コロナ禍でも自己ベスト(11)〜骨折で3ヶ月走れなかった後に自己ベスト〜

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前話で紹介したKさんに続き、今回は6月に骨折し3ヶ月走れない中で、できるトレーニングを行い、練習会復帰後1ヶ月で自己ベストを出したKさんを紹介します。

Kさん(女性)

□コロナ禍以前のPBと現在のタイム

5km 26分26秒(2014年)→ 26分19秒(2020年11月ウルプロ練習会〜皇居)

皇居で中々27分が切れなかったKさんが、5km変化走×2本で2本とも26分台で走りました。

□自己ベストが出た理由

走行距離を思いきって減らす事によって身体の疲労度を減らしました。走りはじめて半年以降ベストが出ないでかれこれ5年以上も経ってしまい、いつもお疲れモードでした。

もう少し早く練習内容を見直ししてあげれば接地が長くゆっくりなLSDや低速ロング走による膝痛で苦しまなくてもよかったのかもしれません。

そして、骨折によって走れないときに、私を支えてくれたのはウルプロ®︎OTSです。体幹トレーニングで一日わずかの時間、身体を動かすことだけで気持ちもくじけることがなかったです。

□練習会やOTSでの気づき

毎回、練習会前にどういう事にフォーカスして練習するか考えて、終了後は振り返りをする習慣がつきました。

また、ウルプロ®︎OTSが始まって1か月後に骨折しまい、なかなか体幹強化の効果を感じる場面がありませんでしたが、9月下旬にジョギングできるようになり10月から練習会に復帰したところ速度は速くはないものの大きく失速することがなくなりました。今回のPBも2本目のタイムです。ビルドアップできるのがうれしい。これから3月までのハーフマラソンやフルマラソンが楽しみです。

□自分にとって自己ベストとは?

私にとって自己ベストとは、まだまだいっぱいある伸び代を活かす事だと思ってます。伸び代だらけなんでまだいけると思ってます。諦めなければもう少し速くなれます。

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□週間走行距離25km制限

Kさんはウルプロに入会した頃から、いつも疲れていたり、どこか痛いと話していました。その一番の原因は走り過ぎであることは明確だったので、Kさんに週間走行距離25kmにしましょうと伝えました。その時はKさんからは「もう少し増やせませんか?」的なこと言われた記憶ありましたが、そこは譲らずまず25kmしか走れない前提で自分にとって最適なメニューを考えてみてください。と伝えました。

それ以降、Kさんに変化が表れました。何が変わったかというと1回1回の練習での集中力が増したのです。そして練習する意味をしっかりと考えて走るようになりました。そして体調もよくなり、合わせて取り組んだフォーム改善も進み、以前より速く走っているのに疲れなくなってきたのです。

そんなタイミングで足をぶつけて骨折してしまいましたが、ウルプロ®︎OTSに可能な限り参加して体幹トレーニングを行ったので、復帰して早々に今まで走れなかった皇居での27分切りができたのです。フォームを見ても明らかに体幹が強くなり上半身と下半身が連動した走りに変わりました。

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週25kmと言われた時の気持ちをKさんはこう話しています。

距離を減らすという恐怖がありました。それまでは週末だけでも1回25km以上のロング走をしていたのに、その距離を1週間に分ける。って意味がわからなかったです。

続けて

ただ当時は、週末だけで50km走っても力がつかず、疲れ果てて故障する。そしてなかなか治らないを続けていました。距離を制限されたことで、回復がほぼ追いつくようになりましたし、長年膝の故障に悩まされていましたがその辺りも改善してきました。

Kさんのように距離を走らないと不安だと話す方は少なくありません。練習すること・距離を走ることが悪いと言っているのではなく、回復が追いつかないような練習はすべきでないと言うことです。一人一人走力が違うだけではなく、回復力も違います。回復が遅くなったことを年齢の一言ですます方もいますが、そんなこともありません。特に貧血や故障など続いている方は思い切って練習量を減らしましょう。今回Kさんに伝えたように週間走行距離の限度を作るのです。そしてその範囲でいかに力をつけるのかを考え試行錯誤してみてください。

現在、こちらの大会のエントリー受付中です。走るキッカケを失くしてしまったとか、走力が落ちているのを見たくないと言う方も、ぜひご参加ください。参加費以上の参加賞がついたバーチャルレースです。

次回は、5000mで自己ベストを次々に更新している56才男性メンバーの取り組みを紹介します。

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