厳しい状況から復活したメンバーがしたこと・してもらったこと〜ウルプロ®︎オーバーナイトラン〜

今回のオーバーナイトランは序盤は風が吹き涼しく感じましたが、その序盤から発汗量が多く顔が火照って見えたメンバーが何人かいたので、小休止する時に話しかけるなどして注視していました。

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今回は茅ヶ崎から東京までの74kmを走り切ったIさんの振り返りを一部紹介します。

前回よりは涼しいとのことでしたが、ずーっと蒸し暑かったです。たまに通り抜ける風が癒しに感じるくらいでした。そのため、ずっと身体が火照っている状態だったので、北鎌倉駅の前後から休憩の度に身体に水をかけて冷やすようにしました。また、気休め程度ですが凍ったペットボトルを背中に当たるようにザックに入れて走りました。

道中、意識をしていたことはほぼペタペタ走りに近い脚の切替です。ペースはゆっくりにはなってしまいますが、小さく切替をして淡々と走ることは嫌いではないです。疲れてきたら、切替に強弱をつけて脚のリフレッシュをするようにしました。暑さと湿度が厳しかった為、無理せず、新澤さんが見える範囲で走ることにしました。

東神奈川駅辺りからは、私が一番厳しい状態だった為、先頭に立たせていただき、私のペースで走らさせていただきました。信号が赤になる予想をつけて赤と青のタイミングに合わせて歩くことを教わり、それを意識しました。ペースの心配はせず、走るテンポを一定にすることだけに集中しました。


『自分のペースで走っていいよ』の一言が復活の一言でもありました。

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Iさんは、東神奈川駅付近でもまだギリギリな感じではないにしても、余裕はなさそうに見えました。最後まで行けそうな感じではありましたが、1トラブルで一気にキツくなります。そこでリズムを整えるための手をうちました。

ほぼ最後尾を走っていたIさんに先頭を走ってもらい、しばらく私がその斜め後ろを走り、Iさんに自分自身走りやすいペースで走ってもらいました。疲れたら歩いて良い。とも伝えました。

それまでも走りの中に歩く区間を入れていましたが、そのタイミングを自分で決められたら精神的に楽です。それまでは、もう少し歩きたいって時に走り出したり、ここは走りたいって時に歩くのだから大きな違いです。

Iさんが、先頭に立つと気負ってペースが上がったので、無理しなくて良いと伝えました。そして、前から自転車や歩行者が来くるのが見えたら歩くことや、先々の信号が変わるタイミングを見極めて歩き始めたり走り始めることなど伝えました。これってウルトラマラソンでも大事なことです。

しばらくするとIさんのリズムが良くなってきました。その時点で残っていたメンバーは走力的にIさんより上なので、ついていくのは問題なく全体のペースが上がりました。

結果的に、他のメンバーのリズムもよくなりゴールの東京駅に到着しました。

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Iさんはこんな風に振り返っています。

気候があまり良いとはいえませんでしたが、走ったり歩いたり、励ましていただきながら無事東京駅にたどり着くことができホッとしました。8月最後の週末、苦しいことばかりでしたが、終わってみるとスッキリしました。
そして、こんなにしんどいのにまたやりたいと、走り終えた直後に思えてしまうのは非日常を味わったからだと思います。

オーバナイトランをする目的にもよりますが、さまざまなレベルのランナーが走るときに気をつけて欲しいことは、その中で走力の劣るメンバーへの気遣いです。特に気象条件など厳しい時には、ちょっと先々無理そうだと思ったら、冷たいようだけど終電があるうちに離脱を勧めることも必要だし、今回記事に書いたように、先頭を自分のペースで走ってもらうのも一つの方法です。

自分の身は自分で守るのが基本ですが、周りの配慮は必要です。

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