レースで思うような結果が出なかった方へ〜練習不足・根性がないで終わらせない〜

以前も同じようなことを書きましたが、大事なことなのでまた書きます。

<スポンサーリンク>


この週末に開催される佐倉朝日健康マラソンにもウルプロメンバーは走りますが、1月以降の勝田全国マラソン、大阪国際女子マラソン、館山若潮マラソン、別府大分毎日マラソン、静岡マラソン、東京マラソン、名古屋ウィメンズマラソン、古河はなももマラソン、板橋シティマラソンなど、ウルプロメンバーが走りました。

そして初サブ3や、初サブ3.5、初サブ4などたくさんのメンバーが目標達成や自己ベスト更新をしましたが、思うような結果が出なかったメンバーもいます。

原因は、十分な練習が出来なかったり、レース前に体調を崩したり、レース中の補給判断のミスにより足攣りしたなど様々です。

その中で、ちょっとこれは伝えた方がよいと感じたことがあったので記事にします。

板橋を走ったIさんを応援ナビで追っていたら30km辺りまで自己ベストを大きく更新するペースで走っていましたが、30-35kmは少し落ちるも自己ベストは行けるタイムでした。練習でかなり力がついてきたので、そのまま行けると思いました。

しかし、35kmを通過してから私とウルプロメンバーが応援する38km辺りに中々現れないので、見逃したか?と思いましたが、足攣りを起こし大きくペースダウンしてしまっていたのです。

35-40kmは36分以上かかりましたが、自己ベストの10分遅れくらいのタイムでゴールしたのだから頑張りました。

38kmで大半のメンバーを見送った後、走ってスタート・ゴール会場に向かうと、ちょうど3人のメンバーと会いました。3人とも足攣りしたようです。

それでも1人はPBで、3人ともサブ4です。

メンバーのウェアや顔を見ると塩が吹き出ていたので、かなり電解質が体外に出てしまっていたことが容易に想像できました。

メンバーには結果はどうあれ、振り返りをしてくださいと伝えています。その際大事なことは、良かった時は良かった理由しか振り返らない方が多いけど改善するべきこともあります。また結果の出なかった時は出来なかったこと、悪かったことばかり反省文のように振り返る方が多いけど、いつもより出来たこともあるはずです。

結果は良くも悪くも、良かった点・悪かった点を振り返る

せっかく練習での気づきを積み重ねたことで、良い走りができたのに、足攣りなどにより結果がついて来ないと、良い走りができたことは頭から消えてしまいます。これは勿体ない事です。良い走りができたのはなぜか?以前と何が違ったのか?を振り返る事で再現性が生まれます。

<スポンサーリンク>


その後、Iさんから振り返りのメッセージが来たので抜粋して紹介します。

結果は出ませんでしたが、今後に繋げるために振り返りをしてみました。

良かった点

・前2レースで課題となった補給が今日はしっかり取ることでエネルギー切れにならなかった。

・走りのリズムが崩れたり、呼吸が上がり気味になったらお腹を伸ばす意識を持つとフォームの立て直しを感じられた。

反省点

・もともと攣り癖があったのにつくば、勝田で攣らなかったので、今回も大丈夫と対策を怠ってしまった。開催時期が違うことを考えていなかった。

・エイドでの水分摂取をもっとしっかりとるべきだった。(前半早い時間から唇に乾きを感じていた)

・後半顎が上がりぎみで呼吸をさらに苦しくさせていた。

PBを出すには走力がまだまだ足りませんが、フルマラソンは、当日までの準備がしっかりできているかどうかもとても重要だと思いました。私はその点が全く不十分だったと思います。

今シーズンは思ったような結果は出ませんでしたが、何が足らなくて何が必要なのか分かった気がします。来シーズンに向けて課題を潰しながら、1つ1つ積み上げていけるように頑張ります。

 

<スポンサーリンク>


板橋シティマラソンのスタート・ゴール会場では足攣りしたランナーでごった返していたし、熱中症などで救急車で搬送されたランナーもいたようです。

大会当日は気温はさほど高くはないけど、日差しが強いので体感温度は高かったと思います。しかし前半は向かい風なのでさほど暑さを感じずにスポーツドリンクなどの電解質補給が足りない方が多かったのだと思います。

足攣りは電解質不足だけが理由ではなく、脹脛を酷使する上下動の大きなフォームが原因だったり、合わないシューズが原因だったりしますが、Iさんは毎回攣るわけではないので、電解質不足が原因でしょう。

足攣り対策についてはこちらをお読みください。ドクターランナーの諏訪さんからアドバイスをいただいて記事を書きました。

ランニング中の足攣り対策①

ここまでは前段です。

一番お伝えしたいのはここからです。

脚が攣ったのは、練習が足りないからだ。とか、30km走などもっとやるべきだった。と考えてしまう方は結構多いです。またフォームが悪いので改善しなくてはならないとか。

もちろんそれが出来ていたら足攣りしなかったかもしれませんが、単に電解質補給が足りなかっただけの方もいるのです。

目標達成には必要十分すぎる練習をしている方が、足攣りしないために次までにもっと練習量を増やさねばダメだ。30km走の回数を増やそう。と考え実施したら、故障や貧血などに陥るかもしれません。

また、結果が出ないと、根性がない。だらしがないと自分を責める方もいますが、あまり自分を追い込むと走ることが詰まらなくなります。

練習が足りないのではなく、根性がないのではなく、気象状況や体調の変化に気づいたり、対処するレースマネジメント能力が足りなかったのかもしれません。

余談ですが、ウェアの下にこのようにロングスリーブを着てしまうと暑いと感じた時に体温調節できません。これも足攣りや場合により熱中症の原因になります。

スタート時に寒いと感じたならアームカバーをするなど調節できるウェアリングをしましょう。

私は古河はなももマラソンで行った補給はこちらです。参考になる部分もあると思いますので合わせてお読みください。

大事なことは臨機応変に対処するという事です。

様々な事態を想定した補給〜50代・7年4ヶ月ぶりの自己ベスト③〜



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA