NIKEズームヴェイパーフライ4%を生かすスピード域 後編

NIKEズームヴェイパーフライ4%を生かすスピード域 前編

 

<スポンサーリンク>


 

前編ではこのように終わりました。

3’50/kmペースくらいからリズムはあってくるのですが、このシューズでフルマラソンを気持ちよく走れる気がしません。

もちろん走り方を工夫すれば4’00/kmペース、4’10/kmペースでも、ヴェイパーフライ4%の反発力を使って楽にペースを維持するような走り方もあるとは思いますが、このスピード域だとアウトソールの柔らかさが主な原因と思われる不安定感やリズムが狂うデメリットの方が私は大きいと感じました。

<スポンサーリンク>


その翌日のウルプロ午後練や定期練習会では、ズームフライSPを履きました。

午後練では20分間走-10分間走-1000mをして、私はメンバーと走ったり動画撮影をしましたが、4’00/kmペースはストレスなく走れました。

定期練習会は4’26/kmで10km走りましたが、これだったらいくらでも走れると感じるくらいストレスはなかったです。

昨日は織田フィールドで3000m×3本予定が少し遅れたので、1400m-3000m-3000mになりましたが、アップをする時間がなかったので速いグループには入らず4’00/kmに入りました。シューズはズームフライSPです。

1本目 1400m

1’32-1’34-1’35-0’47

 5’29【3’55/km】

2本目 3000m

1’35-1’35-1’35-1’35-1’36-1’35-1’36-0’48

 11’57【3’59/km】

3本目 3000m

1’36-1’36-1’35-1’36-1’35-1’35-1’34-0’47

 11’57【3’59/km】

ヴェイパーフライ4%を履いて4’00/kmペースで走ると、シューズのメリットを感じず、デメリットを感じましたが、ズームフライはストレスを感じることなく気持ちよく走れました。

今回は軽量化されたズームフライSPですが、普通のズームフライでも同様です。

ヴェイパーフライ4%が本領発揮するスピード域はかなり高いところにあるのでしょう。私の感覚では少なくても3’50/kmより速いところにあり、上がれば上がるほど本領発揮してくるのでしょう。

そして私が感じたのは、ヴェイパーフライ4%の柔らかいアウトソールはリズムが掴みにくいということです。

私の走力やフォームでは間違いなくズームフライの方が走りやすいと感じていますし、ズームフライのソール形状と固い厚底が生む推進力は画期的だと思ってます。

ズームフライのアウトソールにカーポンプレートを入れたシューズが出たら試してみたいです。

<スポンサーリンク>


過去、私はさまざまなシューズを履いてきましたが、HOKAなどソールの柔らかいシューズはダメでした。何がダメかというと柔らかいと接地時に地面からくる反発のタイミングがズレてくるからです。これがストレスになります。

反発力が高いシューズを履くことで、ふだんストライドが100cmの方が104cmに伸びればタイムは4%速くなる可能性はあります。しかし、そのためにリズムを崩して190だったピッチが180に落ちてしまえば、差し引きしてペースは落ちます。

(104÷100)×(180÷190)≒ 98.5%(ペースが1.5%ダウン)

仮にピッチ数が変わらないように意識して走り続ければ4%速くなりますが、そのように走るのは非常にストレスが大きくなります。

こちら参考です。

速く走るために考えて欲しいこと  〜スピードはピッチ×ストライドで決まる〜

話題のシューズのスペックや感想〜sub2やヴェイパーフライ4%など〜



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA