富士登山競走アンケート結果その1〜山頂の部参加者の気づき 後編〜

富士登山競走アンケート結果その1〜山頂の部参加者の気づき 前編〜

富士登山競走アンケート結果その1〜山頂の部参加者の気づき 前編〜 から続く

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続いて、馬返しを1時間07分以降通過したランナーの気づきを紹介します。

1:07:00〜1:07:59

・山頂コース参加者が多過ぎす印象、山頂コース五合目関門と五合目コース参加者の山頂コース参加資格権利関門を2時間にしても良いと思う。

・渋滞ありきの富士登山競走なので、完走するには自分の走力を上げるのがいいと思います。

・打ち切りによりBゼッケン取得でいいとの保身が働き全体的に危機感なくペースが遅れた印象です。

・馬返しまでのロードを速く走らないと 渋滞に巻き込まれ全く前に進めなくなる現象は以前からありますが今回はさらに酷くこの二合辺りで3分は完全に足が止まっていたと思います。その後も何回も止まりました。五合目での関門時間が2時間15分なのでこの渋滞によって毎回のように危険な行為が発生しています。

・年々渋滞が増えて来ました。五合目足切り時間を5分延長すれば殺到を防げると思います。

・去年よりV字の谷が深いと言うか細くなった気がした。

・昨年は、今回の頂上コース出場の為に5合目コースに初出場しました。馬返しを1時間3分で通過しましたが、全く渋滞はありませんでした。今回は頂上コースに出場しましたが5合目打ち切りになってしまったので、本番の頂上コースをイメージして馬返しをゆっくり目の1時間7分で通過した結果、馬返し通過後に先の画像のポイントにて完全にランナーがストップした状況になってしまいました。その後はスローペースながら5合目までほぼ止まってしまう事はありませんでしたので、完全にストップしてしまったのは、このポイントだけだったと思います。(山頂コースは、2500人程度までが理想的のように感じました。)

・毎年何度も試走しますし、今年も試走に何回か行きましたが、7月頭の試走の時点からこのすり鉢状のトレイル区間では、去年までよりも中央がかなりえぐれていてV字の形で歩きにくい状態になっており、シングルトラック状態で一列にならざるを得ない為、になることは本番でのいつも以上の渋滞は想像に難くなかった。実際に試走の際に、この地点で上りと下りがすれ違う場合、一方がV字の片側の壁面で待機する形になり、困難な状態だった。7月の週末は全て試走に行き欠かさずにこの地点を走り最後に走ったのは20日の土曜日で、そこから比べると、本番の時にはV字の頂点部分の溝は(事前の補修により)多少埋まっていたと思われるが、壁面の状態は変わっていなかった。このことから、今回トレイルの壁面が崩れてシングルトラックになったのではなく、中央がえぐれてV字状態になっていた事がまずは渋滞の原因と考えられる。その状態で詰まったときに、無理やり横から抜こうと斜めの壁面を走ろうとして滑ってしまうものや、壁面を崩してトレイルを荒らしているランナーが多く余計に渋滞を増長させたのではないかと思われる。渋滞の原因には関係ないが、渋滞を受け入れず無理やり抜いていくことでトレイルを荒らす参加者があまりに多く、それをみているだけでも心苦しく、普段からトレイルランナーとして、トレイルを荒らさないように気をつけているものとしては、今後もこのレースに参加することを躊躇わせる光景であった。

・ここの渋滞が一番凄かったが他にも何度か止まる場面があった

・ランニングシューズで走っている人が滑って登れない影響で、2列で行けるところも1列になっていた。影響のあるブログ等でランニングシューズでも大丈夫という誤解を招く表現はやめてほしい。

・5分近く止まりました。先で事故があって閉鎖されたんじゃないかと言ってる人が何人も居る位全く動かず。業を煮やしたランナーがのり面を使って無理やり追い越し始めたら、『ルール守れ』『先に行きたいのは皆一緒なんだ』『危険だからやめろ』と苛立った声の怒号が飛び交ってました。

1:08:00〜1:08:59

・渋滞箇所はすり鉢状になっており、両脇が傾斜ですが、本来より砂利が滑り、横から抜く事が出来ず、渋滞したのが原因だと感じました。普段なら抜かせる箇所がことごとく滑り、抜く事を断念したランナーが大半かと思います。

・あれ?と思いました。誰か転んだかな?と。こんなにコース狭く無かったはずなのにとも。

・登山道がV字になり狭くて2人並んで走るのが精一杯だった。これだけの人気の大会 登山道整備はして欲しかった

・最初の渋滞を抜けたらここまでの渋滞はないと思いましたが、その後も3~5ヶ所で同じようなとまる渋滞が発生していました。渋滞では脇から抜けようとする人が多くいてちゃんと並んでいる人が先に進めず悪循環となっていました。狭い場所が分かっていると思うのでボランティアでなく、運営のスタッフを配置してアナウンスし、強引に横から進もうとしたランナーを失格or警告するなど対応をした方が良かった感じました。

・2:15:00を完走タイムにした事でハイスピード化されたのではないでしょうか?

・コースを逸脱して走るランナー、無理して強引に行こうとするランナーが出てきた。また、渋滞解消後にタイムロスのストレスを他のランナーにぶつける(わざと抜かせない、煽り、割り込み)も出てきた。渋滞が発生しそうな場所にはコース誘導員等が必要かもしれない。

・登山道が崩れシングルトラックになっているは誤解をうむ表記だと思います。渋滞箇所は例年より雨で深く掘れてV字溝のようになっております。昨年まではU字溝に近く2列での走行が可能でした。今年は上記の地形変化により2人並列に並んで走行する事は困難でした。なぜなら多くの方がロードシューズを履いており斜面でグリップ出来ずズルズル滑るため最深部へ足を置く必要がありました。私はトレイルシューズを履いており滑ることはロードシューズより少なく外側からパスして進むことは現実的に可能でした。しかしながらパス出来るような空気感ではなかった(みんなピリピリしていたような)ため呼吸を整える時だと自分に言い聞かせて列の流れに従いました。今回の渋滞の最大の原因は地形ですが突っ込んで疲労している選手が多くいたこととシューズのグリップによる走行能力の低下があったことも付け加えさせていただきます。

・意外とみなさん冷静でした。2時間10分も厳しそうなエリアだったからでしょうか?

・ここの一回ではなく、三回は完全に止まった。動き出す地点は常に一列。一人づつの通過。なので遅い人がいたら、そのまんまそれ以降の人は遅れる。両サイドから抜こうにも斜め過ぎて結局は真ん中にずり落ちてる感じ。まさにボトルネック状態でした。集計結果楽しみにしています。

・みんな冷静な対応だった。

・シングルトラックが主な原因のようですが、これが今年だけでなく、来年以降も同じようなことが起こるのか不安です。また、五合目コースはどうだったのかも知りたいです。

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1:09:00〜1:09:59

・自分と同じくらい(関門ギリギリの人が)のランナーが昨年も多かったが、今年は更に増えたように感じた。写真の渋滞になる前の馬返しの時点でも、ランナーの密度が去年より多く、階段を人が溢れてた。おそらく、前年より資格タイムが上がったことと、元々の2500人のほかに、海外枠、地元枠、ふるさと納税枠など、全体が増えてるように思う。また、トレイルがシングルになっているところが、今年は昨年より増えてた。(土嚢を積むなどして)最低2人が肩を並べて登れないと当然渋滞する。一昨年鏑木さんが参加された時も打切りだったが、こんな渋滞は発生しなかった。その時と比較してほしい。また、渋滞が何度か発生してからは、急ごうとするランナーと、(どうせ五合目打切りなので)急いでないランナーが混在してきて、脚が余っているのに、速く進むことがてきなかった。

・登山道がかなりえぐれていて、シングルトラックになっているところが何ヶ所かあった。

・私が到達したときには渋滞ができてました。渋滞箇所は細かい火山岩でしかもV字に切れ込んでいて走りにくかったです。

・今回は参加者が多かったと思います。運営が変わって少し欲張ったのでしょうか?その影響だと思いますが、スタート後のロードからランナーの数が多く、常にボリュームゾーンだった気がします。元々5合目は1時間50分程度の走力(山頂3時間50分程度)の私ですが、今まではボリュームゾーンの前で走れていました。確かに今回は気合いが抜けてスタートしましたが、あそこまでの渋滞は今まで経験ありません。ゴール後やバス待ちなどでも常にキャパオーバーを感じました。山道がシングルトラックになっていたことももちろん原因でしょうが、基本的にキャパオーバーが原因だと思います。4000名を超えてエントリーしていましたから。

・V字状になっていて底の部分以外はとても滑りやすくて通過するのは難しかった

・1合目手前でも同じような渋滞があった。なお、ロードレーサーが多いのか、問題なく走れるような横方向の斜面でもゆっくり歩いている人が多い状況だった。もう少しトレイルを走れる走力は持っていればこのような渋滞にはならないと思われる。同じ理由で坂を走る能力が無いのか、必要以上に左右に足を広げて歩く人もおり、流れを遅くする一因にもなっていた。

・スマホアプリrantasticの自動一時停止オンの計測で4分10秒程度の停止時間(公式タイムとの差)になってました

・シングルトラックは崩落というよりも水が真中に流れた後に横の部分がけずっれて通常は3人くらいが通れるはずがほぼ1人となったためで試走の段階で分かっていました。Uの字のコースがVの字になったのが原因です。これによって今後は更にロード部分のスピードアップが必要となりました。

・自分、馬返しまでが遅すぎ。登山道も去年までと違って狭かったり、階段が増えていた様な??

1:10:00〜1:10:59

・山頂コースから五合目打ち切りが決まり、5合目ベストを出そうと飛ばした選手が前の方でペースダウンしたことも原因かと思います。

・参加資格が厳しくなった為、レベルが近いランナーが多くなり、同じ時間に集中したのではと思います。これでは完走ギリギリラインの人は絶対完走出来ません。今、来年の対策を考えているところです。分析よろしくお願いします。

・完全に停止が5度。1度は、5分近く停止していた。自分がいた時間帯のランナーは、関門時間内の完走はあきらめていたようだ。山道以外を行こうとするランナーがおり、全員で「失格だぞ」などブーイングを浴びていた。関門時間(2:15)以内のゴールでないと完走扱いにならず、現状はrunnetからタイムも見られないのは改善してほしい。

1:11:00〜1:11:59

・コース幅いっぱいに選手がつまっており、上りが得意な選手にのために中央くらいは空けてほしい、と思った。出場人数をもう少し絞り込んだ方がよい。

・馬返し以降は渋滞で完全に止まる、ジリジリ進む、急に前が開けてダッシュ、また渋滞の繰り返しで三合目を過ぎてようやく自分のペースで走れる区間ができました。渋滞で止まる度に脚や心肺が復活するので逆に差がつきにくい状態だったかと思います。過去三回のラップと比べても7-8分余分、馬返し到着が今回より5分ほど遅れた年に比べても5分ほどかかりまわりのランナーも実力通りのタイムは出せていないという印象です。それも含めて富士登山競走だと思っていますが。分析結果を楽しみにしています。

・渋滞は1ヶ所ではなく数ヶ所で発生。三合目以降は問題無し。

1:12:00〜1:12:59

・五合目打ち切りでみんなが突っ込んだから渋滞になったのかと思ってました。それでも応援ナビで自分や友人の記録をみたところ、10人位ですが馬返し1h05~1h15で全員五合目着の順位は上がっています。それはたまたまなのでしょうか?

・あれだけの人数がシングルトラックに押し寄せたら、当然の結果。コースの状態がまさかあんな事になっているとは全く知らなかった。先を急ぐのは危険だし、流れに身を任せるしかなかった。山頂コースが五合目打ち切りとなった上にあの状況、残念な結果となった。安全面から見て、来年の参加を考えてしまう。

・雨などによりV字路になり急斜面で一人しか進めない状態に1,000人以上のランナーが殺到したので数分違うだけで止まる時間が大きく変わったと思われる。

1:13:00〜1:13:59

・満員電車の中にいる感じだった。少しでも前に出たいからか、コースから外れて横の崖に走って登り前に行こうとする人もいた。周りから「それはダメだろ!コースアウトだ!」「失格だ!」という罵声が飛んでいた。中には「これはもうダメだ。みんな諦めよう」という人もいたりして異様な光景だった。”

1:14:00〜1:14:59

・初めての山頂コースで、5合目コースより渋滞はあると聞いていました。ただ5合目打ち切りになりみんな最初からスピードを出すので、私の予想タイムは遅いので渋滞は少ないかと思っていましたが、記憶では1合目手前くらいから渋滞が始まり、12km前後は完全に止まる、シングルトラックを少しづつ進むという感じでした。ロードでスピードを出したランナーが山で落ちて、そこにロードの悪条件もありさらなる渋滞が発生したのかなという感じを受けました。

・トレイルを外れて進もうとするマナーの悪いランナーもいたので、大会を続けるためにも早急な対策は必要だと思います。昨年は五合目コースでしたが、人数が少ないこともあり、流れは良くてストレスがなかったことから、人数の考慮が必要です。

・ロードで突っ込んで山で走れなくなった選手が多く渋滞の一員ではないかとおもった。みんなシューズがロードのシューズなので、雨ですり鉢状になったトレイルの斜面に対応できず滑っていた。

・レベルが上がっているのかはわかりませんが山道の整備は必要な気がします。

・こんな渋滞は初めてでした。ガーミン調べで 計4回 合計6分は完全に止まってました。ボランティアを配し、登山道の整備すべし。もちろん参加します。

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1:15:00〜1:15:59

・みんな殺気立っていた。

・斜めになった壁を無理に走って追い越そうとするランナーが多く、非常に危険な状態でした。ウェーブスタートは必須であると思います。

1:16:00〜1:16:59

・シングルトラックになったことが最大の要因だと思います。その手前は2列から3列で登っているが、一列になるとのは必須でしょう。最低でも2列で走れるように広くするしか対策はないと思わっれます。ウェイブスタートにより集中を緩和できるでしょうが、渋滞タイムの軽減にはつながると考えます。

1:19:00〜1:19:59

・最初の渋滞箇所はシングルトラックで倒木も落ちていたので余計に渋滞した感じ。写真の箇所以外でもシングルトラックになる箇所て何回か渋滞で止まる事があった

1:20:00〜1:24:59

・コースを外れて走るランナーや人を押し退け我先へと肘鉄くれて走るランナーなどマナー違反及び安全面で問題があった。

・4箇所ぐらいだったかと思います

・渋滞にハマるのは速く走れなかった自分のせい。

・無理して走り足が止まった人もいましたが、コースの幅が狭まっていたからだと思います。

走った方々が感じたことは様々ですが、このように時系列に並べて読むだけでも、今回の渋滞の原因が見えてきます。

しかし、修羅場のような殺伐とした雰囲気の位置もあったのですね。

次回は五合目参加者の『渋滞発生について気づいた点(任意)』を紹介するとともに、数値的な部分も紹介していきます。

富士登山競走アンケート結果その2〜渋滞はいつ始まったか?〜



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