2016年神宮外苑24時間チャレンジ参加ランナー紹介で12番目に紹介した青谷瑞紀(あおたにみずき)さんと一緒にランニングしました。
2年ほど前に、客観的に走りを見て欲しいとの依頼がありましたが、今回記事作成に協力していただいたこともあり、今回、約束を果たすことが出来ました。
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記事で紹介させていただいた通り、青谷さんは2014年神宮外苑24時間チャレンジのチャンピオンであり、スパルタスロン2年連続完走など、素晴らしいウルトラランナーです。
そんないくらでも走り続けることが出来るランナーの青谷さんですが、いつもウルトラプロジェクト練習会で実施しているのと同様、動画で自分のフォームを客観視してもらい、課題を一緒に考えていくことにしました。
夜間なので動画で動きが分かるか心配でしたが、動画撮影が出来る程度の明るさの場所を見つけてまずは何本か撮影しました。
そのカット画像です。
ゆっくりジョグと、気持ち良いペースそれぞれ、正面から後方に抜けてもらう位置と、横方向からの位置で撮影しました。
青谷さんは肩や腕の引きに左右差があると思っていたようですが、スローやコマで見ても綺麗に動いていました。
そこより動画を一緒に見る中で、私と青谷さんが感じた課題は一致しました。
その課題はどのような理由から発生し、悪影響を及ぼすか、どのようにしたら改善できるかなど、皇居前広場までジョグしながら話し合いました。
効率的なフォームについての話をする中で、身体を速く動かすための神経系統を磨く話になった時に、青谷さんからフルマラソンにエントリーしてます。と話がありました。
どこに出るのか聞いたら、なんと私が10月22日に書いたまだエントリーが間に合うフルマラソン大会を読んで、その場で3大会エントリーしたとのこと。。非常に瞬発力のある方です。。
青谷さんの紹介記事でも書きましたが、ランニングのデビュー戦は200キロオーバーの小江戸大江戸200Kです。
ウルトラランナーの大半は、10キロからハーフ、フルマラソンと距離を伸ばし、100キロ、それ以上と伸ばしていきます。
彼女はフルマラソンや100キロなどを経験することなく、いきなり200キロ完走なのです。
ちなみに200キロ挑戦にあたり、練習になるからとすすめられて30キロレースに出たようですが驚くばかりです。
その彼女がなぜフルマラソンにチャレンジするかについてもいろいろ聞きましたが、ほぼ私の考えと一緒でした。
彼女は2014年神宮外苑24時間チャレンジで223キロ走りましたが、もっと上を目指すには今までのようにひたすら距離を伸ばすのでは難しいと感じ、効率的な走りを模索していたとのこと。
もう一つは、フルマラソンのタイムがないと参加できない大会があるので、自らの可能性を広げるためという理由もあるとのこと。
皇居前広場で、再度、動画を見ながら気になった部分について、なぜそういう動きになるか、その動きだとどのような不都合があるか、どう動けば変わるのか、走ればよいのか、など動き作りをしながら一緒に考えました。
彼女が今回再認識したことのうちの一つは、上下動が多いことでした。彼女自身、24時間走の世界大会や神宮外苑で、男子代表選手の走りを見るなかで、みな腰の位置は高く、上下動は小さくボールが転がるように走っているが、自分はそのような走りは出来ていないといろいろ模索していたようです。
彼女に今の自分の悪い接地をイメージしてもらいました。それが上の画像です。
次に彼女がなりたいフォームの接地イメージはこれです。
自分自身がどう走れば良いか具体的にイメージ出来れば、出来るだけ近づけます。
彼女にすべての動画を送ったので、繰り返し見て、私が伝えた内容と、自分自身が感じ、考えたことを合わせて形にしていくでしょう。次に会った時には具体的にどうイメージしたかを聞いてみます。
また、今回は彼女が週末に驚くような距離を走っていたので、インターバルは出来なかったのですが、速い動きの練習をしてみたいというので、フルマラソン挑戦に向けてウルトラプロジェクトの練習会などに参加することになりました。
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走り終えてから、軽く?食事をしながら、いろいろ話をしましたが、とても楽しかったです。
彼女がなぜ、フォームチェックをして欲しかったかの理由も改めて話していただきました。一番の理由は、今のフォームのまま長距離練習をしていると、故障の原因になるのではと言う不安があったからだそうです。また、今までして来なかった伸びしろ部分である効率的な推進力と、関節と筋肉に無理のかからないフォームの模索をそろそろしたいと考えていたからだそうです。
また、100キロにもチャレンジしようと考えていて、どの大会にしたら良いか相談を受けたので、彼女のレース日程を聞いた上で、野辺山ウルトラマラソンをオススメしました。(翌日エントリーしたようです。)
青谷さんにアスリチューンと、ウルトラプロジェクトの黄色迷彩ネックウオーマーをプレゼントしたところ、ただちに徳利とともに撮影していました。(青谷瑞紀撮影・提供)
また、私自身が彼女の手記を読んで感じていた疑問点や、興味を持っていたことなども教えてもらいました。
かなりの長文ですが是非読んで見てください。
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