東京都の日々の感染者数についてはさほど意味はないとしても、やはり多くの方が注目している指標であることは間違いありません。
したがってテレビ局や新聞社にとっては大事な商売のネタであり、これをどう表現して注目を浴びるかが、それを担当している方にとっては極めて大事な仕事なのでしょう。
しかし、この2日の報道は酷いな。と思いました。
月曜日に39人と報道された時は、週末は検査数が少ないから低めに出ると報道する。月曜日は少ないなんて、今や大半の人が知っていることです。
だったら、先週の月曜日と比較すべきではないか?
感染者数が減ると、国民の自粛が緩むからかもしれないし、単に不安を煽りたいのかは分からない。
ただ、パチンコに行くなど、自粛できない人はいるし、休業要請に応えないパチンコ店など事業者もいるけど、大半の国民は出来る限り自粛していると思います。その中には自分や家族、従業員を守るために働かねばならない中、苦渋の決断をし自粛要請に応えているのです。そして感染者数が多少減ったとしても、政府が自粛要請を続ける限りは応えると思います。
そのような方々は早く感染が収まり、仕事を再開できることを心待ちにし、耐えているのです。
その中で、専門家でもないタレントが、したり顔で、検査数が少ないから感染者が少ない。だからまだまだ引き締めが必要ですなんて話しているは凄く違和感を感じます。
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こちらは産経新聞の記事ですが、今の報道に関して警鐘を鳴らしています。
【新聞に喝!】コロナ報道、テレビは演出排せ 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦
抜粋要約しますが、元記事読んでください。
ワイドショーにはいわゆるタレントも出演して勝手な感想を話している。医学の専門家でも異なった見解があるのだからタレントの存在は有害
純粋のニュース番組においても問題がある。原稿を読み上げ事実関係を伝えるストレートニュースではなく、過剰な演出が施されている
演出の1つは、人間の言葉による説明で、盛り上げようと極めて情緒的、感情的、オーバーな表現
もう1つは背景音楽、つまりバックグラウンドミュージックである。暗いニュースの場合には、不安感をあおるような不気味な音楽が使用
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私自身も「事実だけ伝えて欲しい」と思う。「余計な注釈は要らない。」
話を戻して、感染者数が減少傾向なら、国民の自粛行動の成果が出ているが、押さえ込みのためにもう少し頑張って欲しい。と、要請したらいい。
頑張った成果が見えてきたら、より頑張れると思う。
頑張ったのに、まだまだ頑張りが足りないとか、ミスを探すような、上司だったら部下は信頼しないだろう。そんなコーチには学生はついてこないだろう。
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実際、感染者数はどんなんだろうと自分で数値を追ってみました。
こちらは東京都のページにも掲載されてるのと同じような日々の新規感染者数です。
日々の新規感染者数
山は越えて減少傾向になっているようにも見えるけど、そうとも言えないようにも見える。
過去1週間合計の推移
個人的には1日ごとに追うのは、検査数にバラツキがあるのだから、あまり参考にならない。週末の検査数が少ないなら1週間単位で比較したらよいと思い、過去1週間の合計をグラフにしました。これは4/27の数値は4/21-4/27で、4/26の数値は4/20-4/26です。
これをみると明らかにピークを迎えて下降局面に入っています。
先週の曜日との比較
もう一つ違う分析をしてみました。これは曜日単位で検査数に傾向があるのなら、1週間前の数値を100%とし、どのくらいの割合になっているのかの比較です。
4月初旬から中旬までは200%くらいの上昇局面でしたが、中旬からは100%前後になり、下旬になると100%を下回っています。
このグラフは客観的事実です。
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ここからは私の考えです。
平時から楽観的な方と、悲観的な方はいますが、今は両極端になっているように思います。
ただ、それは感染による恐怖や感染拡大についてであり、自分のこれからの生活や、これからの社会に関しては悲観的に考えてる方が大半ではないだろうか?
そしてSNSをみると多くの方がストレスを抱えています。そのストレスの原因は様々だろうが、それを自由に外出できないからと考えてる方もいますが、私はそれよりも、他者への干渉や非難が激しい監視社会のようなことをストレスに感じている人が多いように感じる。
自分は我慢してるのに、なぜ我慢できないのか?
新聞記事やニュースをシェアして、このような論調の投稿は非常に多い。
我慢するのが美徳ではなく、感染拡大させない行動が求められるのではないでしょうか?そして、感染拡大させない行動の中で楽しんだらよいのです。
楽しそうな人を見るとイラっとくる気持ちも分からないでもありません。そのくらいストレスが大きな社会になってしまったのです。でもそのような気持ちになると自分自身が辛くなってきます。少しでもそのような兆候を感じたら意識して楽しいことを見つけた方が良いと私は感じています。
私自身、非常事態宣言が出てからは、近所をランニングしたり、買い物行く以外は外出してませんが、楽しみはいろいろあります。
今までは近所をランニングすることなど、滅多になかったので新鮮です。また季節の移ろいなども感じることができます。
こちらは台風19号が通過した翌日の荒川です。
少し位置は違うかもしれないけど、今はこんな風景です。
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ランニングと言っても、途中でフォームを撮ったり、歩いたり、写真撮ったりする、のんびりしたものです。
八重桜もそろそろ終わりですが、まだ楽しませてくれます。
また、このようなモノにも目を惹かれます。
手入れが行き届いたのを見ると、清々しい気分にもなれます。
平時のような練習はできないけど、今は体力を落とさないこと。そして精神的なストレスを溜めないこと。もちろん感染しないこと。が大事ですが、そのためには、このようなランニングで良いと思ってます。
今日は、HOKAのCarbonXを久々に履きましたが、以前より走りやすくなった気がします。
そんな気づきでさえ楽しいと感じます。
早く平時に戻って欲しいのは言うまでもありませんが、今こんな時だって自分を成長させることはできます。
前を向いて進みます。
そして、いつも自分を支えてくれる方々に何ができるかを考えて行きます。
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