ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)のエントリー者数

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今年のUTMFは降雪という悪天候により競技は当初の制限時間を前に終了しました。

私は多数出走しているウルプロ®︎メンバーの応援に行きましたが、その時のことをこう書いています。

中止という言葉を聞いた時に、脳裏を過ぎったのは、重大事故だった。

慌てて、大会ページを確認すると、「杓子岳付近の降雪・凍結・低温によるリスク増大によりレースを短縮します。次のエイドの指示に従ってください。」とあり、事故予防のための中止と知り胸を撫で下ろした。

重大事故は気象コンディションに関わらず発生するが、レース中の吹雪・積雪はそのリスクを恐ろしく引き上げたのだから中止判断は適切だと感じた。

ただ、このレースに向けて準備をし、厳しいコンディションの中、懸命に100マイル先にあるゴールゲートを目指したランナーのことを思うと、この気象変化を恨まずにはいられない。そして、瞬く間にコースを真っ白にしてしまう山の恐ろしさを再認識した。

 

身の危険を感じるレベルの寒さだった〜UTMF2019〜

そのUTMFから半年が経ち、次回UTMFの募集が10月27日をもって締め切られた。そして、大会公式ページにエントリー数が掲載されていた。

定員2,400人に対して、4,046人のエントリーがあったようです。(4,043人と掲載がありますが区分ごとの人数を合計すると4,046人になりますが、大きな誤差ではありません。)

ウルプロ®︎メンバーも多数エントリーしていますが、単純に計算しても当選倍率は1.7倍近くになります。

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募集定員には優先エントリーや寄付エントリーを含めているのかは分かりませんが、これらを含めて2,400人とすると一般エントリー者の当選倍率は1.91倍となります。

さらに毎年エントリーしている方は知っていますが、公表されている海外一般エントリー枠(定員800人)があるように国内の女子選手の枠もあると思われます。その人数は定かでありませんが、前回大会に関しては、女子選手で落選した方を少なくとも私は知りません。

それでも、前回大会の出走者は男子2,095人、女子355人の合わせて2,450人と、男女比は85:15です。(このあたりに関しては色々な考え方があると思いますが、表彰が男女別であることから、一定の女子選手数を確保することを含めて女子選手枠は必要と思っています。)

今回も女子選手のエントリー数がさほど変わらないとして、海外枠のように全員当選するとしたら、男子選手の当選倍率はおおよそこのような数値になるのではないでしょうか?

エントリー3,455人のうち、仮に女子選手のエントリーが300人とすると、男子選手のエントリー数は3,155人になります。当選枠を1,509人(1,809人-300人)とすると2.09倍です。

それ以外に、過去の当選履歴なども関係すると言われていますが、女子選手の枠を含めて正確なところは分かりません。

ただ男性がUTMFのスタートラインに立つことは今や非常に難しくなっていることは間違いありません。

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私が完走した2012年の第1回UTMFのエントリー資格は100km以上のレースを1回完走もしくは、50km以上のレースを2回完走でした。それもトレランレースに限定していなかったので、ハセツネ(71.5km)を1回完走しただけの私にもエントリー資格があったのです。

エントリー資格は今回も変更されましたが、今回に関してはエントリー開始日の3年前から前日までに国際トレイルランニング協会(ITRA)の認定レースを完走し、最大3レースで10ポイント以上獲得すること。さらに最低1レースは過去1年間に開催されたレースとされています。

ポイントに関しては、私が今年走ったレースだと、信越五岳トレイルランニングレースの100マイルは6ポイントで、110kmは5ポイント。阿蘇ラウンドトレイルはフルが5ポイント、ハーフが3ポイントです。

国内で6ポイントを獲得できるレースは少なく、UTMF、トレニックワールド彩の国(100マイル)、OSJ ONTAKE100(100マイル)、信越五岳トレイルランニングレース(100マイル)、上州武尊スカイビュートレイル(140km)、OSJ KOUMI100など限られたレースです。しかも台風など自然災害により中止やコース短縮など相次いでいます。

ただ3レースで10ポイントであれば3、3、4で必要ポイントに達します。距離や累積標高などにより決定するので一概には言えませんが、50km程度のレースに完走すれば3ポイント、60-70km程度のレースを完走すれば4ポイント獲得できます。

エントリー資格が変わらなければ、1年間に4ポイントのレースを1回完走し続ければ毎年エントリー資格は満たせます。

昨年のエントリーからエントリー資格に加わった、獲得したポイントのうち1回は過去1年間に完走したレースというのが曲者で、今年のように自然災害による中止が続くことで大会に出ることができず資格を満たせなくなるケースも出てきます。

大会中止による影響ではありませんが、私自身、2018年は200km前後のウルトラマラソンに集中するため、トレイルは封印しましたが、昨年エントリーしようとして参加資格を失っていたことを知り愕然としました。

今年は2レース完走したので、この2レースだけでも再びエントリー資格を得ることができました。

2019.5  阿蘇ラウンドトレイル(ロング)5ポイント

2019.9  信越五岳トレイルランニングレース(110km)5ポイント

UTMB®︎も前回までの3レース15ポイントから2レース10ポイントに変更になったので、こちらも満たしたことになります。

過去3年間のレースを振り返ると

2018年 参加レースなし

2017年 OSJ ONTAKE100(100キロ)4ポイント

2017年 信越五岳トレイルランニングレース(100マイルコース短縮)5ポイント

2016年 OSJ ONTAKE100(100キロ)5ポイント

2016年 信越五岳トレイルランニングレース(110kmコース短縮)4ポイント

しかし、今回はUTMFのエントリーを見送りました。

2012年に走ってからしばらく走っていないので走りたい気持ちはありますが、出るからには準備をして走りたい。また他にも出たいレースやカテゴリーがあり、どうしようかと考えているうちにエントリー期間が終了しました。

ただ、昨年のようにそもそもエントリー資格がないというのと、エントリー資格は満たしているというのは大きな違いだと思っています。

UTMB®︎のエントリー資格も満たしていますが、こちらは少し考えます。

抽選結果は11月19日になりますが、当選した方はまず入金しましょう。本大会に限らず、当選したのに入金しない方が多いと大会運営に支障をきたします。2019年大会は300人の追加募集がありましたが、これはそんなに多くの方が当選したのに入金しなかったということです。

 



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