一人一人、身体も違えば、言葉の受け取り方も違う〜ウルプロオンラインレッスン〜

昨日はウルプロOTSの前に、効率よく走るためのランニングフォームを身につけるためのオンラインレッスンをしました。

今回は夕食の時間帯でしたが10人参加し、1時間という限られた時間ではありますが、いろいろ伝わったようです。

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今回は全員画像オフだったので、表情などで判断したり、参加者に動きをしてもらって見ることもできませんが、それでも伝えることは可能なのです。

オンラインレッスン後に、参加メンバーに任意で振り返りをしてもらいました。その時分かった、理解した。と思っても、呆気ないほど短時間で記憶は消えたり、塗り変わってしまいます。そうならないためには記録を残すのです。文章にすることで、頭にあることが整理できるので、自分がやるべきことや、意識すべきことが明確になります。

普段は自由回答ですが、今回はオンラインレッスン中にメンバーそれぞれに、以前の自分のフォームと、今のフォームを言語化し、何が変わってきたのかを質問して答えてもらいアドバイスをしましたが、その辺りを文章にしてもらいました。

その「以前」とはどのくらい前か?明確にしないと漠然とした回答になってしまうので、ウルプロ入会前と後。入会して長いメンバーには昨年くらいの自分を思い出してもらいました。

この質問をした意図はいろいろありますが、以前故障を繰り返していたのに、今は故障しなくなった客観的事実があったとして、それをフォームが良くなったからという漠然とした言葉ではなく、具体的に以前のフォームだとどうして負担がかかっていたのかを考えてもらうためです。その質問をすることで、現時点誤った理解をしている点も分かるので、その辺りもアドバイスすることができます。

また、癖って忘れた頃に出てくるものなので、それが最近出て調子を崩しているメンバーもいるかもしれませんが、そのあたりを自ら気付くきっかけになります。

さらに、1ヶ月、2ヶ月はタイムが伸びていないメンバーも、少し長いスパンで考えると自分って成長しているんだ!と自信を取り戻すこともあるでしょう。

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私の質問

  1. 以前のフォーム(ウルプロ入会前など)はどうだったか?
  2. 今はどう変わってきたか?どう変わろうとしているか?
  3. 以前のフォームの問題点など
  4. オンラインレッスン全体の気づき

この質問に対してメンバーの回答を全文、長い場合は要点を抜粋して紹介します。挨拶文などは外しました。

(画像はウルプロ練習会の様子であり、コメントの回答者と画像のメンバーはリンクしていません。)

Iさん

膝下を振り出すが正しいと思っていた

①肩甲骨は寄せる、膝から下は伸ばす、胸は張るが正しいと思ってました。昔はガンガン筋トレしていたので、それでも走れてました。
②以前は動き作りの意味が分からず行ってましたが、ウルプロで動き作りの意味を教わり大切にするようになりました。
③反り腰で腰に負担が掛かっていました。膝から下を降り出していたので、重心が沈んで骨盤後傾になり、腿前に疲れが出やすい。
④皆さんのお話を聞くことで、共感出来る部分、新たな気づきもありとても勉強になりました。

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Sさん

一般的なアドバイスに左右されない

ウルプロに入会して5ヶ月が経ちました。
後傾だったフォームが前傾に変わり
走った後の膝やシンスプリントの痛みが出なくなり
今まで痛くなったことの無い
前腿の筋肉痛が起きるようになりました。
故障の原因とフォームとの繋がりがはっきりと分かり、これからどういうところに気をつけて走ればいいかが自分なりに掴めた感じがしています。

今夜 皆さんのお話を聞きながら
人それぞれ違うんだなという事がよく分かり
人と比べたり一般的なアドバイスに左右されず
自分に欠けている点
必要な点をきちんと見極め理解した上で
自分にあったフォーム
を身につけ 綺麗に速く怪我なく走れるようにしていきたいと思いました。

Iさん

力を入れなくても前に進むようになった

改めて入会前のパーソナルレッスンの動画を確認しました。ちょうど2年前です。
膝から下がかくかくした動きで、反発を得られていないのが印象でした。
今は調子が悪いと上に跳んでしまっていると感じる走りの時もありますが、脚を無理に上げなくてもいい身体の状態になってきたので、力を入れなくても前に進んでいると感じられるフォームになってきたかなと思ってます。少しずつですが、苦手で嫌いなスピード練習もできるようになってきました。

以前のフォームの問題点は、私はストライドが狭くて、おまけにペタペタ走りということもあり、少しでも大きな走りをしたいと思ってしまった結果、固い動きになっていたと思います。今はストライドは実際にはあまり変わってはないですが(あまり意識もしなくなってきました。身体の使い方が変わればそれに応じたストライドになるだろうと楽観的に考えていることもあります)、ペタペタ走りが改善されてきたので、接地の時の衝撃が緩和されているように思ってます。

オンラインレッスンの気付きは、腹圧です。ウルプロに入る前に元実業団の選手に横隔膜を上に持ち上げるイメージにするとお腹に力が入りやすいと教わり、やってはいたものの肩甲骨周りの動きが固く悪くなるので、自分にあっているのか疑問だったのが、今日、新澤さんの話を聞いて納得しました。また、オンラインで教えていただいたお腹を膨らませて前傾だと、私の場合は前傾になりすぎてしまうので、別途教えていただいたお腹を伸ばす意識で走ってみようと思います。

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Nさん

腰落ち、膝下がでるフォームだった

①写真で撮ると骨盤が後傾していて、いわゆる腰落ち、膝下が出てしまうフォームでした。
②③OTSなどのトレーニング効果もあり、骨盤の後傾が少しずつ改善されてきて骨盤による足の振り出しができるようになり膝下が出にくくなったかなと思います。
④皆さんのお話しもお伺いする良い機会になりました。腰が落ちやすい、腰が反りやすいなど色々なタイプでそれぞれの対処方法など自分にも当てはまるかなど考えながらお話しを聞いていました。

Yさん

振り返り本当に大事

私は入会して間もないのですが、いろいろ振り返る事も出来ましたし、一般的なアドバイスが必ずしも、いや基本的には万人向けなので、そこをそのまま鵜呑みにしない、と言うアドバイスにわかっていたようで、実はわかっていなかったのかも…等と感じました。
振り返り、本当に大事ですね。
初心忘れずに、継続していきたいと思いました。

Yさん

ストライドは広くするのではなく広くなってしまうの原理が分かった

①以前のフォーム
身長と力を活かした大きな動きのフォーム(ストライドの広い)を目指していました。
②今はどう変わってきたか?
ストライドは広くするのではなく、「広くなってしまう」その原理が分かり、上体の真下に軸足が乗るようにしています。
③以前のフォームの問題点など
ストライドを広くしようと足を振り出し、後傾になっていました。そして間違った意識での「力強い腕振り」をすることで無駄にエネルギーを消耗して、ハーフですら走りきれず途中で歩いてしまったりと。
④オンラインレッスン全体の気づき
Kさんのお腹を凹ませてたという間違った意識をレッスン時には「そうなんだー」くらでしか思っていませんでしたが、その後のOTSのフォームワンポイントアドバイスで、今まで自分もお腹を凹ませていたことに気づきました。
新澤さんの「お腹を凹ませると肩に力が入る」この言葉で合点がいきました。
OTSが終わってから過去の写真を見てもどれもウエストが細い(平常時よりも)ことが分かりました。
そして反り腰すぎて地面からの力が上体に上手く伝わってないような気がします。今回の気づきはかなり衝撃的でしたが自分には伸び代があると思い直していこうと思いました。

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Kさん

以前は肩に力が入りすぎていた

以前の自分のフォームは短距離をしていたこともあり、膝を前に出しストライドを広く腕を力強く振り前にガンガン押していく。短い距離ではそれも続いていたのですが、動画を見ると肩から力が入っていて左右に動きすぎるぐらい動いていました。

ここ一年時間が出来たこともあり、OTSに参加させていただき、少しずつですが、体が引き締まって体幹が強くなり、走っていても歩きたい病が襲ってきても粘りがつき最後まで走り切れるようになってきました。
肩の力を抜き、腕振りもガシガシ振らず歩幅もシューズ分だけ小さくしたら、楽に走ることが出来るようになりました。
長距離の走り方も皆さんそれぞれあるのだなと。
昨晩のオンラインレッスンで気づきを得ることが出来、これからの走りにつなげていきたいと思いました。

Iさん

健康に恵まれ、外で走ることができるのだから、楽しく走り続けたい

①毎回スクワットの様に沈み込むフォームで、ピッチも遅かった。
②故障しなくなった。股関節の可動域は少しずつ広がり、ランナーらしいフォームに近づいていると思います。年齢的にも急激な肉体変化は無理なので、少しずつ土台を整えています(全く使えていなかった左臀筋を育成中)。記録より、何歳になっても走れる事を目標にしています。入会した理由は故障をしない走り方を身につけたいため。入会後に新澤さんに「サブ4狙いましょう!」(当時のPBは初マラソンの4:42)と言われ戸惑った事を思い出します。結果的にその年にサブ4しました。
③静止時すら膝裏が伸びず、股関節から足を動かす事ができなかった。結果的にアキレス腱炎になって走れなくなった。ふりかえると、臀筋、内転筋は全く使えず、左右のバランスも悪かった。子どもの頃から足は遅く「身体を素早く動かす」仕様に身体がなっていないところを一段階ずつ修正している感じです。
④メンバーそれぞれの経緯があって入会した事を知りました。それぞれのやり方で上を目指す(記録、というだけでなく)のは素敵な事だと思います。健康に恵まれ、外で走ることができるのだから、楽しく走り続けたい、とあらためて思いました。

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注意して欲しいことがあります。

それは、メンバーにも伝えていますが、考え方など参考になると感じたところは取り入れて欲しいのですが、動きやそのための意識などは、当たり前のことですが、それぞれ感じ方が違います。ですから、それをそのまま受け入れないでください。

過去たくさんの方々とパーソナルレッスンをしてきましたが、そのようなことをきっかけにフォームをおかしくしてしまう方は少なくありません。本人もそれには気づいていなくて、言われてみると、その頃からタイムが停滞しているなど話されることあります。

ウルプロオンラインレッスンはコロナ禍で練習会に参加できないメンバー向けに作りましたが、練習会に参加しているメンバーももちろん参加できます。

また、オンラインであれば、遠隔地にお住まいも方もご参加いただけるので、ウルプロOTSと合わせた参加プログラムを作っていきたいと考えています。

ウルプロ練習会やパーソナルレッスン、ウルプロOTS含めて参加をご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

こちらはウルプロOTSを始めて変わったことについて書きました。

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