季節外れの台風により、明日開催のマラソン大会に大きな影響を与えています。
Yahoo!天気によるとまず直撃は避けられない感じですが、スピードは気象予報士でも読めないのだから素人の私に分かるわけがありません。
以下の天気図などは、Yahoo!天気の予報のキャプチャーです。
現時点の予想進路だと明日15時くらいに紀伊半島の下あたりに来そうです。
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明日夕方までの雨量予想です。
明日は横浜マラソン、水戸黄門漫遊マラソン、しまだ大井川マラソンなど太平洋側の大会とともに、富山マラソンや金沢マラソンなど日本海側の大会が開催されますが、富山と金沢は太平洋側よりは雨量が少なめです。
大会主催者は参加者やボランティアスタッフの安全を第一に考えて開催するのは言うまでもありません。
ただ気温が高い時期に開催された大会は常に熱中症リスクはありますし、アウトドアスポーツである以上、リスクをゼロにすることは出来ません。イベント開催の意味とリスクのバランスをとる必要があります。
今回それぞれの主催者は季節ハズレの台風に頭を悩まされた上で、最適の判断をしたのだと思います。
参加するランナーは、走りたい気持ちで一杯でしょうが、万が一台風によりたくさんのランナーが犠牲になるような事故が起これば主催者の可否判断の責任が問われます。
Yahoo!天気によると明日9時からの1時間ごとの推移です。
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島田大井川マラソンは開催予定で明朝に河川増水など危険があれば中止
横浜マラソンは、エキスポ開催中の夕方に中止を決定。
水戸黄門漫遊マラソンは開催決定
台風の進路から考えれば水戸黄門開催、横浜中止であれば、しまだ大井川は中止だと思いますが、そこに主催者の判断がいろいろあるようです。
大規模イベントですから、開催までにいろいろ準備が必要であり主催者はやりたいし、参加者だってできるものなら走りたい。
また、中止決定のタイミングについても、いろいろ意見が出ています。多いのはもっと早くに中止を決定して欲しかった。というものです。
確かに北海道や九州から来る方もいますから、直前になって、中止になっても、飛行機、ホテルなどキャンセルできないし、今回の横浜中止決定のタイミングでは遠隔地の方はもう着いていると思います。
でも、大会が中止になっても参加費は戻らないのですから、早めに開催可否を決定して欲しいと思っている方は、中止の可能性があるなら自主的にDNSを決めてホテルなどキャンセルしたらよいのではないでしょうか。そして別の予定を立てたら良いのです。
大会参加費は基本返還されません。コンサートなどは悪天候による中止は払い戻しがあるようですから、ここは主催者も検討していく必要があると思います。損害保険会社の興行中止保険や天候デリバティブなど活用すれば、参加費の一部返却なども可能です。
この話は別に書くとして、参加費は返還されないという前提であれば、主催者は中止判断に至らないような天気に変わる可能性があるなら、ギリギリまで判断を保留すべきだと思います。そこまで待てないと思うランナーは自主的にDNSしたら良いのです。
東日本大震災の前のことですが、現在の板橋マラソンが荒川マラソンだった頃、朝5時頃中止が発表になりましたが、その前にお餅をたくさん食べてしまったから走らねばならないと皇居で42km走りました。風もなく晴れていたのでなぜ中止にするんだ。。という記憶があります。そのくらい天気は変わりますし予報は外れることもあります。(実際は前日に準備したテントなど飛んでしまってとても開催できる状況ではなかったようです。)
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以上はランナー目線での考えですが、主催者目線に立つと、特に行政が関わっている以上、責任問題になるような状況では開催はできないでしょう。
仮に
しまだ大井川や、手賀沼、水戸黄門が開催され、悪天候により不幸な事故が起こったら、横浜は中止決定していることから、特に台風の影響が大きいしまだ大井川の主催者は批判にさらされる可能性はあります。
逆に台風の勢力が朝方に急速に弱まり、しまだ大井川などなんら問題なく開催でき、横浜も問題ない状況になったらどうでしょう。
これらは主催者にとって非常に頭の痛いことだと思います。
結局、どのような基準に基づいて開催可否を決めるかを数値化できるもの(事前に決めた時点と地点の風速や雨量などや、警報・注意報)で、事前に参加者に知らしめておけば良いのではないかと思います。
明日がどのような天気になるかは分かりませんが、開催を決めた手賀沼ハーフマラソン含めて、各主催者の判断を聞いてみたいところです。なぜ中止を決めたのか?なぜ開催を決めたのか?中止を決めた大会はどの基準であれば開催したか?開催を決めた大会はどの基準であれば中止にしたか?
それを公開することで、ランナーにも主催者にもあるモヤッとしたものが少しななくなってくると思います。
先週開催したウルトラアカデミーは室内での講義とともに、外でのランニングも計画していましたが、前々日に井上真悟さんと、悪天候時の対応を打ち合わせました。
その結果、昼12時時点で警報発令がなくても、1時間の雨量が4mm以上であれば室内で講義をすることにし、参加者に連絡しました。そして室内で行うかもしれない講義の内容も急遽打ち合わせました。
結果、土曜日は小雨だったので予定通りでしたが、日曜日は会議室で、講師三人によるトレーニングやストレッチ、フォーム改善などの講義を行い参加者にも満足してもらえました。
大規模イベントと小規模イベントの違いはありますが、雨量や風速の予報など明確な数値でデジタルに決めるなど事前に公表しておけばモヤモヤしたものはなくなると思います。
事前に中止になるトリガー(引き金)を決めておくのは、損害保険会社が販売している天候デリバティブの最も重要なことです。
さて、私は現在水戸黄門漫遊マラソンに出るべく前泊してますが、神宮外苑24時間走の2週間前であることと、体調が万全でないことから、明朝の天気と身体の状況で走るかどうかを決めます。
仮に身体が絶好調であったとしても、天候悪化により中止になったら仕方がないと思ってます。それが主催者が決めたことですから。
悪天候は参加者だけではなく、ボランティアなども大変ですから。
手賀沼ハーフや、金沢、富山を含めて走られる方、体調に気をつけてください。まだシーズンインしたばかりです。
初めまして。福岡県在住です。
私は2008年からランを趣味にしていますが、
今年はこの時期に台風が2週連続くるのはあり得ないと思います。私も水戸黄門漫遊マラソンに参加予定でした。でも22号の進路予想がこっちに向かうとわかった10月24日にDNSを自主的に決定しました。何かもったいない気がしていましたが、少しだけ台風の勢力が増したようです。主催者も頭を抱えての判断と思い、どちらの判断でも仕方ないです。明日は雨の中と思いますが、出場されるのであれば無理せず楽しんでください。