【開催報告】チャレンジ富士五湖試走セミナー

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4月9日に開催した、"チャレンジ富士五湖試走セミナー"は、告知期間が短いにも関わらず、5人の方にご参加いただきました。

今回は、参加者が0名でも開催しました。その理由として、4月16日開催の、"【第5回ウルトラセミナー】〜サロマ湖ウルトラ対策+チャレンジ富士五湖直前対策〜"でお話しする直前情報について、私が昨年まで走った記憶ではなく、実際にコースを走ることで、直前情報をお伝えしたいと考えたからです。

また、会議室で行うウルトラセミナーと合わせて、実際に現場を見て、走る中で重要なポイントを理解していただくことで、参加者がどれだけ理解度が深まるかを確認したいと思ったのです。

そのため採算はまったく考えておりません。交通費もカバーできませんが、いろいろ気付くことはありました。

今回チェックしておきたかった箇所は、コースの難所である60キロ手前の西浜中学校の登り坂と、95キロからの登り坂(40キロ過ぎの下り坂)、そして138号線を横切る際の信号待ちの時間です。

4月16日開催の、【第5回ウルトラセミナー】は、まだご参加いただけますので、ご希望の方はフェイスブックページのメッセージにてご連絡ください。

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開催概要はこんな感じでした。

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開催概要は以下の通りです。

開催日時

2016年4月9日(土)10:00〜15:00

集合場所

富士北麓公園駐車場 体育館前 現地集合現地解散 (山梨県富士北麓公園へのアクセス)

予定 試走コース

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富士北麓公園 〜 40キロ過ぎに通過するくだり坂を通って河口湖 〜 ドロップバック地点の西浜小中学校の登り坂 〜 西湖方面に向かって時間により折り返し 〜 西浜小中学校横の坂を下って、河口湖へ 〜 95キロからの激登りを登り〜ゴール会場まで 30キロ程度にする予定です。

途中、コンビニ休憩を入れつつ、補給方法やエイドでの過ごし方などプチセミナーを行います。

参加費

3,000円
ウルトラプロジェクト レギュラー会員は1,500円)
ウルトラプロジェクト ビジター会員は2,000円)

*傷害保険加入

アスリチューン3種類プレゼントします。

募集人数

10名程度

*参加希望者数が増えた場合はスタッフを増やして対応いたします。

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集合〜スタート

かなり早く到着しましたので、今回試走しないスタートから山中湖へ向かう道を少し走りました。

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渋滞に巻き込まれた参加者等を待ってから開催しました。

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まずは、交通ルールをきちんと守るなど注意事項を伝えてから、スタート地点となる陸上競技場を見てもらいました。

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また、ランニングシューズの紐の締め方が緩すぎるランナーが多いので、チェックしつつ、緩すぎず締めすぎないように結び締め方をお伝えしました。

靴ひもの結び方で走りは変わる その1で紹介していますが、締め付け具合の調整がうまくいかない方は、キャタピランで走りは変わるをご参照ください。

私は、復刻版のアディゼロジャパンを履きましたが、新品時には付属の靴ひものまま少しキツく締めて足の形に合わせてからキャタピランに交換するようにしています。

スタート〜河口湖

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スタート直後

全員でスタート直後の坂を登りながら、標高が高い点、スタート時は体が目覚めていない点などから、心拍数が上がりやすいので、この坂道はゆっくり走ることをオススメしました。

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また、メンバーからこの箇所は危ないとのことなので紹介しておきます。

下から登っていくとこのように見えるので分かりにくいのですが、近くに行くとこんな感じです。

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側溝の蓋がなく、118キロと100キロのスタート時は真っ暗なので、実際に落ちる方がいたようです。

結構深いので、ケガしてスタートから1キロでリタイアなんてことにならないよう気をつけてください。

この登りは600mくらいで40m程度登りますから結構キツイです。

長い下り坂

100キロ、118キロの場合は、スタートしてから約40キロ地点の下り坂です。

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参加者に、最上部から下まで距離を測ってもらいました。

そして、最上部から1キロ地点はここ。とか、この看板が見えたら残りどのくらいとか伝えながら下りました。

レースで残り距離が分かっているのと、分かっていないので大きな違いです。

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国道138号線の信号待ち

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昨年のコース変更で信号待ちは減りましたが、この信号は結構待たされます。帰りのゴール手前6キロくらいで再び待たされるので、信号の特徴を掴んでおくことは大事です。

他にも信号はたくさんありますが、この信号が厄介なのは直線道路上にある信号であれば、先の信号を見ながら捕まらないように、もしくは捕まるのが明らかであれば、ペースを落としたり、歩いたりして完全に止まる時間をなくすよう調整できますが、ここはカーブを曲がって信号が見えてから30mほどに信号があるのでほとんど調整できません。

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メンバーに、赤信号の時間と、青信号の時間を計ってもらいました。

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この信号については、どれだけ待ち時間が長いか時間で示すより、動画を見ていただいた方が分かりやすいので、【第5回ウルトラセミナー】で、実際の動画を見ていただきます。

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場所はこの辺りです。

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この信号を通過後、河口湖までは多くの信号が待ち構えていますが、目前の信号だけではなく、先の先まで見える信号をチェックしながら調整して走ってください。

また、信号に捕まってもイライラしないでください。

河口湖〜西浜中学校〜西湖手前〜河口湖

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河口湖先のエイドステーション

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この画像はエイド地点を通過後に撮影しましたが、私は昨年このエイドをスルーしました。

理由は、エイドがコースから、30m程奥まった坂を下った先にあるので、水だけであれば時間の無駄とスルーしましたが、その先のエイドまで5キロほどあるので喉が渇いた記憶があります。今年のエイド設置位置は分かりませんが、今年は常に150ccほどのドリンクをソフトフラスクに入れて身につけておこうかと思います。もちろん、すべての参加者に対してこのエイドをパスした方が良いとオススメしているわけではありません。

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その後は、河口湖湖畔を走ります。

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同じような景色が続きます。

西浜中学校下

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ドロップバック地点の西浜中学校に向かう道は、勾配の厳しい坂道です。

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こうして下から見ると大したことないように見えますが走ると結構厳しいです。

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歩道と車道を仕切るブロック等はなく、自動車が近くを走るので気をつけてください。レース中混雑していても、白線の外側を走らないようにしてください。自分の身を守るのは自分の行動次第です。

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注意していただきたいのは、制限時間ギリギリの方は、この辺りで速い選手とすれ違うと思います。

片側通行でも狭い道ですのでお互い気をつけて下さい。

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この左側がドロップバック地点です。

ここから先もきつい登りが続きます。

今回はこのトンネル手前で折り返しました。

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レースでのご注意

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上に書きましたが、実際は白線の外側に出ないようにすれ違うのは難しい狭さです。また自動車だけではなく、自転車やバイクも通りますし、歩行者がいるかもしれません。

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このくらい間隔をあけてくれる自転車だけではなく、ぶつかるのではないかと思うくらい近くを通り過ぎる自転車もいます。

小海公園付近

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この分岐は注意してください。

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道なりだと右ですが、コースは左の湖沿いです。ボリュームゾーンは前のランナーが見えるので間違えることはないと思いますが、10時間以内で走る方は、前のランナーが見えないこともあるので間違いやすいです。誘導員がいないこともあるそうです。

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小海公園横の道の駅で休憩しました。

補給しながら歩く

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今回は補給しながら歩くと、どのくらい先まで歩けるか試してもらいました。

本人も驚くほどの距離を進んでいました。4分少し早く歩けば400mくらい進みます。

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毎年、この辺りは風が強いような記憶があります。またコースが単調なため眠くなってきます。

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河口湖〜ゴール

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河口湖を過ぎると残りは8キロ程度ですが、国道138号線に向かう道はダラダラした登りでキツイです。またサブ10前後のランナーは日差しが厳しいので喉が乾く場所でもあります。

138号線通過時のご注意

信号待ちについて記載しましたが、帰りも同様です。

最後の長い登り

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エイドから最高点までどのくらい距離があるかを把握しておくだけでも違います。

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今回は、ペースが落ちた時に戦略的に歩く方法を伝え試してもらいました。歩き方を変えるだけで気持ちも変わりますし、スピードも変わります。

コース最高点〜ゴール

最高点を登ってからゴールまでは下り基調ですが、一箇所長い信号待ちを強いられる交差点があります。青の時間が非常に短いので目標タイムギリギリの時は結構イライラしますが、交通ルールおよび係員の指示に従いましょう。

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ここを左折すれば下り傾斜はきつくなります。脚が残っていればここでたくさんのランナーを抜くことができます。

試走終了

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参加者のみなさまお疲れ様でした。

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走った高低図はこんな感じです。

終盤の登りで少しギザギザがあるのは、私が最後尾のランナーの位置から、先頭ランナーに追いつくためにキロ5'45ペースで最高点付近まで登ってから、再び下って最後尾ランナーの位置までいきました。

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私は少し余計に走っていますので、参加者の走行距離は34キロ弱と思います。

セミナーの内容

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以下は、募集時に書いた内容です。

・チャレンジ富士五湖コースの難所を中心に実際に走ってもらう。

・フルマラソンなどではない、信号待ちによるストップアンドゴーを体験してもらう。

・コンビニ休憩により、疲れた時どのような物を食べたくなるかを体感してもらう。

・ところどころで休憩しながら、レースペースや補給などウルトラマラソンに必要なことをお伝えします。

・戦略的に歩くとは何かをお伝えし、実際にしてもらいます。

・その他


実際、いろいろなことをお伝えすることができました。


今回はアスリチューン3種類だけではなく、高濃度酸素水ランプラスウオーターを試してもらいました。

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