まだ使い始めて間もないガーミン955ですが、気づいたことから順次アップしていきます。
今回は新しい機能である『リアルタイムスタミナ』について感じたことと、その数値やグラフを見て修正しなきゃと気づいたことを書きます。
エンデューロと並べるとサイズがかなり違うことが分かります。
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私のGPSウォッチ遍歴
その前に少し書いておきますが、今回購入したガーミン955の前に使っていたのはガーミンエンデューロで、昨年4月に購入しました。その前は5、6年間にわたりスントのいくつかの機種を使っていたので、ガーミンに切り替える時は操作にかなり戸惑いました。特に走行中の操作は馴染んだ感覚でボタンを押しますが、ガーミンとスントは結構違うのでストレスでした。
その私もずっとスントだったわけではなく、最初のGPSウォッチはガーミンでした。
2008年頃にガーミンFA405を購入。この機種のバッテリーはカタログデータ上は8時間でしたが、4時間少々しか保ちませんでした。
その後、並行輸入のガーミンFA310XT、ガーミンFA910XTJ、ガーミンFA920XTJと使っています。
その間、第1回UTMFで使うためにスント・アンビットを購入しましたが、ほぼ使えませんでした。話が逸れるので理由は省略。
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カタログデータが信用できるようになった
GPSウォッチを10数個使ってきた中でも最近感じるのは、カタログデータが信用できるようになってきたことです。
以前は、ガーミンもスントも、カタログ掲載のバッテリー稼働時間は信用できず、私は半分持てば良いくらいに考えていました。
実際、どのような環境下で、どのように機能をオフにしたら、その時間使えるのかメーカーに問い合わせしたこともあります。
フルマラソンまでの距離を走るランナーなら、満充電した状態からレース中にバッテリーが落ちるなんてことはないけど、ウルトラマラソンやウルトラトレイルを走る中で、何度となくバッテリーが落ちました。20時間もつはずの時計で100kmマラソンに出て8時間台でゴールした時も終盤落ちました。半分はもつだろうと油断していたら80km過ぎて切れそうになりGPSを止めて時計機能だけ残したけど、それも切れたときは参りました。
それがスント・スパルタンウルトラを使い始めた頃からバッテリー稼働時間が伸びたこともあるけど、カタログデータに近づいていきました。
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リアルタイムスタミナ
現在どれだけ体力を消耗しているのかを把握することができる機能です。心拍数などから計算しているようですが現時点でどの程度使えるデータなのかは分かりません。
日曜日のウルプロ練習会の走行データのキャプチャで説明します。
練習会途中で、ほぼスタミナはゼロになり、練習会終了時に69%になったというデータです。
前半は下側に凹みが4つありますが、これは200m流しで、中盤から3つの凹みが3セットあるのは、400m-300m-200mを3セットです。
ほぼゼロになったのは、3セット目の300mですが、今回私はそれほど追い込んではいません。
最初の200m流し4本は、38 – 34 – 33 – 33
練習会の400m-300m-200mは以下のタイム
1’27-1’05-0’35
1’19-0’57-0’36
1’14-0’59-0’35
スタミナがゼロになった3セット目の300mは59秒(3’17/kmペース)でした。私の1500mPBの平均ペースは3’08/kmなので余裕もって走れるペースであり実際余裕もって走りました。
こちらがペースです。
ペースだと分かりにくいので、心拍数の推移をアップします。
最大でも165で主観どおりです。リカバリー長めなので1本1本心拍数を落として走っているからそんな高くはなりません。
それなのにトレーニング効果がこんな数値になった。
いくらなんでもこれはおかしい。心拍計が狂っている時なら、こんな感じになることあるけど、心拍数はかなり正確に感じる。
その理由はこちらで分かりました。
上のラン/ウォークのグラフはエンデューロにはなかったから新しい機能でしょうが、これはトレランやジャーニーランなど歩きが入る大会では役立ちそうです。
今回気づいたのは下の心拍数ゾーンの時間です。ほぼゾーン2と、ゾーン3と思ったら、ゾーン4がかなりあり、ゾーン5もある。これならトレーニング効果が高い数値を出すのも意味が分かります。
そして、ゾーン5が162以上となっているので疑問が解決です。
心拍ゾーンが、年齢により推定される最大心拍数と、デバイスが取得した安静時心拍数によって設定されていたのです。
元々の設定では最大心拍数=220-年齢だったのかもしれません。それだと220-56=164です。
ただ、そうするとゾーン5が162から始まるのがよく分からない、デフォルトは最大心拍数の90-100%です。そうなると設定されていた最大心拍数は180となります。
ふと、練習中に液晶画面がクルクル回って、なんとか補正中といったコメントがでていたことを思い出しました。
それは年齢から予測した最大心拍数を超える心拍数を検出したら補正する機能だったのでしょう。
『(デフォルトの)年齢から算出 164』→ 『自動検出で補正 180』と変化したのでしょう。ただしこの180にしてもレース中に超えていることはあるので、そのまま使っていれば最大心拍数は補正され上がっていくのでしょう。
使っているうちに段々と正確なデータになっていくのは良いけど、それまで実態と異なるデータが出るのは好ましくないので今回修正しました。
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自動補正機能がついていないデバイスを使っている方は、実態とあっていない最大心拍数を元にしたデータを見ているかもしれないので修正することをオススメします。
やり方は簡単なのでキャプチャ貼って紹介します。
最大心拍数など補正する方法
ガーミンコネクトの右下詳細を押すとこの画面になるので、Garminデバイスを選択する。
現在使用中のデバイスが表示されるので、修正したいデバイスを選択する。
このような画面になるので、下にスクロールする。
ユーザープロフィールを選択する。
心拍とパワーゾーンを選択する。
心拍を選択する。
(後で説明しますが、ここにエンデューロにはない自動検出という項目があります。)
こちらは修正後ですが、最大心拍数とLTHRを自分の感覚値に修正しました。安静時心拍数は自動検出されるから修正不要です。
最大心拍数まで上げて走ることはかなりリスクを伴うことなので、正確な最大心拍数を計測することは非常に難しいと思ってください。
私自身、かなり正確に心拍を計測するエンデューロを使っている中で190超える時は明らかに誤計測でした。なぜ誤計測と分かるかと言えば体感的には明らかに150くらいだったからです。心拍数がもっとも上がるのはやはりレースで、私の場合は1500mや5000mはかなり上がります。5000mの終盤相当キツくなるも粘っている時で183くらいまで上がったことあります。また序盤速く入りすぎて終始キツかったハイテクハーフのデータを調べると最大が178でした。この時も相当キツかったけど、その時でも短い距離ならペースアップできたので最大心拍数はもう少し高いと考えています。
また、170を超えるとその数値のままで30-40分保つのがギリギリなので、LT心拍数はそのあたりになり、そのLT心拍数が最大心拍数の90%と考えると私の最大心拍数は190前後と考えると大きな乖離はないように感じています。
この最大心拍数が実態と合っていないと、トレーニング効果の表示も誤ったデータがベースになります。またVO2maxや、それを元にした予測タイムなども実態と合っていない数値を出すでしょう。
さて、自動検出を選択するとこのような画面になりました。
FTPの意味は分かりましたが、ハードの意味は分からないので調べたら追記します。
まだ使用開始から1週間程度ですがかなり満足しています。少し品薄でガーミンジャパンのサイトでは品切れになっていましたが、家電量販店のサイトなどでは販売しています。Amazonで販売していたのはソーラー充電非対応のモデルですが、バッテリーはかなり持つのでソーラー充電はなくても良いと感じています。1万円ほどの金額差があります。