キャタピランで走りは変わる

キャタピラン

夏に書いた 靴ひもの結び方で走りは変わる その1
靴ひもの結び方で走りは変わる その2
靴ひもの結び方で走りは変わる その3は好評で未だに多くのアクセスをいただいています。

どんなに良いシューズ、足に合ったオーダーシューズを買っても靴ひもの結び方が悪ければ良い走りはできません。逆に良い結び方ができていない人が、正しく結び直しただけで確実に楽に走れるようになります。

試してみてください。

今日は、最近私が使っているキャタピランの結び方について紹介します。

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以前の巻き方の不満

キャタピラン

以前はこのように普通の靴ひもの結び方でした。

しかし、これはキャタピランを通すのが大変で、またフィット感が弱く強く締めると足の甲が痛くなりました。

そこでこんな結び方もしてみました。

キャタピランキャタピラン

キャタピランキャタピラン

キャタピランキャタピラン

これも良いようで、実際セッティングが面倒臭いし、効果を感じませんでした。

そうこうしているうちに、キャタピランでなくて普通の紐の方が簡単だしフィット感も良いと思うようになり、普段履きのシューズのみキャタピランを使うようになっていました。

まとめると、当時の不満は

セッティングが面倒臭い

ゆるいと不安に感じ締めると甲が痛くなる

締めると簡単に履けないし、脱ぐのも大変

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新しく試した巻き方

箱根駅伝などで活躍した濱矢さんが考えたとされるHAMAYA巻きのことは前から知っていましたが、試す気にもならずにいましたが、簡単そうなのでやってみて驚きました。

フィット感が素晴らしくなったのです。

きつくはないのに不安定さはない。しかもセッティングは非常に簡単なのです。

以下簡単に画像で説明します。

キャタピラン

外側に適量出します。私は2コブ出してますが、紐が長い人はもっと出しても良いでしょう。

残りは内側に全部引き出す。

キャタピラン

内側に引き出したキャタピランを、外側の2個目の穴の上から下に通します。

そして、内側の2個目の穴の下から上に通します。

キャタピラン

これを繰り返します。渦巻きのように巻いていきます。

キャタピラン

一番上まで持っていきます。

途中まではゆるゆるに感じるくらいで構いません。

セッティングが終わったら足を入れて足の甲の部分は締めすぎないで調節し、一番上だけ締めればフィット感はよくなります。

キャタピラン

そして左側のように余った上下のキャタピランを絡めたら完了です。

履くのも脱ぐのも簡単ながらフィット感は最高です。

神宮外苑24時間チャレンジでの使用感

12月19−20日開催の神宮外苑24時間チャレンジが寒く過酷なレースになりました。私は不調の状態でのレースとなりましたが、思いの他走れました。自己ベストには届いていないし、200キロにも届かない、198.5キロで25位という結果でしたが、深夜の4時間ほど睡魔からほとんど距離を積み上げることができなかったことを考えたら満足の結果でした。

100キロレースでも走り終わると足の甲が痛くなったり、靴擦れや肉刺ができることがありますが、24時間走ったのに、足トラブルはほぼ発生しませんでした。

足の甲が痛くなったりすると集中力を保つのが大変です。また痛みを避けるためにかばった走りをするとフォームが崩れてしまいます。

今回の走りには、このキャタピランの巻き方が大きく寄与しているとおもいます。

キャタピラン

2012年に走った時は、アウトソールがかなり片減りしましたが、今回はこのような状態です。

キャタピラン

片減りしやすい外側も目立つほどは減っていません。

適しているランニングシーン

私の個人的な見解ですが、シューズ内で足が動き易い急傾斜を走るトレイルには、巻き方を問わずあまり向かないと思います。今回の巻き方ではまだトレイルは走っていないので試して良かったらまたお伝えします。

適しているシーンはフルマラソンや、ロードの100キロなどのウルトラマラソンです。

キャタピランをお持ちでしたら試してみてください。

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