練習では痛みを我慢しない〜身体からのサインを道しるべに〜

昨日はウルプロ®︎午後練と、その前後にパーソナルレッスン、夜はウルプロ®︎定期練習会、そして、その間の移動時間や隙間時間を使って、関わってる会社のウェブサイトの使い勝手や分かりやすさをチェックしたり、PBチャレンジのメンバーとメッセンジャーなどでやりとりしたり、自分の記事を書いているので、練習会が終わってからの帰宅の電車ではかなり眠くなります。

ただ、会社勤めをしていた時とは違い、自分自身で仕事量を調整できるので、ストレスにはなりません。むしろ上手く走れるようになっていくウルプロメンバーや、パーソナルレッスン受講者の笑顔など見ると、凄くやり甲斐を感じます。

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練習会後に使うアスリチューンなど提供していただいてるメーカーなどにも感謝してます。

昨日、福祉・医療関係の仕事をしているメンバーと練習後に歩きながら、走れるだけでも幸せって思わないとダメだね。なんて話をしました。

当たり前の話ですが、ランニングをしたくてもさまざまな理由でできない人はたくさんいるのです。

普段できてることが、できなくなったり、あることが当然だったことが、なくなってはじめてありがたみを感じることは少なくありません。

さて、ウルプロ®︎練習会で頻繁に伝えていることは体調が良くなかったり、痛みがあるのに無理して練習しないで欲しいと言うことと、走っていて普段感じたことがない痛みや違和感を感じたらペースを落とすのではなく止まって確認することです。

突発的なケガは気をつけていても避けられないことはありますが、いわゆる故障の多くは前触れもなくいきなり走れなくなるのではなく、張りや痛みなど感じながらも、無理して走れなくなる。張りや痛みを感じた時に、適切なケアなどすることで防げる故障は少なくでしょう。

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先日のウルプロ®︎練習会で12分間走×8本をした時に調子を上げていたメンバーが5、6本目にやめました。理由は脚に違和感・痛みが出たとのことで、当日か翌日にケッズトレーナーに行きました。疲労の蓄積でかなり張りが強くなっていたようですが故障には至らず、週末の10kmレースで入賞しました。

本人から、これが20km走だったり30km走の終盤だったら痛みが出ても無理して走っていたと思う。この練習の意味が分かりました。と話していました。

走っている時は集中しているし、心肺などあらゆるところがキツクなるので、多少の痛みには気づかなかったり、自分に負けたくないと続けがちになりますが、リカバリーを設ける12分間走では止まることで冷静になれるので、続けて良い張りや痛みか否かの適切な判断ができます。

また、膝や足底などに慢性的な痛みが出てしまい改善の目処が立たないランナーも少なくないと思います。いつになったら治るのか、何をしたらよくなるのか分からない状態は厳しいです。ケースによっては医師などから無理しない範囲で走っても良いと言われているが、走れば痛くなるのだから、それまでは楽しかったランニングが苦痛でしかなくなってしまうこともあります。

先日、痛みを抱えたメンバーが、いろいろ試したけど痛みが出るのは仕方がないと諦めてます。と話していたので、こんな質問をしました。

痛みが出るのは、足を着いた時なのか、着く前なのか、それ以外か?どのような体勢だと痛みが出やすいか?そもそもなぜ痛みが出るのか?など。

私は治療の専門家ではないので、そのメンバーに治療に関するアドバイスは出来ませんが、メンバーが医師などからどのように言われているか?本人はどのように感じているか?など聞いていくことで、本人がどう走れば良いのか考えるキッカケを作ることはできます。

本人は痛みは仕方がないと諦めていたけど、そんな質問をすると、それまで深く考えていなかったようで、どんな動作をした時に痛みが出るのか意識的にチェックするようになりました。

そして、こんな感じに動けば痛みは出にくいと私に話すので、そのフォームを見ると、私がいつも話しているフォームだったりするのです。そのメンバーには痛みが出たらそれは悪いフォームだから、それが出ないように走ってください。と伝えました。

そして先月の練習会で久しぶりに5000mのPBが出て、昨日の10kmでもここ数年では一番良いタイムが出ました。痛みは出ることあるけど前よりはなくなってきたと話しています。

また、慢性的に出る痛みが、今日は出なかったとしたら、いつもと今回は何が違ったのか探してみると、そこに答えがある場合があります。それはフォームや練習負荷だけではなく、練習前の体調だったり、シューズなどアイテムだったりします。

痛みが出るのは仕方がないと諦めて、痛みに耐えて走るのではなく、中々見つからないかもしれないけど、なぜ痛みが出るのかを模索していく努力の継続は大事だと思います。

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それと、レース中に痛みが出ても、辞めずにゴールを目指すかどうかは、その痛みの程度や、その後走れなくなるリスクなど考えた上で自分自身で決めることです。(ケースによっては主催者サイドによるストップ)

私自身、多少の痛みなら悪化させないよう気をつけながらゴールを目指します。

ただ、練習で、嫌な痛みが出たら走るのをやめます。嫌な痛みとは、過去経験のない痛みなどで、どう対処すれば良いか分からないからです。止まったら痛みがなくなり、その後走り始めても出なくなることもあります。

でも痛みが治まらず走り続けたら、ほぼ確実に悪化する状態なのに練習を続けてしまう人も少なからずいるように思います。

走る目的は様々ですが、目標達成のための練習をしているなら、走れなくなるような選択をするのは間違いです。その練習をやりきる意味があるのかもしれないけど、やりきったことで大会に出れなくなるのって残念なことです。

タイムを伸ばしていくためには、中断することなく継続的に練習していく必要があると言われていますが、それは痛みが出ても練習を続けるのとは違います。

痛みになる前に痛みのもとを改善することが第一で、もし痛みが出て走れなくなってしまったらそれ以上悪化しないよう治療することで走れない期間を短くして欲しいです。

こちらは過去にドクターランナーのアドバイスをもとに書いた記事です。参考になると思います。

初心者の筋肉は“壊れやすく、治りにくい”〜下り坂は激しい筋肉破壊をともないます〜

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