着いた
前半のCP3まではポケットエナジーだけでもエネルギー不足になることはなく、とにかく休憩を最小限に抑えたかったので、それには最適な補給ができた。CP4では先の2つの山に備えバナナとともに取った。若干脚がつりかけて張りがあったのだか、ここで、回復。不思議だったのは50k地点のCP6。ここではエイドにおにぎりとスープがあった。ハンガーノックにならないよう、ここではちゃんと食事をすると決めていたのだが、いざ食べるとなると気持ちとは裏腹に入っていかない。味に少しクセがあったせいもあるが、食べられない。とにかく満たそうと口に運ぶけれど気持ち悪くなりそうな気配さえ。
そこで、水分とポケットエナジーを取ってみたところ、体内が落ち着いておにぎりが入った。ここで炭水化物をきっちり入れたことは、かなり大きい影響があった。
エネルギーが持続してくれたことで集中力できた
その後も緩やかではあったが、最後まで気の抜けないコースだったのでエネルギーが持続してくれたことで集中力を切らさずに済んだ。最後の最後までポケットエナジーで12時間弱の間、ハンガーノックになることはなく安心感があった。ペースダウンしたものの、体は動き続けた。
ゴール後と就寝前にはスピードキュア
ゴール後はスピードキュア を取った。就寝前にもうひとつ取り、翌朝はスッキリ目覚め、筋肉痛も軽く朝から観光と韓国の味を楽しみ帰国。
パッケージの魅力
アスリチューン は携行しやすいサイズと軽さでウェアのポケットに入れても邪魔にならず、重ねて入るので、あちこち探さずにさっと取り出せることでもストレスがない。お腹が張ったり、胃の不調を覚えることもない。
世界選手権に向けて
無事に走りきれたことにまず安堵し、もう少しきれいな展開ができたらという想いがジワジワ湧いてきました。
しかし、来月のスカイランニング世界選手権に向けて得たことは多く、大きな意味あるものになったと感じています。世界選手権では全力を出すのは当たり前、結果を出すことが全てだと思っています。
アスリチューンと一緒に強くなります!
本サイトより
今回のレース参戦に関しては、友人経由で大会関係者から、強い女性トレイルランナーを紹介して欲しいとの要請があり、岩楯選手を推薦し招待選手としてエントリーしました。結果、優勝し、本人のスカイランニング世界選手権に弾みがついたことと、韓国のトレイルランナーや応援の方に素晴らしい走りを見せることができ主催者の期待に応えることもできたでしょう。