その4 コンディショニング
その3までで過酷な気象条件についてや、それに伴って私の身体がどうなったかを書いてきましたが、そもそもの話をします。簡単に書くとスパルタスロンは不健康な状態で走れるほど甘くはないということです。
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現象
ブログやFacebookで書いていましたが、8月末のつくば連山トレイルを走った翌日から喉を中心に風邪気味の症状が長らく続きました。最初は練習量を落としたり、のど飴などで対処しましたが、1週間経っても良くならないので内科で薬を処方してもらいましたが、結局レース当日に間に合いませんでした。ただ初期段階から寝込むほどの発熱はなく咳・痰・鼻水などの症状であったのと、ほぼ完治していたので何とかなると思っていました。
ギリシャにきて少し体調が好転したので、前日に軽くホテル周辺を走ったところ、自分の身体ではないような重さを感じました。少しペースを上げると息が切れる。一ヶ月前から長引いている風邪の影響でそもそもの体力が落ちていたのです。
しかしレース当日の朝食後に喉の薬を飲んだのを最後に、体調のことは忘れてスタート会場に向かいました。
スタートしてしばらくは気持ちが高揚していたので気持ちよく走れましたが、10kmも行くとその1〜その3までに書いたような状態になってしまいました。通常であればスローペースであるキロ5分45秒ペースが序盤から保てなくなったのです。
原因(仮説)
前日のジョグで感じた自分の身体でないような重さは、レース当日にも表れましたが、実際のところ、スパルタスロン当日の私は、100kmサブ8.5のランナーではなく、サブ10出来るか出来ないかのランナーだったのでしょう。サブ10前後の走力であれば、今回の高温多湿のアップダウンの激しいコースであれば序盤からキロ6が保てず、キロ7が精一杯だったのも分かります。
今回の私はスパルタスロンの厳しい気象状況やコースに負ける前に、体調不良を跳ね返す力がなかったようです。
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対策
スパルタスロンに限らない当たり前の話ですが、レースにコンディションを合わせるのも実力です。ベストコンディションであっても完走が難しいスパルタスロンを、コンディションが悪いままスタートラインに立ちゴールできるほど甘くはないということでしょう。
次にチャレンジする機会があれば体調をしっかり合わせて走りたいと思います。