柴又100K(登録の部)で長江隆行が総合2位〜アスリチューンの使用感〜

週末に開催された柴又100Kの完走率は69.2%だった。

これは奇しくも同日に開催された野辺山ウルトラマラソンとほぼ同じ完走率だ。

野辺山ウルトラ100km完走率100%〜ウルプロメンバーが意識したこと〜その1

出走者数 完走者数 完走率
登録 男子 341 266 78%
登録 女子 28 24 85%
登録の部 369 290 78%
一般 男子 1,443 986 68%
一般 女子 178 102 57%
一般の部 1,621 1,088 67%
100km合計 1,990 1,378 69%

 

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柴又100Kは野辺山ほどのアップダウンはないが、日差しを遮るものがない河川敷コースなので、強い日差しや暑さの他、風がランナーを苦しめた。

そのレースで、100kmレース2回目の長江隆行選手が、総合2位入賞を果たした。

タイム 7:28:42

5kmごとラップタイム

19:58-19:59-20:11-20:33
20:26-20:19-20:51-20:37
21:45-23:51-22:57-23:47
23:15-24:25-23:19-24:38
24:26-24:01-24:39-24:45

長江隆行は、フルマラソン年齢別ランキングで3年連続1位のランナーで自己ベストは2時間23分台のスピードランナーだ。

昨年のサロマ湖は一緒に行き、寝食をともにしたが、色々勉強させていただいた。長江が100kmにチャレンジした理由は昨年掲載したがマラソン後半の失速対策だった。

マラソン後半の失速対策としての100kmチャレンジ

(画像提供 長江隆行)

今回のレース展開だけではなく、アスリチューンの使用感や、100kmの面白さと難しさについてこう話している。

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レース展開

レース当日の朝は曇りで比較的涼しかったので、キャップ等暑さ対策は消極的に考えていましたが、やはり昨年のサロマのように長時間のレースで天候が変わる可能性があるので、しっかり暑さ対策をしてレースに臨みました。(※結果的に前回の経験が役に立ちました。)

序盤はキロ4で進み、できればこれを50kmあたりまで続けて行く作戦でした。

スタートして、一人(優勝者)が飛び出しかなりのハイペースで進んでいったので、追わずにひたすら自分で決めたペースで進んで行きました。そして、10km過ぎから暫く僕の後ろに付いていたランナーが抜けだし1位の選手を追うようにハイペースに切り替えて進んで行きました。僕は、あまり回りは気にせずに自分のペースを守り(※マラソンと100kmとの違い)、勝負は後半の50km以降と決めて行きました。

(画像提供 長江隆行)

30kmあたりからは前のランナーも見えなくなり、単独走になりましたが、ペースを極力維持し30~40分ごとにポケットに入れたアスリチューンを補給し走りました。

途中二度誘導ミスがあり、ロスタイムがありましたが、何とか3位で復路に入りました。

復路に入ると向かい風で苦しい場面もありましたが、逆に扇風機の風を浴びているようで、直射日光からの暑さを紛らわすことができ、気分的にも悪くは感じなかった。

復路はペースは4:45/kmあたりで行ったが、同時並行して行なわれている小学生1km×100人リレーの選手とほぼ併走しながら走ることができ、ペースを大幅に落とすことなく走ることができた。
やがて、70kmあたりで2位の選手が見えてきたので抜いた。

やがて、S字に曲がる土手で後ろ(3位)の選手が近づいてきたのが分かり、60km出場の選手と併走(※60kmは100kmスタートの2時間半後にスタートし30kmで折り返すので合流します)するなど、ペースの落込みを避ける手段をいろいろ考えながら走りました(※マラソンと違い、現場でいろいろ考えることができ、場合によっては事前の対策を変更することができます)

90kmに入り60km出場の知り合いも確認できたので、檄を入れて暫く併走し、その後95km位で1位の選手を遠くに確認することができました。残り5kmもない位置でしたので、逆転は厳しいかと思いましたが、ひたすら前を追いました。

(画像提供 長江隆行)

結果中盤までは1位と約18分差がありましたが、1位と90秒差まで詰めて2位でfinishしました。

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アスリチューンの使用感

アスリチューン・ポケットエナジーは、スタート時にオレンジ味を5個、スペシャルバッグにオレンジ味を2個と試作品のカフェイン入りコーヒーゼリー味を2個入れて走りました。

当初は10kmに1個取る予定でしたが、暑さから来る体力の消耗が原因で早めに摂取したので、結果的に80kmで全て取り切ってしまいました。

アスリチューンは、とても美味しく、そして取りやすく、カロリーも取れるので他のジェルよりは自分には合っていると思っています。

また、サロマの時と同様にしっかり取っていればガス欠にならなくて、特にレース後半に役立ちました。

今回カフェイン入りは、70km、80kmで取りましたが、結果的にペースが落ちることはなく90km以降もイーブンで行けました。

100kmの面白さと難しさ

(画像提供 長江隆行)

マラソンは、例えば集団に付いたり、入りの5kmをどれくらいで行かなければいけない、とか前半でその後が大きく左右されますが、100kmは、前半のペースをあまり気にせずに行けて、仮に大幅に予定よりも通過タイムが遅くなっていても、後半巻き返す気持ちを持つことができます。

長時間のレースなので、ペース、補給食、前後半の展開など、いろいろ対策を考えることができる面白さがあります。

反面、マラソンのような集団走を期待することができず、常に自分との戦いという厳しさもあります。

マラソンは少なくとも2時間以上身体を動かさなくてはいけない競技なので、マラソンのメンタル強化の訓練の位置づけとしても大きいと思っています。

僕のメインはあくまでもマラソンですが、特にメンタルで大きく左右されるマラソンに対しての練習の一貫としての100kmマラソンはとても重要な位置づけになっています。

今週発表された全日本マラソンランキングで3年連続1位になることができましたが、これもウルトラの練習の成果かもしれません。

また来年以降も自己の可能性に挑戦し続ける予定です。人生は何事も挑戦することが大事です。

 

こちらはカフェイン入りアスリチューンの使用感についてまとめたものです。

カフェイン入りアスリチューン試作品の使用感〜コーヒーゼリー味〜

また、いよいよ今月発売開始です。現在予約受付中です。

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