サロマ湖100kmウルトラマラソン攻略法 その4(補給計画)

サロマ湖

日本最高峰の100キロマラソンであるサロマ湖100kmウルトラマラソンについて、いろいろな情報をまとめていこうと思います。サロマ湖100kmウルトラマラソンの大会ホームページを見れば簡単に見つかるようなデータもありますが、それだけでは作る意味がないので過去走った経験等も含めて紹介します。


攻略法その1はこちら

攻略法その2はこちら

攻略法その3はこちら

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サロマ湖100kmウルトラマラソンの補給計画について

ウルトラマラソンにおいて非常に重要な補給について紹介します。

エイドステーション(給水所)の配置と提供物

先日送付された大会パンフレットとネット検索した記事において多少の修正があったようですが、大きな差はないので多少アレンジして掲載しました。また給水所で提供する補給食の内容は変更になることがあると記載されています。

*これは2015年の資料です。参考程度にしてください。詳しくは開催年のパンフレットおよび大会ホームページ等確認ください。

距離
(水あり)
スポーツドリンクレモン、アメ
バナナ、梅干
その他
5.0km
10.0km
12.5km
15.0km
17.5km
20.0km
22.5km
25.0km
27.5km
30.0km
SPドリンク
オレンジ、黒砂糖、チョコレート
32.5km
35.0km オレンジ、あんぱん、スイカ
37.5km
40.0km オレンジ、スイカ、黒砂糖、アンパン
42.5km
45.0km オレンジ、スイカ、チョコレート、アンパン
47.5km
49.0km
52.0km
54.5km
【荷物預け】
おにぎり
57.5km
60.0km オレンジ、黒砂糖、チョコレート
63.5km
SPドリンク
68.0km
69.0km ベーグル、リボンナポリン(炭酸飲料)
72.5km
73.8km
77.5km
80.0km
SPドリンク
オレンジ、黒砂糖、チョコレート
82.5km
85.0km 黒砂糖、スイカ、リボンナポリン
87.5km
90.0km オレンジ、おにぎり
*以降は折り返しのため80〜87.5キロ地点の給水所と同一

スポーツドリンクがない給水所が、スポーツドリンクを提供する給水所の間にありますが、ここのイメージとしては大きなポリバケツに入った水と杓子があり、主に体に水をかけるために使っています。喉が渇いた時には私も飲みますがテントがあり紙コップが並んだ給水所ではありません。2014年大会のように非常に暑い大会になると5キロごとの給水では追いつかないので重宝しました。また暑いときに水かぶりは体温を下げる効果がありますのでぜひ活用ください。

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スペシャルドリンクについて

(注)2016年大会より登録の部のみとなりました。

上記一覧表のとおりスペシャルドリンクは30km/63.5km/80kmの3箇所に置くことができます。

容器の大きさ等・・・高さ20cm以内の容器にナンバーを記入

スペシャルドリンクをうまく活用するための注意点をいつくか紹介します。

・ある程度ランナーがばらけている位置で到着できるランナーであれば大会スタッフが無線等でゼッケン番号を伝えて用意してくれることがありますが、基本自分で探すので見つけるのに時間がかかったり、最悪見つからないこともあります。その時にスタッフに怒ったりしないでください。怒っても見つかるわけではないし、自分自身の精神安定上もよくありません。見つからなければ忘れて走りましょう。また毎年目にするのは30kmで受け取ったスペシャルドリンクの容器が結構先の地点に放置されていることです。地元の支援を受けて開催されていることを考えて捨てる場所はしっかり考えましょう。

・2014年のように気温が高くなると30km地点はまだしも、63.5km地点では準備してから長時間暑い中に置かれているため、中身が傷みそうなものは止めたほうがよいでしょう。何が傷みやすいかどうかの判断基準は簡単で、例えばそのドリンクを暑い日に庭に置いておいて、どのくらいの時間なら飲める気になるかでも良いと思います。乳飲料や果汁等も飲む気にならないと思います。

・例えば多少タイムロスになりますが、粉を入れておいてエイドの水でシェイクして飲むのも良いかもしれません。

・また開封しなければより安全な状態で飲めますが、そのドリンクのパッケージがそのままだと、同じドリンクを用意したランナーに間違って持って行かれてしまうこともありますので、パッケージの周りをカラービニールテープで覆ってしまう等工夫したほうが良いでしょう。

・私が活用している方法はジェル等をドリンクに巻きつけておきます。例えば荷物預けエイドは54.5kmですが30kmのスペシャルドリンクに2個巻きつけておくならスタート時点で体に身につけるジェルは2個少なくて良いわけです。またウイダーインゼリーのような重たいゼリーはスペシャルに置くのも良いとでしょう。

サロマ湖

上の画像は2015年に主に使ったサプリメントです。

身につけて走るのはアスリチューン・エナゲインアスリチューン・ポケットエナジーと、BCAAを追加で取りたいときに不定期に アミノダイレクトを使う予定です。アスリチューンは加工済みですが、アミノダイレクトはこれから角を丸めます。丸めないと肌を傷つけることあるので要注意です。またさほど切りにくくはないけど、当日は冷え込む予報だから雨でも降ろうものなら指がかじかんで封が開けられない可能性があるから前日に切り込みを大きくしてからセロテープで止めます。

サロマ湖

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私の補給計画案

大会主催者が用意するエイドステーションの補給食だと良い走りをするのは厳しいように思います。もちろん毎年自分では一切ジェル等の補給食を持たずに完走される方もいるでしょうが大半はエイドステーションを活用しつつ、自分でもエネジージェル等を用意しているでしょう。自分の補給計画が出来上がっている方は以下に掲載するのは参考にする必要はないでしょうが、参考までに私が今年考えている補給計画を紹介します。もちろんレースまでに変わる可能性はあります。


自分で用意するエナジージェル以外に関してはこんな感じを考えています。

・給水は5kmごとに必ず取る。もし暑くなり5kmで足りなければ2.5kmの給水所も活用する。
・エイドステーションで主に補給するのはフルーツです。特にスイカは普段は食べないのに食べます。水分が多いしエネルギーも入っているし補給食には最高です。


その他気象コンディションにより塩飴や塩タブレットなどを用意します。またアスリチューン・エナゲインにもBCAAは入っていますが、疲労具合によりスティックに入った粒状もいくは粉末のBCAAサプリメントを使います。

具体的にエイドステーションの表に盛り込んでみます。

距離ジェル使用ジェル残数その他
スタート 赤:1、黒:1 赤2、黒4 スタート40分前に黒、20分前に赤を摂取
5.0km
10.0km
15.0km 黒:1 赤2、黒3
20.0km 赤:1 赤1、黒3
25.0km 黒:1 赤1、黒2
30.0km
SPドリンク
スペシャル摂取
35.0km 黒:1 赤1、黒1
40.0km 赤:1 赤0、黒1
45.0km 黒:1 赤0、黒0
52.0km
54.5km
【荷物預け】
ゼリー飲料 赤3、黒3 赤3、黒3を補充
60.0km 赤:1 赤2、黒3
63.5km
SPドリンク
スペシャル摂取
69.0km 黒:1 赤2、黒2
73.8km 赤:1 赤1、黒2
80.0km
SPドリンク
スペシャル摂取
85.0km 黒:1 赤1、黒1
90.0km 赤:1 赤0、黒1
95km 黒:1 赤0、黒0
ゴール 青:1
赤:アスリチューン・エナゲイン
黒:アスリチューン・ポケットエナジー
青:アスリチューン・スピードキュア

スペシャルドリンクの中身は決まりましたら掲載します。気温等にもよっても変わっていますから直前まで決まらないかもしれません。ただ63.5kmと80kmのスペシャルドリンクはカフェイン入り炭酸飲料を置くのが有力ですが、スープ等を置くかもしれません。

アスリチューン購入サイト

上記で紹介したアスリチューンに関しては下記サイトにて購入できます。注文がギリギリになった場合にいつ到着するか心配であればメーカーに確認してください。

アスリチューン購入サイト

アスリチューン


また赤や黒を併用する場合は取り間違えをしないようにジェルパッケージへのお手軽な工夫を試してみてください。
また他メーカーのジェルであってもこれらの工夫をすることで使いやすくなるかのしれませんのでお試しください。

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