野辺山ウルトラ100km完走率100%〜ウルプロメンバーが意識したこと〜その2

https://fun-run.tokyo/blog/2019/05/20/%E9%87%8E%E8%BE%BA%E5%B1%B1%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9100km%E5%AE%8C%E8%B5%B0%E7%8E%87100%E3%80%9C%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%8C%E6%84%8F-2/

野辺山ウルトラ100km完走率100%〜ウルプロメンバーが意識したこと〜その1 から続く

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金子和哉さん(男性)12:35:35

(石澤さん撮影)

富士五湖で膝を壊し殆ど練習出来ていなかったので42kmまたは71kmでやめようと思って出たレースだったので、ゴールが見えた瞬間は嬉しいのとホッとしたので涙が止まりませんでした。 半分諦めた走ったのが気持ちの上で楽になり良い結果に繋がったと思います。 ウルプロウエアを着ていると沿道の方の応援も暖かいし仲間に会うと声をかけ合えてかなりパワーをもらえました。また、マナーも含めて恥ずかしい走りは出来ないと言う良い緊張感があるのも良いと思います。 本当に今回は1人の力では完走出来なかったと思います。関わって下さった皆様にお礼を言いたいです。

綿密な補給計画

前夜とスタート前にモルテン スタート前と10kmでアスリチューン赤、その後10km毎にアスリチューン白か黒。15・25・35・・・で電解質パウダー。 42km・71kmで胃薬を飲みました。 ゆっくりなペースだったので各エイドで食べ物は少しづつ食べました。 気温のせいか?胃薬のおかげか?ペースが遅かったせいか? 普段は後半に胃が動かなくなるのですが今回はゴールまで食べれたし吐き気もほぼありませんでした。 胃薬は今後も使っていこうと思います。 あと朝は味噌汁とモルテンのみにしました。おにぎり2個買ってありましたが、食欲が湧かなかったので食べませんでした。 レース中、キツイ登りは歩くけど速く歩く。平地は歩かない。下りは頑張らない。 この辺りはよく出来たと思います。

木村友貴さん(男性)13:04:30

(石澤さん撮影)

80km以降腹痛で本当に辛く、 やっと終わると少し涙が出ました。

納得の行く練習

とにかく目の前の10kmをいかに目標に近づけていくかです。 事前準備としては3月にフルマラソン2回、その後、奥武蔵グリーンラインに3回行きました。事前準備は完璧にしたつもりでしたが、前日から胃の調子が悪く力が発揮出来なかったのが悔しいです。

Nさん(女性) 13:44:30

(石澤さん撮影)

正直辛かったので”お帰りなさい”やKさんやチームメンバーが見えた時には今までよりも感動しました。

脚を使わないフォーム&不安箇所をテーピング

50kmまでは極力足を使わないようにフォームを意識しました。また、Iさんに引っ張っていただき、前半は良いペースを保つことができました。チャレンジ富士五湖後に捻挫したので両足をテーピングして、さらに当日朝、ケッズのマッサージブースでお尻と前腿にもテーピングしていただきました。
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Tさん(男性 60代)13:50:52

(石澤さん撮影)

諦めない気持ちを維持することの大切さを改めて実感しました。 東日本屈指の難コースを完走した充実感もありました。

コースやレース展開のイメージ作り

走り込み量が圧倒的に不足している中、それ以外の不安要素は排除するように準備しました。 ウルトラセミナーを参考にレース計画表(補給計画を含む)の作成、動画の視聴、前日に後半コースを車で下見など。 計画表は完走に必要な時間の把握に、下見は動画では分からない状態とイメージ作りに、非常に役立ちました。 レース中は、歩きと走りのバランス、ピッチを特に意識しました。

Nさん(女性)13:53:42

(大窪さん撮影)

「諦めなくてよかった」 そして達成感。これに尽きます。

ゴールまでのペース配分

一番意識したのはゴールまでのペース配分(去年のウルトラセミナーの資料を読み返して、去年走った71kmの自分の記録と併せて計画を立てました。)まず先が長い事を踏まえて、脚と体力を最後まで持たせる事を念頭に置きました。 62km以降歩き始めたあとも、周りが走って抜いて行っても焦らない。 淡々とペース刻んでいればすぐに追いつき追い越せました。 →事前におおよその通過時刻のマイルストーンは置きました。 ただ、今回の変更コースは最高標高が例年より低いので、これを甘く見てしまったと思います。これは経験不足。 ちなみに、ダートではなくてもアップダウンが多く、難度は例年と変わらなかったという声を多く聞きました。

Hさん(男性)13:55:05

(石澤さん撮影)

なんとか間に合った安堵感と、家族がゴールに見えてうれしさがこみ上げて来ました。

脚が終わってからもフォームに集中

登りはほぼ歩き倒したのですか、下りと平地はある程度のスピードで走れたのが良かったです。特に80キロから90キロでは足は限界で痛みもあったのですが、新澤さんが言っていた足を使わなくてもフォームを意識すればキロ6ぐらいでは行けるから、というのを思い返してフォームに集中していいペースを刻めたのが完走に繋がったとおもいます。それと補給でしっかり固形物を食べて水分塩分もたっぷりとったのでそれもよかったです。食べられないことを考えてジェルも多目に準備したのですが、必要ないくらいガッツリ毎エイド食べてました。

大窪由樹さん(男性 60代)13:58:45

(大窪さん撮影)

ゴールが見えた時は、「やった!間に合った」という気持ちと野辺山完走できた嬉しさが込み上げてきました。

綿密なレース計画で走力不足を補う

今回レースに挑むにあたり、ウルトラセミナー野辺山対策を受講させていただきましたが、このシーズンのフルのタイムは悪く、直近の長野マラソンは4時間53分、その前の板橋マラソンは4時間40分でした。このタイムに野辺山のゴールタイムの目安になる係数をかけると制限時間オーバーは確実でした。こんな状況でやれるだけ準備はしようと思い、コース図、標高をみながら今の自分の走力を1キロ事にラップと実時間の表を作りました。13時間45分でゴールの想定です。前日、ウルプロメンバーや友人と車でコース下見をしましたが、標高図では解らない坂の勾配が確認でき、作成したシュミレーションの修正点を把握してレースにのぞめました。前半の登りに苦戦したため、50キロでは完走も危ないタイムを認識して後半は登りの走りを頑張る。エイドのロスタイムを意識し、それでも馬越峠からの下りとラスト10キロが勝負と腹をくくりました。ラスト10キロは、10キロで80分はコース状況で登りと平坦なところを秒単位で考えてノンストップで走りきれました。ドロップバックには、人一倍汗かきなので、着替えのTシャツと100円ショップの保冷バックに保冷剤を凍らしモルテンを250ミリボトルと、携帯する電解質ドリンクを冷やして、アスリチューンと一緒に入れておきました。今日はからっとしてましたが、直射日光はきつく、私はかなり暑かったので冷たいドリンクは助かりました。日焼け止めもアグレッシブデザインで良かったです。八ヶ岳も美しく見えた思い出に残る大会になりました。

 

(大窪さん撮影)

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10人それぞれですが、共通しているのは自分にとって完走するために必要なことは何か?を明確にしていることです。走力的に足りないと思えば、どこでその足りない部分を補うかを綿密に考え実行したのです。最後の最後は強い気持ち・諦めない気持ちで頑張ったと思いますが、それは徹底的に準備をして、計画通りレースを進めた上での最後の一押しでのことです。

最初から根性で何とかなると思って準備をしないで走った方の多くは何とかならなかったと思います。

また、今回に限らず、メンバーから『レース中にたくさんの方々にウルプロのブログ見てますとかセミナー受けましたとか、ウルプロ頑張れ!と声をかけていただき本当に力をいただきました。』とメッセージいただきました。

私自身も縁も所縁もない阿蘇の山で多くの方から声をかけていただきましたが、本当にキツイ時に、その一言は大きな力になります。

今回の10人全員完走も、その応援の後押しがあったと思います。ありがとうございます!

また、速報記録を見ると、ウルトラセミナーを受けた方で3人がサブ10(10時間以内完走者)達成したほか多くの方が完走していました。おめでとうございます!

来週開催の100kmマラソンを中心としたプランニング力をつけるためのセミナーはもうそろそろ募集定員に達します。ご希望の方はfacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

5/28開催 第38回ウルトラセミナー〜100kmマラソンプランニング講座〜(ウルプロ練習会体験参加付)

 



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