フォーム改善し痛みなくFunTrails FT50総合3位入賞〜ウルプロメンバー堤智美〜

週末に開催されたFunTrails FT50には国内外から強いランナーが集まりましたが、ウルプロメンバーの堤智美さんが7時間17分36秒で招待選手を含めて女子総合3位入賞を果たしました。

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1位はハセツネの覇者高村貴子選手で、2位は海外から参加のAbby Mitchell選手です。

レース展開を振り返ると「練習不足で登りが全然走れなかったのと、暑さのせいか珍しく足攣り症状が出たので、下りと走れるところだけ頑張った。」と話しています。3位入賞には自分自身びっくりしていると自身のページに投稿しています。

また、フィニッシュ後に主催者の奥宮さんからインタビューを受けた際に号泣してしまったと書かれていますが、その理由についてこう話しました。

「去年は悲しい事故がありレースは中断し、私のFT50は最終エイドのA9県民の森で終わりました。今年はそこから先を走ってどうしてもフィニッシュゲートをくぐりたかった。県民の森を出てからゴールまでの区間走りながら泣いてました。昨年走ることのできなかった下りのトレイルは紅葉がとても綺麗でした。

この強いメンツでの3位というのも嬉しいけど、それ以上にゴールできたことが本当に嬉しかった。」

言い古された言葉ですが、1年前の忘れ物をしっかり受け取りに行ったのでしょう。

開催が危ぶまれた大会だけに無事開催し大会を終えることができたことは大変喜ばしいことです。

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堤さんから、「ロードや下り、そして林道などの走れるところは、新澤さんのアドバイスを思い出しながら走りましたー!」とメッセージをいただきましたが、その時の状況を振り返ることで良いイメージが定着出来るので、このような質問をしました。

ロードや下り、林道はどのような動きをイメージしましたか?

その答えは「ロードや下りなどの走れるところは、今までの悪い癖が出ないように胸を前に出す感覚とストライド小さめで走る事を意識しました。距離が50kmで短いのもあるかもしれませんが、レース後も筋肉痛くらいで大した故障はありません。」

ここでいう悪い癖とは、接地が上体より前になりブレーキがかかる走り方になってしまうことです。

堤さんとパーソナルレッスンをしたのは、神宮外苑24時間チャレンジの前日なので、FunTrails FT50の8日前になります。

レッスン開始時と終了時の動画はこちらです。

その時の振り返りをメッセージで送っていただいたので、抜粋して掲載します。

(レッスン開始時のフォーム)

まず初めに動画を撮っていただいて、そのランニングフォームが自分が想像しているものと大きくかけ離れていることにびっくりしました。

巷で綺麗とされるランニングフォームは上体を反らせていると思い込み、自分がどんな走り方をしているのか客観的にわからないまま走っていました。

長引いている左足の痛みも、原因がわかりスッキリしました。

(レッスン開始時のフォーム)

新澤さんから教えていただいた動きづくり2つを、普段の生活&走る前に取り入れて上体と下半身が連動した動きが身につけばと思います。

そして足を前に着こうとせずストライドを小さく、腕ふりでピッチを取ろうと思います。

(レッスン終了時のフォーム)

無意識でまたフォームが崩れると思いますので、定期的にパーソナルチェックをお願いしたいです。

 
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今回はこの時の、脚を前に着こうとせずという点を意識して走ったのでしょう。

堤さんはレースの度にどこかしら身体を痛めているので、今回は筋肉痛の痛み以外なく走り切れたというメッセージをみて、ホント嬉しかったです。

(レッスン終了時のフォーム)

堤さんは「痛みがないのが一番ですが、修正前のランニングフォームを見たらあれじゃ故障するわって感じでしたね」と話しています。

今回一番大きな収穫は、そもそもどのようなフォームだと故障しやすいのか、痛みが出やすいのかが分かるようになったことだと思ってます。

どのような自分になりたいかが分からないと、中々成長するのは難しいです。それをイメージし言語化出来るようになれば変わってきます。

堤さんは長い目でみて、ロードでも大阪国際女子マラソンを走れるようになって欲しいのですが、故障が多いのでまずは正しいランニングフォーム・身体の使い方を定着させてから着実にレベルアップして欲しいと思ってます。ロードの力が付けばトレランでもさらなる飛躍を遂げるでしょう。

また、堤さんも、kernelユーザーですが、製品には満足していると話しています。

過去のパーソナルレッスンについての記事はこちらにまとめています。

⬜︎パーソナルレッスン

 

(画像提供:堤智美)



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