東京都の入院者数が激減は客観的事実。〜リスクの大小を自分自身で考える〜

日々見ている方は気付いたと思いますが、東京都の感染者数を公表するフォーマットが5月12日から変わりました。

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今までは、ホテルでの宿泊療養や自宅療養の軽症・無症状の患者数は入院中に含まれていましたが、別項目にされました。

このように区別されたことで、実際、病院の病床数がどの程度埋まっているのかを把握することができます。

今回、ちょっと驚いたのは退院者数が2,185人から2,901人に増加したことです。

これは各病院からの報告や、宿泊療養、そして自宅療養の解除の報告のタイミングがズレていることも要因の一つだと思いますが、客観的事実として、東京都で感染した人のうち60%程度が既に退院しているということです。

参考までにこちらは日々の新規感染者数の推移です。主にニュースやワイドショーで報道されるのはこの数値です。

日々の数値を追っても意味はありませんが、こうやって眺めてみると、3月下旬の東京都が週末自粛要請を出した頃の水準を下回っていることが分かります。

東京都は曜日により検査数が多い時と、少ないときなど傾向があったので、先週の同じ曜日の新規感染者数を100%として比較したのがこちらのグラフです。100%を超える日が続いていたら拡大局面で100%を下回れば減少傾向と言うことになります。最近は100%を大きく下回っています。

最近、ようやくニュースメディアでも移動平均を使うようになりましたが、私は先月からこの数値を出していますが、非常によく分かります。

7日間移動平均でも、14日間移動平均でも4月中旬から減少傾向になっています。

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この3つのグラフは今までもアップしてましたが、今回はもう一つグラフを作りました。

少し前からデータを調べていて、東京都の場合は感染が確認されてから退院まで平均25日間かかっていると私は読み取りました。もちろんもっと短い方もいれば、重篤な方は長引くでしょう。正確なところは分からないので、目安程度に考えてください。そのことから過去25日間の新規感染者数を合計した人数を、日々繋いだグラフです。

これは宿泊療養、自宅療養含めた入院者数と近い人数になっていると思います。

実際にはここから死亡者数の数だけ山は小さくなるのですが、今回は直近のデータまでとれてないので勘案していません。

過去25日間の合計数値の推移を見ると、つい最近まで3,000人を大きく超えていましたが、2,000人程度まで急激に落ちてきました。

最近は一日25人程度の新規感染者数なので、これより減ることも増えることもないなら625人のあたりまで減少するグラフになります。

ちなみに私がこのような数値を調べている理由は、危機や不安を煽るニュースやワイドショーから自分自身の精神や思考を守るためです。

このような数値を追っていると、ニュース番組が発表する内容にも冷静でいられます。またニュース番組が明らかにつってるとか、不安を煽っているのにも気付けます。

また、東京都や厚労省の数値がおかしい時も気付きます。ちょっと集計システムはお粗末だとは感じますが、改良するならよいじゃないかと思います。

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さて、緊急事態宣言が解除される都道府県など近日発表されると思いますが、これまで全国で15,000人以上の感染者がいて、感染ルート不明はあるにしても一定の感染ルートは明確になっているのだから、どこが危ない。どのような行為が危ない。そしてどのような方が重症化したり死亡しているかは掴んでいるはずです。

ここは明確にして欲しいのですが、感染ルートが分かっているだけでも、院内感染、ナイトクラブ・風俗、カラオケ、居酒屋、スポーツクラブ、家庭内、など感染した場所の割合を開示して欲しいと思います。

少なくとも政府や自治体は掴んでいるだろうから、緊急事態宣言を解除する際も、都道府県など地域で判断するのではなく、業種などで考えて欲しいです。

私の危機意識はニュートラルだと認識してます。現時点では感染は主に飛沫が直接顔などにかかったり、飛んだ飛沫を手で触って自分の顔に付けてしまうことで発生するとされてますから、そのような場所には行く気になりません。

例えば感染者の唾液が直接体内に入るキスなど直接接触した場合に感染するリスクが一番高いとしたなら、密閉した空間で身体が接触するくらいピッタリ横に座って大きな声で話をすることはそれよりリスクは近いにしてもリスクは高いです。

それよりずっと危険度は下がるにしてもカフェ内のテーブルで向かい合って長時間話すのも、今は避けます。

カフェのカウンターで、横に並んで短時間話すのが、今は許容範囲です。

長椅子に1人で座れるくらいの電車で、乗客みんながマスクをしていたら今は不安ありません。

道を歩いていてマスクをしてない人とすれ違うくらいなら怖くはありません。(もちろんゴボゴボ咳込んでいたら嫌です。)

また、ほぼ電車に乗らなくなったので、左右一人分開けた状態で座っていたら、その左右に人が座ってきたら席を立ちます。それで感染するとは思わないけどリスクはあります。自分が立ったら避けることができるリスクなんだから避けます。

そんな私は普段ランニングする時はほぼ人と合わないけど、狭い道をすれ違う可能性もあるからマスクをしていましたが、昨日はマスクを付けずにマスクを持ち3時間以上かけて25kmほど走ったり歩いたりしました。

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ペースを上げないように今回はアディダスの5本指シューズを履いて走りました。結構気持ちよく走れましたが、石を踏むと結構痛いです。

ちなみにこのような道です。


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マイルールとして、人と2m以内には寄らない。寄らねばならない場面があればマスクをする。そして2m以上間隔を開けることが出来ても、抜く時、すれ違う時には歩いて相手に配慮する。

結果的に2m以内に入ったのはコンビニでドリンクを買った時だけで、その時だけマスクしました。

ほんと歩行者のいない街なんだと思いました。

都内だと流石にこのように人がいない場所は中々ないと思いますが、混雑した公園でなければ、時間を考えれば2m以上間隔を開けて走ることは可能だと思います。

さて、JTUが発信したこちらの文章は良い内容なのて、ぜひ読んでみてください。

トライアスロンを愛するファミリーの皆様へ(2020.5.12) / Dear Triathlon-loving Family

要点を抜粋して転載すると

1.屋外運動は、外出自粛下においても非感染性疾患の発症及び悪化を防ぐために許容されます。
2.屋外運動は、人の多いところは避けて、他人と2m以上の距離を保ち、自他の感染予防ならびに安全のための種々の対策を行い、周囲への配慮も行うことが推奨されます。
3.ランニング時約10mソーシャルディスタンス説は根拠が不十分です。
4.屋外でのマスク着用は、他人との距離が確保できない場合には考慮されます。マスク着用よりも他人と2m距離をあけることを大切にしてください。

それぞれに、根拠も明確にされています。

今は客観的事実に基づいて行動することが大事です。

人がいない時間帯や場所でマスクやバフをする必要はありません。なぜマスクをするのか?と考えたら、自分が感染しているとして、周りの方々に多少なりとも感染させるリスクを抑えると言う理由と、不安にさせないというエチケット的な理由です。であれば人がいない時にはする意味はありません。

これからは、マスクをすることで、熱中症リスクが高まったり、酸素を吸い込みにくくなるなど自分の健康を害するリスクも考えてください。

先日アップした専門家の意見でさえ全く違うのです。この記事でシェアした2つの動画を見て、どちらが正しいと感じるかは人それぞれでしょうが、私は同志社大学の石井好二郎教授のYouTube動画はスッと腑に落ちました。JTUが公開した内容もほぼ同様です。

ランナーのソーシャルディスタンスに関する大学教授のYouTubeをみて思う

千葉市長は「安易な報道から距離を置き、正しい現状理解を」と強い言葉でマスコミ報道の危険性を市民向けメッセージに書きましたが、自分や家族を守るためにも聞いたことを鵜呑みにしないで自分自身でしっかり考えましょう。



「東京都の入院者数が激減は客観的事実。〜リスクの大小を自分自身で考える〜」への1件の返信

  1. いつもフェスブックで読ませてもらってます。
    あなたのブログは、素晴らしいと思います。今回も、マスクに関してその通りだと。
    自分もランニングする時は、まわりの人に不快な気分にさせないために人が多い時だけ口の回りを覆うようなハンカチやマスクなどをするように持って走ります。
    ランニングに関してや今回のコロナ騒動に関してなど非常に参考になります。
    ありがとうございます

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