大会後にして欲しいこと〜東京マラソンが終わって〜

東京マラソンが終わって今日は3日目です。身体の張りは徐々にほぐれてきているのではないでしょうか?

今回は大会後に私がしていること、意識していること、そして今回はして欲しいことを書いていきます。

また、個人差があるので当てはまらない方もいるでしょうが、自分自身に当てはめて読んでみてください。

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自己ベストを出した方は特に要注意

フルマラソンを走れば身体はかなり疲弊します。ましてや自己ベストを出すような走りが出来たなら身体への負担はかなり大きいと思ってください。でも自己ベストを出した高揚感は、その疲労を感じにくくさせてしまいます。例えばサブ3ができたから、次は2時間50分切れるように頑張って行こう。と思うのは良いのですが、疲労感を感じてないからすぐに負荷の高い練習を始めちゃうと結構危ないです。

また、フルマラソン走っても、自分はこんなに元気だと仲間にアピールしたいランナーも少なくないと思います。

普段なら疲れを感じるからそんな頑張った練習はしないのに、その疲労感を感じにくい中で練習しちやうわけですから、故障リスクだけではなく、慢性疲労のような状態にもなりやすくなります。

1週間はポイント練習をしない

私はフルマラソンを走った後は、身体の痛みなどに関わらず1週間はポイント練習はしません。(ウルトラマラソンの練習のためにフルマラソンを走った場合は除く)

理由は気づいていない疲労が残ったまま負荷をかけると故障や慢性疲労のキッカケになるだけではなく、免疫力が落ちているので体調を崩しやすいからです。

全く走らないかと言えば、それは身体の状態により異なりますが、痛みではなく張りが強いといった場合は、ジョグをしたりウォーキングをすることで解れる場合が多いので無理ないペースで走ります。強い疲労感がある時は無理にジョグもしないで疲労を抜くことを優先してください。

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身体をケアする。状態確認をする

私は大会の翌日か翌々日にケッズトレーナーに行くことが多いのですが、スケジュールの関係から今日行ってきます。

スポーツマッサージでは、フルマラソンを走って酷使した身体を解してもらうだけではなく、自分が気づいていない隠れた張りなどの存在を把握することは故障予防にもなります。また今回はどの部位の筋肉を主に使ったかとか、左右差はどうかなど客観的に伝えてもらうことができます。これらはレベルアップのために重要な情報です。

そして、その情報をもとに自分の走りを振り返るといろいろな気づきが生まれます。

レースを主観的かつ客観的に振り返る

私は大会を走った後は、良い走りができた時もできなかった時も振り返りを書いてますが、公開するかどうかは別にしてやってみてください。

私自身結構忘れやすく、特に時間の経過とともに忘却は加速していきます。そのため早めに頭に残っていることを箇条書きでもよいのでしておくことをオススメします。

その上で、ラップタイムなどや、友人が撮影してくれた画像や、心拍数の推移など客観的なモノと擦り合わせていくと、忘れていたその時の心身の状況や状態を思い出すこともあります。

私のFacebookのフィードには東京マラソンを走った方々の投稿でいっぱいになっていますが、読みながら、気になる投稿の場合はその方のラップタイムなど調べます。するとその方の投稿を読む限り、本人は気づいていないんだな。ってことが結構あります。

こちらの記事を真っ先に書いた理由は、30km過ぎなど終盤に足攣りで失速したランナーが、その理由を練習不足にしている投稿を多数目にしたからです。もちろんそれも要因かもしれないけど、単に電解質補給が足りなかっただけの方もいると思ったからです。

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練習不足で終わらせない

思うように走れなかったのには必ず理由があります。それも一つではなく、いろんな要因が重なり合っています。思うような練習が出来なかったのも一つの理由だとしても、練習不足の一言で終わらせてしまうと、同じようなレースを繰り返すことになりかねません。目標達成するのに必要十分な練習が出来ていても、上で書いた体内の電解質バランスが崩れたら足攣りなど引き起こします。また終盤脚が終わった理由はエネルギー不足(いわゆるガス欠)かもしれません。

数回やった30km走は良い感じだったが、大会当日は身体の動きが悪く終盤失速したのは、練習不足ではなく、疲労抜きなど調整を失敗したのか、そもそも30km走をやったタイミングが近すぎたのか、多すぎたのかもしれません。以前はそれがルーティンだったとしても回復力など変わってきます。そこに気づいたら良いのですが、練習不足と考えて30km走を増やしたり40km走にしようなんて思ったらさらに悪くなるかもしれません。

このタイミングでどんな走りが理想か考えてみる

どのように走りたいかは、一人一人違います。久々の大会だった方もたくさんいるでしょうが、自分自身どのような走りをしたいのかを考えてください。速くなりたいのか?楽に走りたいのか?痛みなく走りたいのか?自分がイメージするフォームで走れるようになりたいのか?

そして、その理想に対して、今の自分に足りないことは何なのか?を掘り下げてみると何をしたらよいのか見えてきます。

私の振り返りはこちらに書きましたが、今回のような努力度で少しづつでもタイムを伸ばしていきたいと思っています。

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体調管理アプリを2週間入力する

Facebookページに投稿しましたが、東京マラソン2021は終わりましたが、いろいろな意味でこれからがスタートです。

自己ベスト出した方、出せなかった方、満足の走りが出来た方、出来なかった方などさまざまでしょうが、ほとんどの方が「大会ってやっぱりいいな。」と思ったのでないでしょうか。もちろん私もそう思いました。紙吹雪の中を走る時など、ほんと感動しました。

そして、なんとかして大会を開催しようと動いてくれた主催者や、大会を支えてくれたたくさんの方々に感謝してます。東京マラソン縮小から始まった中止ドミノ倒しは、東京マラソン再開で終わるかと言えば、そうでもありません。自治体判断の部分についてはランナー一人一人ではどうしようありません。

ただ参加したランナーにできることは、大会前には記録をつけないと出場出来なかった「体調管理アプリ」を2週間後まで付けて、マラソン大会開催によって感染拡大は起こらないこと(感染するとしたらどの程度の割合か)をデータとして示すことです。それは、今シーズンは中止・縮小・延期となった大会主催者が、開催しようとする時に、大きな基礎データになることでしょう。走ったからおしまいではなく、また次を走るため、また今回東京マラソンや他の大会を走れなかった友人のためにも忘れずにつけていきましょう。

*アプリの「設定」→「体温測り忘れ防止機能」をONにしておくと忘れません。

こちらは3年前に書いた記事ですが合わせてお読みください。

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