奥武蔵・秩父ジャーニーラン146K④〜レース後半〜

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ペースが落ちると寒くなる、眠くなる。

CP5(武州日野駅 83.9km)→CP6(道の駅みなの 102.8km)区間距離 18.9km

12:48:43(区間タイム 2:53:31)

CP5を出た時点で残り距離は60km少々と既に半分は終わっている。そしてCP6直前に100km通過となった。当然ながら走れば走っただけゴールは近づいていく。ただ残り距離を考え始めたり計算し始めたあたりから中々距離が進まなくなってきた。

前半ある程度のペースで走っているので、既にこの辺りからゆっくり全部歩いても制限時間に間に合うのと、無理しないでレースを終わらせたいという気持ちから、歩く時間が増えてきた。それでも最初は走る時間長めで、疲れてきたら歩く感じだったが、徐々に走る時間が短くなってくる。

目標タイムや順位へのこだわりがあれば、ギリギリの状態でも走るのだけど、今回はそのような気持ちを持たないようにしていた。そのため速報サイトは見たくなったけど1回も見ていない。現在の順位が分かれば○位まで何分差とか、あの人までの差はどれくらいか?とか、分かってしまうと無理してしまう。

後半ペースが落ちて、順位を落としていくのは予定通りだったが、ペースが落ちると「身体が冷えてしまう」「眠くなる」などトラブルが発生するので、そこはレース前に準備をしていた。

まず、身体が冷えてしまうことに対する準備や対応について紹介します。

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身体を温める

寒さを防ぐために必要なことは、ウェアリングやカイロなどで外側から温めることと、温かい食事など食べることで内側から温めること。そして身体を動かすことです。また手で擦って摩擦で温めるなんてこともあります。

今回の大会のエイドステーションでは寒い時間帯には温かいカレーやシチューや汁物など出してくれたのでエネルギー補給だけではなく心身ともに温まった。またエイドステーション間では、アスリチューン・ポケットエナジーを飲みました。

今回はサプリメントゴミは全部自宅に持ち帰ったので、レース中に使ったアスリチューンはこちらだけです。カフェインなしを6個、カフェイン入りを2個、そして身体を温める効果を狙ってアスリチューン・エナゲインを1個の合わせて9個飲みました。使わなかったのは、カフェインなし1個、カフェイン入り2個でした。

*こちらの記事を書いていて思い出したけど、終盤はほぼアスリチューンを飲んでいない。胃腸の調子が悪くなり飲めなくなったのではなくて、いつの間にか飲まなくなっていた。そしてその辺りから歩く時間帯が増えている。エネルギーが不足すると活力が落ちるのは過去のレースで何度も経験しているので、飲みたくなったら飲むのではなく、定期的に飲むようにしていたのに、そんなこともしばらくウルトラマラソンを走っていないと忘れている。

今回、胃腸系のトラブルはほぼなく、睡魔にも襲われなかったが、そのあたりについては別に書きます。

さて、CP6到着は22時17分を想定していましたが、実際の到着は22時48分と少しづつ遅れてきたが、自分の中ではほぼ想定通りだった。

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ウェアは少しづつ重ねていった

CP6(道の駅みなの 102.8km)→CP7(波久礼駅 114.2km)区間距離 11.4km

14:38:28(区間タイム 1:49:45)

夜間は、吐く息が真っ白になるくらい冷え込んできた。私は準備していたから苦労しなかったけど、準備不足の選手は辛いレースになったと思います。

参考までに私のウェアリングを紹介します。

(スタート時)上はロングスリーブで、下はハーフタイツ

そのあと、少し寒いと感じるたびに重ね着していく。

  • アールエル レインジャケットを着用
  • アールエル メリノウールグローブを着用
  • メリノウールシャツをレインジャケットの下に着用
  • レイン兼用のモンベル軽量ロングパンツを着用
  • 顔が冷たいのでウルプロネックウォーマーで、顔を覆う
  • ユニクロ軽量ダウンベストをレインジャケットの下に着用

さらにバックパックにはアールエルのロングタイツがあったが、ロングタイツを履くにはシューズを脱がねばならず、シューズを脱ぐことでそれまで擦れが出ていない足首に擦れが出てしまう恐れがあるので止めた。履かないと耐えられないくらいの状況になれば履いたが、そこまで寒くはなかった。

今回のように少しづつ着用するのは、一気に着込むと暑くなり汗冷えするリスクがあるからです。

途中、コンビニでホッカイロ買おうと思いながらも、コンビニに入るとホットコーヒー買って、ホッカイロを買うの忘れるくらいだから、それほど必要なかったのかもしれない。ただお腹と腰は温めたほうが良かったと思う。

身体が冷えると睡魔に襲われやすくなり、冷静な判断ができなくなるから身体を冷やさないことは大事です。そのようなことを想定して、何をバックパックに詰めるかを考えるところからレースは始まっています。

今回、足に不安がある中でスタートしましたが、仮にその不安がなくタイムや順位を意識して走る状態だったなら、ロングタイツは持たないし、メリノウールシャツかダウンベストのどちらかは持ちません。それだけでバックパックは小さくなるし軽くなります。軽いことは走る上で大きなメリットです。

仮に、思ったように走れなくなり身体が冷えてしまったならコンビニで代替品は手に入ります。今回は後半ほぼ歩くと思っていたので準備してしました。

CP7到着予定時間は23時48分でしたが、0時38分とまた少し遅れましたが、この辺りでは20時間くらいでゴールと思っていた。

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ガーミンエンデューロのバッテリーが落ちる

CP7(波久礼駅 114.2km)→CP8(竹沢駅 127.2km)区間距離 13.0km

16:53:59(区間タイム 2:15:31)

ガーミンエンデューロのバッテリー稼働時間は長いので、不用意にバックライト常時オンという設定で使っていたことから、CP7をスタートした直後に落ちた。

今回はルートをガーミンエンデューロに入れて走行中チェックしながら進んだが、それ以降はスマホのマップを見て進むことになった。

地図に関しては問題ないが、それまではガーミンのラップペース表示を見ながら、走ったり歩いたりして平均ペースがキロ8分を超えないようにしていたのができなくなったのと、次のCPまでの残り距離が掴みにくくなった。またゴールまでの残り距離が減っていくのを数値で見るのは一定のモチベーションになっていたが、それもなくなってしまった。

川の道フットレースの時は、流石にバッテリー能力が足りないので、エイドで休む際に充電したが、しばらく長い距離を走っていないことからバッテリー切れのリスクを忘れていた。

スマホを持って走ると落とすリスクがある。また毎回マップを拡大したり方向を確認したりと瞬時に分からない。そこで道を把握していると思われるランナーが前にいれば点滅灯を追いかけた。

CP8到着予定は1時32分に対して2時53分と、この区間だけで20分ほど遅れている。

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いよいよゴールが迫ってきた

CP8(竹沢駅 127.2km)→ゴール(OパークOGOSE 145.6km)区間距離 18.4km

20:30:45(区間タイム 3:36:46)

もうゴールまで18km程度なのに、ここからが精神的にもキツかった。ほぼ歩きだから中々近づかない。終盤走ろうとするとバックパックをずっと背負っていたから肩が痛い。歩いていると平気なのが走ると途端に痛くなる。寒さの影響もあるのだろう。ガチガチに固まった肩周りの筋肉をほぐしても手に負えない。仕方がないから手に抱えたり、肘にぶら下げて走ってみたりした。

精神的にキツイ時に見えてきた、朝焼けがとても綺麗だった。

動き続ければ、明るくなった頃にはゴールについていると思って前を向いた。

後半は結構時間をかけたが、スタート前に危惧していた足首は全く擦れることなくゴールできた。ここは細心の注意を払い準備し、スタートしてからも注視していたからホッとしている。練習できてないから、間違いなく後半は走れないと思っていたけど、想定どおり終盤は脚がガチガチに張って走れなくなった。ただ思ったより先まで走ることが出来た。そして順位は全く意識していなかったけど上位20%少しだから思ったより前でゴールした。

なにより、健康な状態でレースを終えることができたのが嬉しかった。

大会運営に関わる全ての方々の支えがなければ、ゴールできなかったし、美しい朝焼けを見ることもできなかった。次に走るときは、練習して最後まで自信を持って走りたい。コースも素晴らしいし、運営も素晴らしい大会です。

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