ランナーのソーシャルディスタンスに関する大学教授のYouTubeをみて思う

NHKニュースでランナーはマスクをした上で10m離れて走らないと感染するリスクが高まると、専門家が話していると紹介していましたが、まだこの話をしているなんてNHKは何をしたいのでしょうか?

NHKで紹介した専門家は、筑波大学大学院人間総合科学学術院の久野譜也教授で専門研究領域はスポーツ・運動とヘルスプロモーションと健康政策と筑波大学のページで紹介されています。

YouTube動画を見ると、高齢者を含めて多くの方が運動不足に陥ることを憂いての内容です。

<スポンサーリンク>


ただ、その動画の導入で、どのくらい距離を開けたら良いのかということに対して、「海外の研究において、かなりしっかりデータが出てきました。」と前置きをして、例の海外の研究について紹介しています。だから、マスクをして10m離れないと人を感染させる恐れがあるとしているのです。

次にこちらのYouTube動画をみてください。

こちらは同志社大学 スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科 博士後期課程の石井好二郎教授が投稿したものです。こちらは同志社大学のページですが、その中で石井教授の専門はライフサイエンスと栄養学、健康科学であることが分かり、また政府の委員など多数歴任していることが分かります。

<スポンサーリンク>


3分12秒の動画に簡潔に要点をまとめているのでみて欲しいのですが、冒頭でこのように言っています。

「ランニングをしている人の息が後方まで飛び散り10m以上の間隔を開けなければならない。との印象を持たせる研究が発表されました。しかしながらこの研究は学術的な不備が多く、研究の著者自身が感染リスクとは関係ないと述べています。

筑波大学の久野教授が、かなりしっかりしたデータとしている研究を、同志社大学の石井教授は、学術的な不備が多く、研究の著者自身が感染リスクとは関係ないと述べているのです。

まずは、両方の動画をみて下さい。

そして、こちらが、シドニー大学 エマニュエル・スタマタキス教授が投稿した記事をGoogle翻訳で訳して作った記事です。

ジョギングやサイクリングをしているときにコロナウイルスの安全な距離を保つ方法をGoogle翻訳してみた

<スポンサーリンク>


こちらでも、10m以上の間隔を開けねばならないという研究を信じることで様々な問題が発生していると警笛を鳴らしています。

また、日本政府が国民に向けて発信した新しい生活様式の内容に従うとこのようになります。

「現時点の日本でのランニング・ジョギングをする際に注意すべきこととして、政府から出ていることは、人混みを避けて、少人数で、ソーシャルディスタンスである2m(最低1m)あけて、会話をするのであればマスクをしてください。またすれ違う時は相手を配慮して接近しないでください。」

という内容です。

ちなみに二つの記事を発信の順番は以下のようになります。

2020/05/04    筑波大学久野教授

2020/05/10 同志社大学 石井教授

またシドニー大学のエマニュエル・スタマタキス教授に記事は4月15日です。

 

しかし、同じ研究に対して、「海外の研究において、かなりしっかりデータが出てきました。」と「この研究は学術的な不備が多く、研究の著者自身が感染リスクとは関係ないと述べています。」

と、健康科学に関わる二人の教授が、全く違う見解を示していることに驚きを隠せません。

何を信じて行動したら良いかと言えば、政府の要請に沿った行動を最低限とり、それで不足と思えば自分なりに工夫したら良いです。ただその工夫は他人に押し付けるものではありません。

また、自分に注意を向け配慮をしてくれていると感じれば安心感を生みますが、自分に注意を向けていないと感じたら不安になります。すれ違う時に何メートル離れたら良いということより、不安を感じさせないようペースを落とすなど周囲への配慮をしたらお互い嫌な気分にはならないと思います。

 



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA