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このレースは土曜日から日曜日に変わる瞬間にスタートする。
通常、ウルトラマラソンは早朝スタートなので、夜中の2時に起きることはあるが、そのために夕方に寝付けば、レース中に眠くなることは滅多にない。ONTAKEの難しさの一つはこのスタート時間だと思う。
そのため、スタート前にいかに睡眠をとり睡魔に襲われないようにすることが出来るかどうかで結果は大きく変わってくる。
昨年は王滝村公民館が開放される時間には到着し、仮眠をとったりしながら身体を休ませることが出来たので激しい睡魔には襲われなかったが、今回は一抹の不安を胸にスタートを待った。
スタート前に偶然横におられたドクターランナーな中村集先生と一緒に写真を撮りましたが、この画像を見る限り既に眠そうです。。
この時はそれ程でもなかったのですが。。
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また、整列が遅くなりかなり後方からのスタートになりました。
前にはこんなたくさんのランナーがいます。
ただ、ハセツネなどと違い、シングルトラックで大渋滞することはないので、スタートロスは大した問題ではありません。
スタートの合図からゲートを通過するまで53秒でした。
最初は舗装路を走りますが、無理にペースアップすることなく、心拍数が160を超えないよう走りました。ふくらはぎは大丈夫そうだし、さほど蒸し暑くなく気持ちよく走れました。
10kmまでは500m近く上りますが、予定していた1時間15分で通過しました。
ライトはペツルのヘッドライトと、ウエストに巻くルーメン600を併用しました。
今書いてて気付いたのだけど、本来は昨年買ったブラックダイヤモンドのヘッドライトを使うつもりでしたが、なぜか少し古く明るさの足りないペツルを使っていました 笑
ただ、ルーメン600の明るさは抜群で足元をしっかり照らしてくれます。
値段は高いけど、転倒など怪我をすることを考えたら、特にナイトランやトレイルに慣れていないランナーは出来るだけ明るいライトを買うことをオススメします。
ただ最大照度だと朝まで保たないので、歩きの混じる上りは消すなどオンオフを繰り返しました。
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また、昨年失敗した真水の取りすぎを防ぐために、今年はハイドレはやめて、サロモンの500ccソフトフラスクをスタート時は左右の胸と、ウエストバンドの3箇所に入れて持ち、その後は給水の間隔が近くなるので、2個でまわすことにしました。
ドリンクは塩分濃度やカロリーなどを計算して、低ナトリウム血症にならないよう万全の対策をたてました。
12kmくらいで上りは一段落してそこから小刻みなアップダウンが続きました。
コースの大半はガレだ砂利道なので、転倒すると大ケガをするリスクがあるので、極力安全な場所に足を運びます。
エネルギー補給も早い段階から1時間に1回アスリチューン・ポケットエナジーを摂取しました。
20kmの看板はスントスパルタンでは20.62kmを示しましたが、予定していた2時間25分から2分遅れる2時間27分で通過。
ここまではかなり順調でした。
しかし、この辺りから徐々に恐れていたリスクの風船が膨らみ始めていたのです。
そう、睡魔が思考力とヤル気を徐々に削ぎ落としにかかってきたのです。
ここで失敗したと気付いたのは、普段はカフェイン入りのジェルなどを摂取するのは、中盤以降なのですが、今回はスタート前にとってしまったのです。カフェインをとることでスタート時の覚醒感はありましたが、覚醒感は効果が切れ始めると一気にマイナスへと突入するのです。