自分にできる走りをするだけ〜勝田全国マラソンで復調の兆しは掴んだ〜後編

自分にできる走りをするだけ〜勝田全国マラソンで復調の兆しは掴んだ〜前編

前編から続きます。

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前半

21分03秒-21分13秒-21分37秒-21分41秒

ハーフ通過 1時間30分16秒

スタート後、決めていた通り4’10/km程度、心拍数160前後を保って走ろうと思っていましたが、寒さが原因か身体の動きが悪く、4’10/kmをキープしようとすると心拍数が上がってしまいます。

また、5kmも行かないうちに、普段は感じたことのないアキレス腱辺りに張りを感じてきました。多分寒くて身体が驚いているだけ「しばらくしたら気にならなくなる。」と信じてペースを少し抑えて走りましたが、レースで初めて履く極薄のインソールに変えたズームフライSPの影響かも?なんて少し心配になっていました。

極力膝下の筋肉は使わないように走るとその違和感は10kmくらいで消えていきましたが、その辺りから太もも周りに既に30km以上走っているような疲労感が出てきました。走り込みをしている時期によく感じる脚が重たい、脚が売り切れそうな感覚です。

レース前1ヶ月は年末年始の体調不良もあり、150km程度しか走ってないので、それほど疲労が溜まっているとは思えず、またペース的にも脚が終わるような速さではありません。たった10kmでこんな感覚は初めてなので少し焦りました。原因は冷えなのか単なる練習不足か分かりませんが動かし続けるしかありません。(ホットクリームを入念に重ね塗りしていたので寒さは感じませんでしたが、寒くて麻痺していたのかもしれません。)

ただ心拍数を160前後に抑えたため心肺は余裕があり気持ちは落ちていません。

そんな感じで遅くとも89分以内でハーフ通過する予定が90分を超えてしまいました。

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後半

21分36秒-21分20秒-21分40秒-21分22秒-9分40秒

ここからは我慢の走りになりました。

脚が重く動きが悪いのは仕方がないのだから、その状況でペースを維持するには、肩甲骨を動かして骨盤をまわしストライドを確保するしかありませんし、腰の位置を高く保ち骨盤が動きやすくすることだけを意識して走りました。

周りはsub3を狙って速めに入り、失速しているランナーばかりですからスピード感覚がズレてきます。前のランナーを一人づつ抜いていきましたが、それでも気を抜くとペースが少し落ちている。貯金どころか借金背負ってるのだから少しづつでも返済しないといけないのです。

どうしようもなく脚が重いのはいっこうに改善しませんが、そもそもハーフを過ぎたら誰でも重くなるのだから、どこまで我慢できるかです。

このまま行けばギリギリ間に合うのではないか?という一縷の望みを切らさないように間に合うと信じて腕を振り続けました。

序盤心拍数を160前後に抑えたからか、ハーフ通過後少しづつペースをあげてもキツイという感覚は30km過ぎてもありません。こんなに楽にフルマラソンの終盤を走っているのはあまり経験がありません。

公式ページに掲載の高低図を見ると30kmからの小刻みな登り3回は大田原マラソンほどではありませんが、脚が終わってくる終盤は結構効きます。

序盤からピッチは187前後で、上りではピッチを上げて一気に傾斜を上りました。ピッチを上げる際に腰の位置を高く保つことを意識し、上体の真下に接地してリズミカルに走りました。

頑張って走っているからこれ以上は上げられない。キープするのが精一杯と思った時には、ここで上げねば3時間に間に合わないのだから、その時は最後までもたそうと思わずに上げました。

35kmくらいからは時計を見ずに、とにかく上げれるだけ上げました。40km通過で2時間51分なら何とか間に合わせると走りましたが、40km地点は思ったより遠く通過した時は残り8分20秒少し。。これ以上ペースアップする力は残っていませんでした。もっと手前から少しづつ詰められなかったのかとレース後に自問自答しましたが、今の自分にできる走りは出来たとおもっています。

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これは大通りを左折するラスト1km切った辺りですが、フォームは崩れていません。キツイから顔が少し上がっていますが、腰は落ちていないし、お腹の位置も最近意識している場所におさまっています。

接地は上体の下に付けていますが、目線が下がればもう少しペースは上がります。

今回の序盤はどうなることか?と思いましたが、脚の動きが悪い中でも動かし続けることが出来たこと、気持ちを切らさずに、ほぼイーブンペースで走れたことは、いつもより根性があったのではなく、心拍数を低く抑えることが出来たからです。

最近練習でも感じているのは少し心肺機能が高まったのでは?ということです。50歳過ぎても変われるのです。その点については別に書きます

10km手前からレース終盤のように脚が重くなりながら30km以上粘れたのは、100kmマラソン走る上でも自信になります。また、フォームを走りながら臨機応変に整えることができたのも良かったです。

改善点は、レース早々に脚が売り切れたことです。これは寒さも原因だと感じてますが、レース前に危惧していたそもそもの走り込み不足なのは明白です。序盤、脚がもう少し楽に動けばキロ5秒くらいは同じ心拍数で走れたと思います。

2月は走り込み月間にして、3月のフルマラソン2本で良い走りをして、4月のチャレンジ富士五湖に繋げます。

今回の補給計画はかなりうまくいきましたが、NIKEズームフライSPの走行感や、極寒のレースを走る際に非常に迷った上で私が行ったウェアリングなど寒さ対策などは別に書きます。

最後に、勝田全国マラソンはスタート前のトイレは全く待たずに入ることができ、荷物預けもスムーズで、コースもつくばマラソンほどフラットではありませんが、飽きないコースです。私の好きな大会の一つです。運営・ボランティア・応援の方など支えて頂いた全ての方に感謝しております。

 

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