箱根駅伝で使用されたシューズを深掘り

箱根駅伝が終わり1週間以上経ったので少し記事を書きます。箱根駅伝のタイミングで書いた方がアクセスは増えますが、似たような記事ばかりでうんざりされている方も多いと思うので時期をずらしました。

年末年始から多数の媒体で箱根駅伝にまつわる記事が相当数掲載されていて私も読みましたが、良い記事はいくつもありましたが、こちらの記事はその一つです。

〈シューズで見る箱根駅伝2024〉ナイキまさかの過半数割れ、アシックス大躍進でシューズ戦国時代へ!

シューズについて書かれた記事はかなり多いのですが、中にはランニングについて知らない素人が書いたようなどうしようもない記事もありますが、こちらの記事の情報量は飛び抜けています。さすがEKIDEN Newsと思いました。

この記事について触れる前に、箱根駅伝関連の記事は大きくこんなカテゴリーに分かれていると思います。

大会前

  • 大会前の順位予想
  • 注目選手紹介
  • 監督の戦略
  • 歴代記録や過去の出場選手など振り返り
  • 箱根駅伝開催の弊害などネガティブな話

大会中・大会後

  • 大会経過・大会結果
  • 活躍した選手、注目選手の結果や感想
  • ランニングシューズ
  • 監督の談話
  • 箱根駅伝開催の弊害などネガティブな話
  • 世界に通用するためには的な大上段に構えた記事

最近、読んで嫌な気分になる記事は、世界に通用するためには的な大上段に構えた記事です。

その点、ほぼ客観的事実だけで構成した上記リンクの記事は素晴らしい内容です。

記事を読んでほしいのですが、シューズ名称も細かく掲載しています。カラーが違うだけのナイキ駅伝パックは製品名の後にEをつけたりほんと緻密です。

この記事を読み、商品名をチェックして気づいたことを何点か書きます。

まず、記事の一覧は細かすぎるので、私なりに整理しました。

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メーカー・モデル別使用者数

駅伝パックなどカラーが違うだけの製品は一緒にしています。

メーカー別シェアでは一時はほぼNIKEのワンメイクレースでしたが、さまざまなメーカーが鎬を削る健全な状態になってきました。

記事ではアシックスの躍進とありますが、私はアシックスはこのくらい増えると思っていたので驚きはありません。今回一番驚いたのはプーマの躍進です。

メーカー別は上位からナイキが98人、アシックスが57人、アディダスが42人、そしてプーマが20人。この4社だけで217人です。230人が走っているので、その他メーカーの比率は5.7%しかありません。ただ一時はナイキ以外がこのくらいしかなかったのだから大変動です。

また、10社のシューズが箱根駅伝で使われたと言うことも大きいでしょう。

商品・モデル別にも分けてみました。判断に迷ったのはプロトタイプをどうするかで、例えばアシックスメタスピードエッジ+とメタスピードエッジ+プロトを一緒にするか別にするかです。考えた上で別にしましたが、理由はプロトタイプは製品名は分かりませんがアシックスメタスピードエッジ+2のような時期モデルとして発売されるシューズだからです。

アシックス・メタスピードにはプロトタイプが3種類あるようでスカイ+、エッジ+と、もう一つあります。どのような特性かは分かりませんが16人が選択したのだから、良いシューズなのでしょう。

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アルファフライ3とヴェイパーフライ3の評価

私がレースで履くことが多いナイキのモデルを見るといろいろ感じました。

ナイキのレーシングシューズは、アルファフライと、ヴェイパーフライがあり、それぞれモデルチェンジを繰り返して、最新のバージョンは、アルファフライ3と、ヴェイパーフライnext%3になります。モデルチェンジにより最新技術や最先端の素材などに変わるので、通常であれば最新のモデルを選択する選手が多くなると考えられます。

ナイキが厚底カーボンシューズの初期モデルであるヴェイパーフライ4%を発売した頃は、箱根駅伝に出る選手でも入手困難だったと言われてましたが、今はそこまでの困難さはなく、また各メーカーもサポートしている大学や選手にはプロトタイプなど提供して、選手は気に入れば履くような形態だと思われます。

しかし、最新のアルファフライ3よりアルファフライ2が多く、ヴェイパーフライnext%3と既に販売していないヴェイパーフライnext%2は同数なのです。

アルファフライ3に関しては一般販売が1月4日なので提供された選手しか履くことはできませんから、なんとも言えませんが、ヴェイパーフライnext%3を履かずに、もう新品を発売していないヴェイパーフライnext%2を履く選手が31人もいるのに驚きました。もう一つ前のヴェイパーフライnext%が最近では一番評判が高いモデルですが、流石に今回は履いてる選手はいませんでした。

ただ初代アルファフライはニューイヤー駅伝で履いている選手がいましたが、箱根駅伝でも3人が履いていました。こちらも新品はもう入手困難ですが、私自身かなり気に入っているシューズです。

ヴェイパーフライに関しては、旧モデルを選択する選手がかなり多かったということは、next%3を選択しない選手が多かったということであり、旧モデルのnext%2を選んだ選手以外は、他のメーカーを選択した。そのことによってナイキはシェアを落としたと言えるでしょう。

アルファフライシリーズ

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ヴァイパーフライシリーズ

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8万円のシューズ

アディダスは8万円のシューズで話題を集めたアディオスプロエボ1は少量提供されたようですが、アディオスプロ3は30人が履く人気シューズでした。

モデル別ランキング

既に一部紹介しましたが、モデル別にランキングを作ってみました。

上位4モデルはほぼ同じ使用者数ですが、その次にプーマFAST-R NITRO ELITE2が続いています。20人の選手が履いたのだから注目度は高いです。

このシューズはショップで手にとって見ましたが、カーボンプレートがつま先側に少し飛び出させることで、より強い反発力を狙ったモデルです。私自身、結構気になっているモデルです。

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ユニフォームメーカーとシューズメーカー

先程、ミズノは国士舘大の選手が5人履いた以外は着用した選手がいなかったと書きましたが、国士舘大のユニフォームはミズノです。

23大学がどのメーカーのユニフォームを使用しているかを調べて、そして大学ごとにどのメーカーのシューズが履かれていたかを一覧にしてみました。

以前、青山学院大は、アディダスのサポートを受けユニフォームを着用しているのに、レースではほぼ全員がナイキを履き、表彰式になると全員がアディダスのシューズに履きかえて登壇するということがありました。これはそのような契約なのでしょう。

ただ、ユニフォームのメーカーとどのような契約かは大学により濃淡はあるでしょうが関係は深いはずです。メーカーとしても、箱根駅伝で自社のシューズを履く選手が多ければかなりの宣伝効果になるので、プロトタイプや製品を提供しているでしょう。

まず、以下の一覧表を見てください。黄色でマークしたのがチームのウェアのメーカーです。

ナイキのユニフォームを着用した5大学50人の選手のうちナイキのシューズを履いたのは37人です。東海大は全員、中央大は9人です。

念のため書いておくと、メーカーは大学とスポンサー(サプライヤー)契約を結ぶ以外に、高校時代(中には中学時代)から有望な選手とはスポンサー(サプライヤー)契約を結んでいます。そのような場合は大学はナイキと契約を結んでいても、選手は契約しているメーカーのシューズを履くようなケースは多々あるでしょう。また今回一覧表を作ってみて感じたのは、大会で履くシューズを縛るような契約にはなっていないのでしょう。契約に関してはマル秘事項でしょうから当事者でないとわかりません。

ミズノは苦しい

私も年末に購入したミズノWAVE REBELLIONは5名が着用しましたが、全員が国士舘大の選手で、他大学の学生着用率は0です。

また6大学60人がミズノのユニフォームを着用しましたが、ミズノのシューズを履いたのは国士舘大の5人だけです。おそらく国士舘大以外の選手も練習などで試したでしょうが、箱根駅伝では使われなかったのです。

ナイキは22大学の選手が使用

上記表から1名でも履いてる選手がいる大学数を見ると、ナイキは帝京大以外全大学の22大学、アシックスは20大学、アディダスは16大学、プーマは9大学です。

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やはりナイキ、アシックスが人気

上記表から、ユニフォームメーカーのシューズを履いた選手を除外したのが以下の一覧表です。

この一覧表の数値は、大学とスポンサー・サプライヤー契約などの関係性がないメーカーのシューズと言うことです。

要は選手自らが選んだメーカーと言うことになります。そのような観点で見ると、ナイキはダントツの61人です。

ユニフォームとシューズ着用人数

このような一覧にすると、やはりナイキが選手に選ばれていることが分かります。

ただ、今の大学生が高校生だった頃には、既にナイキの厚底カーボンシューズが人気を集めていて、それからずっと履いている選手が大半だと思われます。選手にとってシューズを変えることはリスクでもあるので、同じような性能なら変えないでしょう。その意味では昨年よりナイキが減っているということは他メーカーの追い上げが凄いと言うことでしょう。

ナイキヴェイパーフライnext%2は良かったが、next%3は合わないと感じた選手がアシックスメタスピードシリーズや、プーマを履いてこれは良いと移行したケースは少なくないと思います。

キロ3分前後でハーフを走る箱根の選手と、市民ランナーでは選ぶシューズはもちろん変わってきますが、現時点で私が気になるのは先日買えなかったアルファフライ3と、プーマFAST-R NITRO ELITE2です。

もちろん、シューズが走るわけではなく、走るのは選手ですが、シューズによりタイムは変わってきます。その意味では選択肢が増えたことは市民ランナーにとっても良いことです。

さまざまなシューズを試すイベントなどあれば実際に履いてみることオススメします。

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