昨年のトラブルを繰り返さないために〜2019みちのく津軽ジャーニーラン〜⑤

歩く時間が長くなった時にしたこと〜2019みちのく津軽ジャーニーラン〜④

歩く時間が長くなった時にしたこと〜2019みちのく津軽ジャーニーラン〜④ から続く

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昨年のトラブルに関しては下記のリンク先記事に書いていますが、羅列するとこのような状況でした。

・大量の発汗による股擦れ

・前脛の痛み・浮腫

・足首が日焼けによりⅡ度の火傷

股擦れが酷くなり、庇った走り方をするうちに左前脛が痛くなり走れなくなった。痛みを緩和しようと締め付けが強くなったソックスのゴム部を折り返したところ、そこには日焼け止めを塗ってなかったので、強い日差しにより、いくつもの水膨れができる火傷を負ってしまったのです。

前脛の痛みはズームフライを履いていたことにより負担がかかったのが原因か、暑さにより電解質バランスが崩れ足首が浮腫、シューズがキツくなったことが原因かは分かりませんが昨年のレース後には浮腫が原因だと感じていました。

灼熱のみちのく津軽ジャーニーラン その4〜スネの痛みの原因〜

また、痛いのは左だけで、右が大丈夫だった理由も自分なりに考えていました。

昨年はこれらトラブルにより、ラスト100km以上(記事によると118km)歩かざるを得なくなり、その結果、日差しがまだ弱い翌朝にゴールする予定が、夕方近くまで非常に強い日差しをずっと受けることになったのです。

また、終盤は気力・体力も限界で歩いて進むのも困難になり、少し歩いては止まってうずくまるような状態になり残り5kmが途方もなく遠く感じました。

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今回の最大の目標は、健康な状態でレースを終えたい。という理由は昨年の記事を読んでいただければ分かると思います。

ウルトラマラソンをするランナーは痛みや苦しみが好きなんだ。という方もいますが、そんなことはないと思います。

少なくとも私は痛いのも苦しいのも嫌いだから、そうならないように準備をして、工夫をして、レース中に対応しているのです。

昨年の記事を読んだこともありシューズをどうするか迷いました。サロマで履いたヴェイパーフライ4%が良い感じでしたが、もう1回100kmで使いたいので外しました。現地にはHOKA oneone カーボンX、ズームフライSP、アディゼロジャパンブースト3を持ち込み、前夜まで悩んだ結果、ズームフライSPにしました。昨年ら前脛を痛くした時に履いていたズームフライと同じソール形状のシューズですが、脛が痛くなったことは、この時以外は記憶にないので、浮腫が原因と考えることにしました。

スタート前の状態です。

インソールはカーボンXのモノです。

よくやることですが、足を入れた時の感覚が微妙にしっくりこない時に、他のシューズのインソールを入れるとしっくりくることあります。今回はフルマラソンや100kmマラソンなど含めてだいぶ履いたシューズなのでインソールがヘタっていて、中でズレる気配を感じたのも入れ替えた理由です。

念のために両面テープでインソールがズレないように固定しました。

アウトソールもだいぶ減ってるので、このジャーニーランで履き納めだと思っていました。

また、シューズのフィット感を確かめる時に大事なことはソックスとのマッチングです。もちろんこの時は大会で使うアールエル メリノウールソックスを履いて確認しました。

こちらは177km走って洗濯した後のアールエルのソックスです。見た感じ、擦れて生地が薄くなっている部分などはありません。ソックスに関しても、シューズ内で動けば摩擦が生じて痛みが早くなります。

こちらはType-MSというタイプです。丈が長いデザインは私は好きではないので、最近はこのタイプを好んでいます。

CP4の鰊御殿にドロップバッグを置いていて、履き替え用のソックスを置いているだけではなく、大量の発汗や水被りで靴擦れが起きそうなら履き替えが出来るようバックパックにもアールエルソックスを入れておきましたが、履き替えることなくフィニッシュしました。

ウェアや下着はCP4で着替えましたが、ソックスを変えなかった理由は、そこまで靴擦れの前踏まれもなく良い状態だったのを崩したくなかったからです。

私がこの大会後に比較的ダメージがなく、走りはじめることができた理由の一つとして靴擦れなどにより足の指などを痛めなかったことが挙げられます。

そもそも靴擦れや肉刺などできるとフルマラソンでも痛みとの戦いになりますが、ジャーニーランなどでは、痛みが出てから100kmとか丸一日とか走らねばならないわけですから凄いストレスになります。またその痛みを緩和しようと走り方を変えることでバランスを崩し筋肉や関節にも負担をかけてしまいます。

そのような状態でゴールすると回復には時間がかかります。もちろん靴擦れが原因でリタイアするランナーも少なくありません。

長時間走るレースになればなるほど、靴擦れしにくいソックスが必要になるのです。

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さて、レース前に行ったことは、昨年のような予期せぬ日焼けを防ぐためにソックスやウェアで隠れる部分にも日焼け止めを塗りました。日差しを直接受ける部分には重ね塗りしました。

日焼け止めは、アグレッシブデザインのファイターです。今回は顔・首筋は二度塗りしましたが、今回のように長時間にわたり直射日光を受け続けるレースなら三度塗りがオススメです。顔・首筋→腕→脚→顔・首筋→腕・・・という具合に塗っていくと日焼け止めが乾いた上に重なっていくので強くなります。

余談ですが、アグレッシブデザインはモータースポーツの潤滑油などでトップブランドのWAKO’Sが立ち上げたブランドです。このように自動車のタイヤなどと一緒に写すとやはりマッチングが良いと感じました。

脚は重ね塗りしなかったので、多少日焼けしましたが、日焼けでヒリヒリするようなことはありませんでした。

昨年はこの道のもっと手前から股擦れが酷くなり苦しんだので、ここに同様のトラブルなく来た時はホッとしました。

今年も湿度が高くまとわりつくような汗が皮膚を覆い、股擦れしやすい状態でしたが、ウェットティッシュで汗を拭き取り、擦れ防止クリームを塗ることでトラブルを回避できました。

また、前脛が痛くならないように、コンビニ休憩した際に、シューズを脱いでソックスをめくって足底や足首周りを含めてマッサージクリームを付けてマッサージしました。もちろん太ももや脹脛もです。

マッサージすると、意外と張りが強いことや足首が多少浮腫み始めていることに気づきました。マッサージをしなかったら、昨年同様痛くなっていたと思います。

この記事を書いていて気付きましたが、このシューズを脱いで足底をマッサージしたことにより、シューズの靴ひもを締め直す際に、その時の最良のフィット感を出すようにしましたが、多分シューズを脱ぐ時より微妙に緩く結んだかもしれません。このわずかな調整ができたのも、いったんシューズを脱いでマッサージをしたからです。

2019みちのく津軽ジャーニーラン⑥に続く



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