スポーツエイドジャパン主催 川の道フットレース開催概要 のキャプチャーです。
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4/30-5/5に開催される川の道フットレースは太平洋岸の東京荒川河口から日本海岸の新潟市までの520kmを制限時間132時間で走破するレースです。
132時間=5日半です。
このコースを3日以内で完走するのをサブ3といい、同時開催の255kmのコースをハーフといいます。。
私が主に走るウルトラマラソンは100kmですが、その5倍以上の距離を走るレースがあるのです。もっと長いレースはありますが、実質川の道が国内最長レースと考えてよいでしょう。
しかし、私が、年に1回200kmを超えて走る24時間走でも、川の道ハーフに満たないのですから驚きの距離です。
ウルトラプロジェクトメンバーには、この520kmを完走したメンバーはいますし、今年255kmにチャレンジしているメンバーもいます。来年以降もチャレンジするメンバーは増えると思いますが、この大会を走りたいランナーが、定員を大きく超えているのでスタートラインに並ぶまでも大変そうです。
さて、この大会のサブタイトルに、「瀬田さんの思いを日本海に」というタイトルが付けられていますが、そのことについて詳しく書かれた記事がありましたので紹介します。
THE RUN 【攻略】日本横断「川の道」520KMフットレース より
(画像は上記リンクのキャプチャーですので、お読みください。)
歩道のない道路では右側通行を守る
と記載がありますが、本日18時スタートの萩往還も同様の記載があります。
『大会出場中は歩行者として道路交通法を遵守すること 歩道のない道路は右側を通行し、信号を守り、交通事故には充分気をつけること』
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理由は簡単で道路交通法(以下 道交法)では、歩道のない道路では歩行者は右側通行と記されています。条文の抜粋です。
対面交通の原則(第10条第1項)
歩道または路側帯(以下「歩道等」)と車道の区別の無い道路においては、道路の右側端に寄って通行しなければならない。路側帯の幅員が歩行者の通行に十分でない場合(幅が著しく狭いために路側帯をはみ出さなければ通行不可能な場合など)も同様である。
道路の右側端が柵のない崖で危険であるなどやむを得ない場合には、道路の左側端に寄って通行できる。
なお、この原則は、道路の片側のいずれかまたは両側に、歩道または路側帯(歩行者の通行に十分な幅員を有するもの)のいずれかが存在する場合には適用されない。そのような場合には次の歩道等通行の原則が適用される。
歩道等通行の原則(第10条第2項)
道路の片側のいずれかまたは両側に、歩道または路側帯(歩行者の通行に十分な幅員を有するもの)のいずれかが存在する場合には、そのいずれかの歩道等を通行しなければならない。道路または車道を横断する場合、歩道等が道路工事等や駐停車車両等により塞がって通行できない場合は、この原則の限りではない。また、歩道等の上を通行している限りにおいては、道路全体で見て右側の歩道等を通行する義務は存在しない。
「そんなの当たり前だよ。」という方もいれば、「知らなかった。」という方も少なからずいると思います。
多くのランナーは歩道や公園を走ることが多いと思いますが、歩道上では左側に寄って走るのが一般的だと思います。
法律上では歩道上の歩く位置については規定はありません。
法律上は、どちらを歩いてもいいのですが、交通マナーとしては、歩行者といえども周囲の状況を確認して歩くことで交通リスクを減らすことができるので対面通行の原則に沿って歩道内ではほとんどの歩行者が左側通行をしています。もちろん法的拘束力は無いので、現実には臨機応変に対応していると思います。
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ただ大会によっては注意が必要です。
フルマラソンやハーフマラソンなど交通規制をして開催する大会は全く問題ありませんが、ウルトラマラソンの多くは交通規制をしないで行われます。
交通規制をしないということは、道交法を守って走らねばなりませんから、歩道のない道路は右側を通行する必要がありますが、大会によっては、このように記載されていることがあります。
道交法を遵守しなさいといいながら、左側通行が原則と書いてあり、ちょっと混乱します。主催者に確認したところ、安全に大会を開催するために警察から原則左側通行をするよう指示があったとのことでした。
それであれば上記の文言を少し変えた方が良いと思います。
例えば「大会中走行は道路交通法を遵守してください。なお、道路交通法では歩道のない道路は右側通行と定められていますが、警察から安全確保のために左側通行を指示されているので、原則左側を走行してください。なお、コース誘導員の指示がある場合にはその指示に従って走行してください。」
こんな感じでしょうか。結局は自分の身は自分で守るしかありません。主催者もそのようなことを言っていました。
そもそも歩道がない道を走るのはリスクが大きいので、どう走れば自分の身を守れるか考えて行動するしかないのです。