陸上競技会参加者の新規感染は1/669,436〜日本陸連報告〜

2020年7月以降の競技会開催にともなう新型コロナウイルス 感染拡大への影響について日本陸連は以下の通り発表しました。

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2020年7月以降の競技会開催実態調査まとめ ~新型コロナウイルス感染拡大による2020年6月までの競技会自粛再開後~

調査対象団体は、日本陸上競技連盟加盟団体など53団体で、現時点47団体から回答が集まっています。

少し驚いたのは、開催競技会数が787大会もあったのです。我々市民ランナーの感覚では、日本陸連が関係するような大会はほとんど開催されていない印象がありましたが、結構開催されていることが分かります。そしてその2/3が無観客対応の競技会数となっています。


また、参加競技者数は延べ人数で571,401名にのぼり、その競技会運営に関わった大会役員と審判等数は延べ人数で98,035名で、合計すると669,436人になります。

そして、ガイドラインにより、「競技会終了後、2 週間以内に発熱などの症状があった場合には最寄りの保健所、診療所(かかりつけ医)等に相談後、必ず大会主催者に報告する。」とありますが、陽性者として報告があったのは1名だったとのこと。

ガイドライン:競技会開催について(第3版/2020 年 9 月 30 日改訂)

その1名にしても競技会で感染したかどうかは分かりません。仮に競技会で感染したとしても669,436人分の1人です。

0.000149%

消毒やマスク、競技会に到るまでの体温測定など感染防止対策をとっているとは言っても、競技中はマスクをしていないわけです。4月頃はテレビのワイドショーなどで、ランナーの吐く息でウイルスが飛び散り感染拡大を引き起こすと言われていたのです。

短距離走であればレーン毎に走るし競技時間も短いけど、中距離や長距離は身体が接触するほどの密集状態の中で激しい呼吸をしながら走っているのです。

その結果が、0.000149%・・・。

これって屋外で行う陸上競技では感染拡大しないってことではないでしょうか?

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6月から織田フィールドが使用できるようになって、既に5ヶ月が経過しました。夜間になればトラックはランナーで溢れるかのごとく混雑しています。それでも周囲から感染したという話は聞こえて来ないので、屋外で走るのであれば多少混雑していても感染するリスクなどほぼないと感じていましたが、今回の陸連の報告はそれを裏付けるような結果となりました。

また、報告書によると、ロードレースを開催した団体は47団体中2団体だけで、この期間には元々開催の予定がなかった団体が31団体で、中止にした団体が14団体です。

この結果を元に、ロードレースの開催が今後増えることを望みます。

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