ルートを外れたら気づくことがある〜ウルプロナイトラン〜

(スタート前にいろいろ注意事項など)
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土曜日は、横浜駅から品川駅に少し寄り道しながら28km少しの距離を13人のウルプロメンバーと走りました。フルマラソンが5時間近いメンバーも何人かいて途中離脱の予定でしたが、最後まで走れたなら達成感は格別なので、ペースや休憩のタイミングなど気をつけ、状態を確認しながら最後まで気持ちよく走ってもらいました。結果、全員でスタートして、全員笑顔でゴールできました。

Googleマップで一応コースは決めましたが、今回途中合流はいないので、大きくは外れないけど途中で何度かあえてルートを外れました。

私はランニングに限らず、決まった道をそのまま行くのではなく、ちょっと寄り道するのが好きです。また真っ直ぐな大通りより、曲がりくねった路地とかが好きです。

それは、先が見えないから。

先が見えない不安はあるけど、この先に何があるのだろう?という期待の方が大きい。

今回、スタートしてしばらくして、すぐにルートを外したことで、この辺りを練習コースにしているメンバーが心配して大丈夫ですか?と声をかけてくれました。

幹線道路を外して海岸方面に行くと、海の匂いがしてきました。

非日常を楽しむウルプロ®︎オーバーナイトランの、入門的なプチナイトランは走力を高めるためだけの練習ではなく、これからウルトラマラソンやジャーニーランにチャレンジする際に必要な要素も取り入れている。

目に入ってくる光景を見るだけではなく、周りの音を聴き、匂いを嗅ぎ、濡れて滑りやすい路面状況を足の裏で感じる。そして走りながら飲むドリンクの味から体調変化を感じることもできる。これらは様々な危険から身を守るために絶対に必要な五感です。

さらに細い路地から何か飛び出してこないか?など目に見えない危険を予測する第六感的要素が身を守ることもあります。例えばたまたま自分が通る時に横の路地から自転車やバイクがスピードをゆるめずに飛び出すのは、千に一つかもしれないが、今回がその千に一つかもしれない。仮にその千に一つに当たってしまっても避けることができるかどうかは想定しているかどうかで決まります。

メンバーには話してなく、今回ここで初めて書くけど、自分がどこを走っているか、今どっちに向かって走っているかを感じ取るのもジャーニーランには大事な能力です。そのためにあえてルートを外れて何回か曲がると後ろから、今どの辺りを走ってるから全く分からないね。なんて会話が聞こえてきたけど、そんな時は信号待ちの際に地図アプリをちょっと見れば分かること。それで自分の感覚とのズレを補うと精度は高まっていく。

もちろんよく分からない場所を走るという非日常感を存分に楽しんだらよいと思ったので、今回はそのアドバイスはしなかった。

私は、メンバーを危険な場所に誘導しちゃダメだから、事前にマップでルートは確認しています。それでも私自身、あまり方向感覚良くないから、Suunto9にルートを入れておき、どのくらい外れているのかを確認しながら走り、また念のため信号待ちの時にスマホで現在位置を確認した。

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川沿いに造形美の美しいマンションがあった。自分にとって何が美しい建物で、何が美しくない建物かをうまく説明できないが、一つは周囲とのバランスだと思う。

風通しの良い屋外だから感染リスクはほぼないが、走行中や信号待ちでも間隔を開けてもらってます。またコンビニに入る時はマスク着用。

写真撮る時は、枠に入らないからちょっと寄ってもらった。

なんの変哲もない道だけど、綺麗だなって思った時はとりあえず撮影した。そんなことものんびりナイトランの楽しみです。

今回のペースはサブ3狙うメンバーには遅いペースですが、フォームを崩さないように走ってもらいました。結構疲れると思いますが良いトレーニングになったと話しています。私にしてももちろん遅いペースですが、127kmレースのよい疲労抜きになりました。

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品川駅ゴールですが、レインボーブリッジが見える箇所まで走っていき、メンバーそれぞれ写真を撮っていました。

もちろん綺麗でしたが、私はそこから顔を45度右を向いたこちらの方が好きな光景です。

ちょっと色合いがうまく写せませんでしたが、赤茶けた空と線路と道路の重なりがなんだか惹かれました。

そして顔を45度左に向けるとこんな光景がありました。

レインボーブリッジは目立つ存在ですが、その周囲にも美しい光景が広がっているのです。結局どこに焦点を当てるかです。

前回書いたこちらの記事に、市民ランナーには伸び代がたっぷりあると書きました。それを見つけるのがコーチの役割です。どこを改善したらよいかはコーチなら分かると思いますが、変えるには、そのランナーの個性や考え方など掴まねば変えることはできません。

このランナーはなぜこの動きをしているのか?なぜこの動きができないのか?を考え洞察していく力が必要なのです。そのために私は日々ウルプロメンバーのことを考えています。そして、その積み重ねが私の力になっています。

ランニング以外の話になりますが、大事なことがあります。

それは、声の大きな人やリーダーがレインボーブリッジ綺麗だね!と周りに声をかければ、みんなそこに注目するから周りの光景に気づきにくくなります。それって景色だけではなく社会にはそのようなことがたくさんあります。

私は、周りの意見や論調に流されずに、自分の感性とか、価値観や生き方を大事にしていきたい。

何が正しいのか?そして自分はどう行動すべきか?

ウルプロには、様々な人生経験をもつメンバーがいて、そのメンバーのおかげで成長させていただいています。

気づきの多いナイトランだった。

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