東宮御所(赤坂御所)コースマップ 〜安全に走ろう〜
迎賓館や、東宮御所、赤坂御用地などの周辺を走るこのコースは、東宮御所と呼ぶ方と、赤坂御所と呼ぶ方に分かれます。どちらが正しいということはありませんが、ランナーにとってはどちらも同じ場所と思っていただければよいでしょう。
東宮御所(赤坂御所)は 皇居や神宮外苑とともに、都内のメジャーランニングスポットの一つです。1周3.3キロなので、3周すればほぼ10キロと分かりやすいコースです。ガーミン920XTJで計測したところ累積標高は30mとかなりアップダウンのきついコースです。登り坂を生かして心肺機能を追いこむには良いコースです。
しかし、メジャースポットの中では空いているランニングコースでしたが、2015年10月20日から織田フィールドが改修工事に入り、半年間使用できないことから、従来以上の混雑が想定されます。また、狭い箇所や、見通しの悪いカーブが多いことから事前に危険箇所を把握した上でランニングをお楽しみください。
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コース説明
コース位置は上記の通りです。一箇所直進せずに左に折れる箇所さえ間違わなければ、迷うことなく周回できます。
高低図はこのようにアップダウンがあります。この高低図のスタートは迎賓館前です。
迎賓館の前にはこのような広場が広がっています。このあたりで待ち合わせをしているランナーが多いと思います。
国内外の要人が集まる迎賓館ですが、初めて見た時美しいと思いました。
今回はこの前からスタートしました。周回路なのでどこからスタートしても構わないでしょう。
少し狭くなっているので注意してください。
スタートしてすぐのカーブはいきなりブラインドコーナーです。歩行者や自転車が飛び出てきても衝突しないよう注意してください。
カーブを抜けると、このような歩道になります。注意して欲しいのは、街路樹の根が歩道を持ち上げているので凹凸があります。
拡大すると、こんな感じです。
さらに拡大すると、このような大きな膨らみになっています。気付かなければ躓きやすいです。このような箇所が何箇所かあります。木の根の前は膨らみがあると思って走ってください。
また、この時期落ち葉があります。乾いているならさほど滑ることはありませんが、降雨後は危ないです。
日陰もありますので、寒い時期を走る場合は路面凍結にも気をつけて下さい。
この交差点を直進すると神宮外苑です。歩行者や自転車が多い箇所です。
このように内側を走ろうとすると、カーブの先から自転車が来ると衝突してしまいます。
その先が青山一丁目交差点となります。
ここは歩行者や自転車が多いので非常に危ないのでご注意ください。
地下鉄の出入り口がある箇所は見通しが悪く、徐行してください。また、内側を走ろうとしないで、アウト・アウト・アウトを心がけ遠回りすれば見通しは良くなります。
青山通りを赤坂見附方面に向かって走る直線です。ここは見通しが良いので走りやすいです。
ここを直進すると、赤坂見附駅の方に向かってしまいます。左に折れてください。
このような街並みになります。
ここからは道が狭く、また電柱等の障害物が多いので注意ください。
こんな場所もあります。
ここは見通しの良い直線ですが、この先は鋭角に曲がるカーブになります。
見通しは悪くありませんが、ほぼ直角に曲がるので走りにくいです。
分かりにくいですが、このような段差でも躓くことがあります。
この先を左に折れるとスタート地点に戻ります。
迎賓館の正面道路に戻りました。
迎賓館前の広場を迎賓館側から撮影しました。
3.3キロのコースには、下記画像のような登りもあります。
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練習の組み立て例
*以下の練習に関しては、走行専用レーンではなく一般歩道であることを考えて、行う場合は時間帯や人数に充分に配慮してください。
今まで紹介したコースの中で一番ランナーは少なく、また青山一丁目周辺を除いて歩行者も少ないコースですが、見通しの悪いカーブが多く、また路面の凹凸が多いので、スピード練習には適さないコースです。
オススメとしては、コースに視覚的変化があり、またアップダウンもあるので、脚作りのために余裕を持ったペースでのロング走、もしくは、見通しの悪い箇所・混雑している箇所でペースを落とすことを前提にペース走などもよいと思います。
注意したいこと
東宮御所(赤坂御所)は、皇居外周や皇居前広場、神宮外苑、代々木公園と同じく、走行専用レーンではなく一般歩道ですから、ランナーも歩行者としての常識やマナーが必要です。(駒沢公園ジョギングコースは走行専用レーンですからランナーに優先権があります。)
優先権の無い一般歩道ですから、集団走行やスピードを出す練習には本来不向きです。ランナー以外の歩行者から見たら暴走行為に映ることもあるでしょう。そうならないためにも、行う際は時間帯や人数などを考えて、危険と思わせないような配慮が必要なのです。
もちろん歩道ですから、歩行者として常識的に行動すれば、歩こうが走ろうが、自由だと思います。
しかし、数年前に制定された皇居ラン自主ルールは、ランナーが増えたことも要因ですが、歩行者から見て怖いと感じる場面が増えたことにより制定されたのです。
ロードでもトレイルでもランナーの走り方次第で、ルールができます。そしてそのルールを守れないランナーが多いと禁止になります
トレイルランが禁止されたコースもありますが、自分はそんな危険な走りはしていないと言っても禁止されたら走ることができません。
走ることが窮屈な世の中になるかどうかはランナー一人一人の常識やマナーで変わってきます。
以下記載したことは、『怪我しない』、『事故を起こさない』、そして『ランナー以外の歩行者から見て危険と思われない』ために必要と考えることです。
・集団で走るときは広がらずに走りましょう
・余裕をもったスピードで走りましょう
・どのような練習をするにしても1周はジョグしましょう
・見通しの悪いカーブは特に注意しましょう
・木の根の膨らみに注意しましょう