昨日神宮外苑を走ったところ、東京オリンピック対策の一環と思われますが、少し前までなかった点字ブロックが設置されていました。
<スポンサーリンク>
この外周は約1325mですが、全周にされているわけではありませんが、大半に設置されています。
点字ブロックのサイズは1枚30cm四方です。
画像を見ていただければイメージできると思いますが、設置位置は歩道内側50cmくらいになりますから+30cmとして80cmくらいの位置まで点字ブロックが敷かれていると思ってください。
点字ブロックには凹凸があるので、なるべくこの上を走らないようにすると、ほぼ歩道の中央を走ることになるので従来以上に歩行者などに気をつける必要があります。
点字ブロックの設置箇所ルールなどほとんど知らないので検索してみたら、色々出てきますが、段差により、車いすやベビーカー、歩行補助具を使う方が不便を感じていることもあるようです。
全ての方がストレスなく移動できるように段差を付けなくても視覚障害者の行動をサポートする仕組みはないのかな?と思ったら既にありました。
盲目のエンジニアが作ったスマート白杖。スマホ、Google マップと連動
スマート電子白杖の開発と商品化 /凹み(穴)検知システムの紹介
特に盲目のエンジニアが作ったスマート白杖があれば障害物を教えてくれるだけではなく、ナビゲーションもしてくれるわけですから、このような機器の性能を高めて普及させることが大事なのではないかと思います。今や寝ていても目的地まで運んでくれる自動運転技術が実用化されているのですから、障害者の機能をサポートするシステムは益々発達してくるでしょうし、そのような仕組みを国レベルで作り上げていって欲しいと感じました。
<スポンサーリンク>
こちらは数年前に撮影した画像です。
横断歩道のある箇所には以前から点字ブロックはありました。
<スポンサーリンク>
今回記事を書いたのは、神宮外苑の周回路を走るときに従来以上に気をつけましょうということ以外に、ここで開催される大会への影響を危惧したからです。
その大会は、3月14-15日にこの周回路を使って開催される神宮外苑24時間チャレンジで24時間走世界選手権日本代表を決める大事な大会です。
1周1324.56mの公認コースである周回路を24時間走りどれだけの距離を走ったかを競います。
100周走ったら132.456km
200周走ったら264.912km
となり、24時間経過時点でコース上にいる場合は、その端数が加算されて最終成績になります。
ここで問題なのは、この1324.56mと言うのは、歩道の内側を走った時の距離であり、外側を走れば距離は伸びることです。
例えば400mトラックは1レーンを走れば400mですが、2レーンは約407mになります。7mが小さいと考えるか、大きいと考えるかは人それぞれですが、私は大きいと思っています。
点字ブロックの外側を走ると1周1324.56mが、どのくらいの距離になるのかは分かりませんが、特に点字ブロック内側を走りつつ、抜くときに点字ブロック外側を走るなど蛇行すると距離は大きく伸びます。
例えば1周10m伸びたとして、200周走れば2kmになります。
また、24時間走をした方ならよく分かると思いますが、極力無意識に近い状態で走れる時間が増えた時に距離は伸びますので、ずっと段差を感じながら走るのはストレスになりますし、さまざまなペースのランナーが、50cmほどしかない内側を走り続けることはできません。
この大会を走る選手は同じ条件で走りますが、この大会からその年の世界ランキング上位選手が誕生していることを考えると本来走った距離より記録が落ちるのはどうかと感じました。
例えば点字ブロック外側を走るコースとして再計測ならびに公認コースの承認を受ければ良いのですが、点字ブロック設置についての情報が主催者にいつ頃から共有されていたのかが気になります。
神宮外苑24時間チャレンジについてたくさんの記事を書いているので、どのようなレースでどのようなランナーが走っているのかはこちらをご覧ください。
神宮外苑24時間チャレンジ記事一覧