まず大阪府が動いた。
今月下旬・・・春休み期間中は部活動などを行えるようにし、来月の新学期からは通常どおり再開
今月21日以降・・・これまで延期か中止にしてきた大阪府主催のイベントや、休館してきた府所有の施設については、一定の条件を満たせば順次、再開
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□再開条件
・教室や会場の換気が十分できる
・生徒や来場者どうしが一定の距離を取れる
・近距離での会話を避ける
□再開理由
感染の拡大を抑える条件が分かってきて、社会経済活動を徐々に元に戻す時期に入ったと判断。
急激な感染拡大で医療崩壊が起きない程度に押さえ込むことが可能と判断する以上に、このままでは経済が先に終わり取り返しのつかない状態になると判断したのだろう。
政治も様々な課題に対して対応するための人や金、時間は限られているのだから、100%を目指すのではなく、まずはそれぞれの課題で及第点を確保できるような政策が必要だと思う。
産経新聞の記事 大阪府、イベント開催に3条件 新型コロナ「特徴見えた」 によると
吉村洋文知事は会議で「社会経済活動を抑え続けたら経済が死ぬ。3条件に注意して(施設を)開館したい」と述べ、国が20日以降のイベント自粛を要請した場合も再開の方針は変更しない考えを示した。
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昨夜、ウルプロ練習会で都内をゆっくり走ったが、 1ヶ月前であれば歩くのも大変な人混みになる金曜日夜(21時30-50分頃)の新宿駅周辺はこんな感じだった。昨年夏にオーバーナイトランをしたが、始発が動き出す早朝でももっと人がいた。
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本来であれば送別会などでかきいれどきの飲食店の打撃たるや想像を絶する。そこで働く従業員だけではなく、そこに材料などを納入する業者へと影響は拡大しながら連鎖していく。
この数日間でも多くの屋外で開催されるマラソン大会やトレラン大会が中止を決めた。大半の大会は参加費を返金しないのだから主催者に経済的損失は発生しないが、大会中止が連鎖することで、ホテルなどの観光産業だけではなく、ランニングシューズやウエア、サプリメントなどを製造するメーカーや、それらを販売するランニングショップにとっても大打撃だ。
現在愛用しているクオリティーの高いアイテムがあり、ずっと使っていきたいのであれば、このような時にランナー一人一人が購入することで支えていかないと、手に入らなくなってしまう。またマラソン大会にも多くのメーカーや観光産業が協賛しているが、これだけ中止が相次ぐと今後協賛できなくなるかもしれない。そのように負の連鎖は徐々に大きくなっていく。
その中止決定とほぼ同じタイミングで、屋外より感染リスクが高い屋内施設を含めたイベントを再開すると行政が発表したことになる。
現在、開催可否を迷っているマラソン大会やトレラン大会の主催者は大阪府の発表を参考にして欲しい。