太ももを持ち上げるのではなく、膝を前に出すイメージで 〜3/8ウルプロ午後練②〜

ランナーぽくなった!  〜3/8 午後練 その1〜から続く

 

スポンサーリンク




これは静岡マラソンの終盤の画像です。

比較的、太ももの位置は高いと思います。

向きは逆ですが、日本トップクラスの走りと、世界トップクラスの走りはこうです。


脚の長さがまるで違うなどスタイルの話は置いといて、安定感などはまるで違います。

私の1.4倍以上のスピードで走るのですから、違って当たり前です。

ウルプロメンバーだけではなく、多くの市民ランナーは、このように太ももや膝の位置が高いフォームに憧れています。

私自身は太ももを持ち上げる意識はなく、意識しているのは、上体の真下で接地することです。それでも膝の位置は比較的高い場所にあると思います。

今回、ジョグをしながら、私はどう動いているのかを意識して動きました。フルマラソン翌日ですから、身体の動きが悪いから、悪いなりにどう動いたら楽に走れるかも確認しながらです。

メンバーの走りを思い出しながら、考えながら走りました。

フルマラソン4時間、5時間で入会したメンバーに多いランニングフォームは、膝がほとんど上がらず、曲がらず、シューズが地面スレスレを通り、脚を投げ出すように動いて体の前で接地するようなケースです。

こんな感じです。この画像は上体の真下で接地出来るように上体が遅れないように意識し始めた時のものですから、接地時にブレーキはかからない走りになってます。ただ脚がコンパスのように動くランナーは身体より前で接地しがちになります。

Wさんはシューズで地面を擦りがちなので、転倒しないように爪先を上げていますが、このような方は少なからずいます。爪先を上げようと力を入れるから、前スネなどの張りが強くなり、故障に繋がるケースもあります。

このようなランナーにどう伝えれば、リラックスしたフォームをイメージ出来るかを考えたところ、

膝や太ももを上に上げようとするのではなく、膝を前に出すイメージが分かりやすいと感じました。

上げるのではなく前に出す。

それをメンバーに伝えて意識してもらったのです。

私自身、膝や太ももを上げようと意識すると、そもそも疲れます。また上げる動作は重力に反してますから身体に力が入ります。また上げようとすると上体が起きやすくなります。前傾気味の方には良いかもしれませんが、後傾気味の方がすると後傾一直線です。

スポンサーリンク




スピードが遅い時には大きく前に出すイメージではなく、少し前に出すイメージを持ったらこんな感じになります。

私が感じた良い点は

・膝を意識することで、足首などの力が抜ける。

・身体の真下で接地しやすい。

・骨盤が前方に移動しやすくなるのでストライドが伸びる。

・後傾しにくい。

・腕がスムーズにひきやすい。

・そもそも上に引き上げる動作だと上下動に繋がる。

・マラソンは上に高く飛ぶ競技ではなく、前に進む競技なのだから、その動きが理にかなっている。

この意識を持って走ると、いきなり全員のペースが上がりました。メンバー全員がスピードを上げてる意識をないのにスピードが上がってしまうので驚いたと話しました。

理由は簡単です。

ピッチは変わらずに、ストライドが伸びてるのだからペースが上がるのは当たり前です。それも無理にペースを上げるのではなく、スムーズな体重移動も出来てるから気持ちよく走れたと感動していました。

速く走るために考えて欲しいこと 〜スピードはピッチ×ストライドで決まる〜 ←こちらも合わせてお読みください。

スポンサーリンク



メンバー一人一人に今回の動きについて、自分の言葉にしてもらいました。分かったと思っても忘れます。忘れないで再現性を高めるには自分の言葉で表現することが大事です。

中々難しいことですが、毎回言葉にしているから、だいぶ慣れてきたようです。

今まで午後練でフォームに関して色々学んできたから、『膝を前に出す』というアドバイスに蓄積された物が連動して皆さん格好いいフォームに変わってきたと思います。私は先週夕方練に参加して午後練は欠席したので週末のレースの前に自分にとって今できる最善のフォームを確認することができました。膝を前に出す事で、足だけが前に出ずに地面に接地している事を感じました。

 

故障がなかなか完治しないので、ずっと午後練を続けていますが、速く走るには動きの精度を高めることも、大きな力になるのだと、最近強く感じています。きょうはメンバーが指摘されていることに耳を傾けたら、自分の走りのヒントにもなりました。週末、練習不足は否めませんから、PBうんぬんよりも、いまの走り方がどこまで通用するのか、精一杯試してきます!

 

今まで、ラダーからの動きを意識して、腿をあげて下ろす意識でした。膝を前に出すという意識だと、股関節を使えてることが感じられて走りやすかったです。ただ、スピードが出てる時は感じられるのですが、スピードを押さえてゆっくりジョグの時がよくわからず…これからウルトラなんでスピードよりもより長くを意識したいんで、ジョグで今日のフォームができるよう意識してみようと思います‼

 

膝を前に出そうとするともう片方の足が地面を押しているのが感じられ、膝を前に出した足が自然と体の下に接地するのが感じられました。その連動がスムーズになると腰の位置が安定して地面と平行にスーッと前に進むようでした。ただ、スピードが出すぎて私の場合は心拍があがり長時間持たなくなるので、ペース調整しながらフォームを身に付けていきたいと思います!

 

腿をあげる→膝を前に出す、に意識を変えると、軸足の膝の軌道が変わると思いました。膝が足の甲の上を通過していく感じで、体重移動をより実感できました。また、腰が落ちていても腿はあげられますが、膝を前に出すのはやりづらいので、腰を高く保つことにま意識が行くと感じました。また必ず下肢が膝より後ろに来るので、着地の際体重が乗れているのがわかりました。より力(筋肉?腸腰筋?)を使わずに前に進む感じで楽でした。自分のフォームとして安定させるのはまだまだかかりそうですが、整うと明らかに楽なので頑張ります。

 

皆さん素晴らしい自己分析です。一生懸命考えるから成長が早いのです。

注意点ですが、私が書いたことが全ての方に当てはまるわけでもなく、分かりやすいとも限りません。違う伝え方の方がわかりやすい方も必ずいます。そもそもこの走り方自体が向いていない方もいます。また無意識ながら既にできている方もいるでしょう。

練習会でその方の走り方を見て一緒に認識を共通にしながら伝えているので、この記事を読まれている方がどのような走りの方かも分かりませんので参考程度にしてください。

さて、週末にレースの方が多いので、スクワットはやめて体幹トレーニングだけにしました。


女性メンバーの多くはレッグレイズが数回しか出来なかったのに驚き、毎日自宅で続けたところ、今では二十数回できるようになったと嬉しそうに話すメンバーもいます。

何のためにそのトレーニングをしているのかが明確になればなるだけ頑張れます。また日々自分の成長を実感できたら、そんな嬉しいことはないと思います。

そのお手伝いが出来ることも幸せだと思います。


今日の練習会では、いつも通り、アスリチューン・エナゲインとスピードキュアを提供するとともに、オルガニックジェルを全員に提供しました。


オルガニックドリンクは以前からウルトラマラソンのスペシャルドリンクに置いたり、長距離運転や会議の眠い時に使っていますが、オルガニックジェルは傾向性に優れているので今年のウルトラマラソンでは、アスリチューンのサポートアイテムにします。

オルガニックジェル自体はカロリーがほとんどないので、アスリチューンポケットエナジーや、エナゲインと一緒にとるとかなり良い感じがするので、これから試していきます。

今はオルガニックの公式サイトなど通販のみですが、近日一部のショップでも販売をスタートするようです。

3/17 月島駅近くのカフェで開催するチャレンジ富士五湖対策セミナー

3/18  川口駅近くのルナークスでのウルトラマラソンセミナー

3/26開催 ウルトラセミナー実践編 〜チャレンジ富士五湖試走会〜

それぞれのセミナーで、アスリチューン、スマッシュウォーターとともに、オルガニックジェルのサンプルをプレゼントいたします。

またウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA