ジェルパッケージへのお手軽な工夫
いつもお使いのエナジージェルにちょっとした工夫をすることで使いやすくなる方法をいくつか紹介します。私自身が無精なので面倒臭いことは基本しません。やったとしても続きません。私が日頃の練習やレースでちょっと使いにくいなと感じた時に浮かんだアイデアや教えてもらったアイデアを順次追加していきます。使う場面によっては劇的に使いやすくなったり、今まで不満だったことが消え去るように感じることもあろうかと思います。画像はアスリチューンですが他のサプリメントにも活用ください。これは便利だなと思ったらシェアしていただいて構いません。
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まずはセロテープを使った短時間でできる工夫を3点紹介します。
用意するのは使うジェルとセロテープだけです。
【その1】使い終わったジェルパッケージからの液だれ防止
使い終わったパッケージをポケットに入れたら液だれしてお気に入りのウエアを汚したことありませんか?
私はレースだけではなく練習でもアスリチューンを使っています。練習前にエナゲインを使い練習後には疲労回復のためにスピードキュアを使っています。またロング走の時にはエネルギー補給のためにポケットエナジーを使っています。
これらのうちエナゲインとスピードキュアは半液状のため非常に飲みやすく吸収も早く気に入っているのですが、気に入らない点がありました。それは練習前に使ったパッケージの処理に困るのです。もちろんゴミ箱があれば良いのですが、近くになければそのままポケットに入れておかねばなりません。間違ってもポイ捨てなんていけませんよ。そうすると飲みやすい半液状がアダとなり、完全に飲み干しておかないと垂れてきてウエアは体を汚してしまうのです。もちろん一般のその他メーカーの少し粘りが強いエナジージェルも同様でしょう。粘りが強いジェルだとベタベタして余計始末に負えないかもしれません。
ある時、練習前に使って手にパッケージを持ってゴミ箱を探しながら練習場所に向かっている時にふと良い考えが浮かびました。それはパッケージの口を内側にしてクルクル巻いてしまえば良いのではないかということです。早速試したところ小さくなるので、その時に履いていたウエストに収納部があるノースフェイスのショートパンツに納めたら漏れてきませんでした。しかし普通のポケットだとクルクル巻いたのが解れてきたらダメだと思い、その対策を考えたところ簡単にできるアイデアが浮かびました。
それが画像のセロテープです。
非常に簡単です。使う前にパッケージにセロテープを8cmくらい貼っておくのです。使う前だと忘れてしまうという方は買った時にまとめてやったら良いと思います。ただ貼るだけですから10個くらいなら1分でできます。
そしてジェルを使い終わったら貼ったテープを剥がしてからクルクルと丸めてからテープで止めるだけです。
ちなみに赤いパッケージのエナゲインを使い終わると青く変わるわけではなく、また裏面が青いわけでもなく、単に画像を撮るときに自宅のゴミ箱にエナゲインのパッケージが入っていなかったので、スピードキュアのパッケージを使いました。エナゲインでも、スピードキュアでも、ポケットエナジーでもこのように巻いてしまえばほとんど漏れることはないでしょう。基本中身は使い切っているわけですから。
また、レース中にいちいちテープを剥がして巻いて貼るなんてことはしません。もちろんしたい方はされても良いのですがレース中はポケットに入れておいてエイドで捨てます。少々タレようが一切気にしません。
この方法は普段の街ランや皇居練習だけではなく、トレランや山登りにも重宝すると思います。
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【その2】ジェルの封を開けやすく切ったカスが落ちないように
レース中にジェルの封が開けるのに苦労したり、切った封を落としたりしていませんか?
特に寒い時期のレースや雨天時は指が思うように動かずにジェルの封を開けるのに苦労することがあります。そんな時には口で開けようとしますが普段やらないことだから、変に切れて漏れてしまったり、場合によっては唇や歯ぐきを痛めたりしてしまいます。栓を回して開けるタイプであればレース前に一旦開けてから閉めておくことで、その問題はある程度解消します。また粉末状や顆粒状のスティック状サプリメントの場合には一旦切り込みの部分から少し開けてからセロテープで貼っておくなんてこともします。
アスリチューンのパッケージは簡単に開きますが、開けにくいパッケージは結構ありますので以下の方法を試してみてください。
私が開けやすいアスリチューンでもこのようにしている理由はあります。それは切り取った封の部分の処理に困るからです。小さいからポケットに入れておくといつの間にか落としているなんてことがありますし、そもそもレース中に余計な動作は省きたいです。またトレイルをされる方はゴミを捨てないように気をつけていると思いますが、知らずに落としてしますのを未然に防ぐことは大事なことだと思います。
その二つのことが15秒くらいでできる方法を紹介します。綺麗に仕上げようとすれば30秒。機能さえ充足すれば良いなら10秒でできます。
方法は上の画像のようにセロテープを貼ります。
次にセロテープを折り返します。そしてジェルの封に当たる部分のみ押さえて貼り付けます。ここでは仮止めなのでしっかり付けないでください。
最後はどちらか一方のセロテープの余りを下に折り曲げてパッケージに貼り付けて固定します。もう一方はそのまま貼り付ければ切り取り部分が大きくなります。
こうすることで封を開けた時の切りカスはそのままセロテープでパッケージに繋がっています。また取っ手部分が大きくなったので開けやすくなります。
ここまで書いてなぜパッケージに『OPEN▶︎ーーーー』と書かれているラインにセロテープを貼らないのか?雑な性格なのか?と思われた方も少なからずいると思います。もちろん少々雑な性格であるのは間違いありません。ただあえて『OPEN▶︎ーーーー』より下に貼っているには理由があります。このラインに貼ってしまうと、もともと簡単に封が切れるアスリチューンの場合、使う前に切れてしまう危険性があるのです。ここまで下に貼る必要はないと思いますが理想の場所を試してみてください。また画像左の長さは今回見やすいように長めにしていますが実際はこんな長くはしていません。それも含めて開けやすいポジションを研究してみてください。
【その3】掴みやすく中身を出しやすくするために
ジェルのパッケージにはアスリチューンのように柔らかくて薄いタイプと、少し厚みがあり硬いタイプがあります。どちらが使いやすいかは好みもありますが、私は柔らかすぎると掴みにくいと感じたことがありますし、中身を押し出しにくいと感じたことがあります。
そこでこんな工夫をすることがあります。特に手のひらが大きく薄いのは掴みにくいと感じる方にオススメです。薄いほうが使いやすいと感じる方はそのまま使えば良いと思います。あえて使いやすいのを使いにくくする必要はありません。
作り方は非常に簡単でまとめて何個かやるなら1個あたり10秒でできます。
見てのとおりパッケージの下を二つ折りしてセロテープで巻いただけです。セロテープがもったいないなら巻かなくても、止めるだけでも良いと思います。10秒かかりませんね。
拡大するとこんな感じになります。
こんな感じにすることで中身が上に集まり、飲む際に上をギュッと握れば中身が出てきます。下を止めていないとギュッと握っても下に逃げてしまうことがあります。またこの方がポーチやポケットから取り出す時に手に引っかかりやすいと思います。
アレンジとしてこんな使い方もあります。
例えばポケットやポーチにエナゲインと、ポケットエナジーを入れてる場合に形状は同じですので、取りたい方を取り出せないことがあります。この2種類は重さが2g違いますがパッケージ形状は同じですので取り分けられるのは非常に繊細な方だけです。
普通の方が間違えなく取り出すために、片方だけこのようにセロテープを貼っておけば、まず間違えることはないでしょう。レース中は極限状態で冷静な判断ができないことがありますし、余計な思考は疲労になります。極力考えないでもできることを増やした方がストレスなく走ることができます。もしレースの大事なところでエナゲインを飲もうと思って取り出したパッケージがポケットエナジーだったらがっかりすると思いますが、そんな些細なことが原因で調子を崩すことは多々あります。大袈裟と思うかもしれませんが、レース中のストレスを極小化するため、レース前にできることは可能な限り準備しておくことをおすすめします。