世界トップクラスのウルトラランナー板垣辰矢1500mで自己ベスト更新

アスリチューンアールエルソックスのサポートアスリートでサロマ湖100kmウルトラマラソン3回優勝(2017年世界ランキング1位)の板垣辰矢が、静岡県で開催された東部陸上カーニバルの1500mで優勝しました。 世界トップクラスのウルトラランナーである板垣選手が1500mに出たことも驚きですが、15年ぶりの1500mで自己ベストを15秒更新したのも驚きです。 タイムは雨でトラックに水溜りがあるなか、3分58秒27と3分台の素晴らしいタイムです。

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1988年生まれの板垣選手は現在32歳。

15年ぶりということは最後に1500mを走ったのは高校時代です。 その後、箱根駅伝を走り、実業団でも走ったあと、市民ランナーになり2015年からウルトラマラソンに挑戦すると、マラソンやハーフマラソンの自己ベストも更新し、その後札幌国際大学(大学院)に進学し大学時代に走れなかった出雲駅伝を走りました。 最近では言う人は少なくなっていると思いますが、以前は「ウルトラ走ると遅くなる。」と言われていました。これには私は異論を唱えてましたが、板垣選手の活躍をみたら、そんなことは言えないでしょう。

2016年時点の自己ベストなどはこちらに掲載しております。

板垣選手にいくつか質問したので紹介します。

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ラップタイム

300m 0’45

700m 1’51(1’06)

1100m 2’55(1’04)

1500m 3’58(1’03)

レース展開

前半の700mまで4分切りのペースで引っ張ってもらい、自分が前に出てからも牽制はせずイーブンで刻み、ラストも競り合った事でタイムも付いてきました。

1500mの練習メニュー

「4分切れるかどうかくらいの練習はやってきていたつもりだったので、練習とリンクした結果になりました。」と投稿していたので、可能な範囲で教えてもらいました。

レペテーションで1000mは2’40設定。それより短い距離は更に速いペース設定で取り組んでました。 また1500mメニューとは別に、3000m+2000m+1000mのレペテーションの3000mの1500m通過で4’04(ゴールタイム8’28)だった事が1500m4分切り、5000m14’30切りはできるんじゃないかという根拠でした。

1500m4分切りをイメージできる人は少ないと思うので、5分切りに置き換えて考えるて1.25倍すると1000mレペは3’20。4分半切りに置き換えると1000mレペは3’00です。ようは狙うタイムの平均ペースで1000mレペをして、それより短い、800m、600m、400mのレペはそれより速くしていくということです。

私が2年前に1500m走った時4’54でしたが、4分50秒を切るなら1000mは3’13、そうなると800mは3’10ペース、400mは3’00ペースの72秒、200mなら35秒くらい。今度やってみます。

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最後に

4〜5月までは今年はもう試合がないんじゃないかと思っていたので、無事に開催された事に感謝しています。今年はコロナ禍でサロマ湖など目標レースがなくなり、残念な年になってしまったけど、こんな時だからこそ二度と走る事がないと思っていた1500mにチャレンジし、そして3分台が出せたのだから今できることをすることは大事だと思います。5000mでも良いタイムが出せるよう頑張ります。

板垣辰矢選手の過去のレースについて書いた記事はこちらです。合わせてお読みください。

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