楠瀬祐子 ついに日本代表内定を掴む

2018年サロマ湖ウルトラマラソン代表選考有力選手 女子

サロマ湖ウルトラマラソンの大会前にこのような記事をアップしました。

そして結果はこちらです。

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私が注目していた選手が期待通りの走りで上位に入りました。タイムも私が予想していたのとほぼ同じで女子トップ選手の安定感に驚きました。

私自身が予定ペースより遅れ、男子の上位選手の走りをワッカで見ることは出来ませんでしたが、女子選手に関しては見ることが出来ました。

藤澤選手がきて、太田選手がきて、とそこまではイメージ通りでしたが、3番目に一般部門の安曇選手がきて、兼松選手が来ました。安曇選手が一般の部とは知らず、応援している楠瀬選手が兼松選手から数100m遅れて5番目にきた時には、大きな声で前との差を伝えました。

楠瀬選手が必死に頑張ってきたのは分かっているから、5番目に来た時には結構残念な気持ちでした。ちょっと追いつける感じではなかったです。

私がゴール後、着替えて建物を出た時に、お椀を手に持った楠瀬選手とバッタリ会いましたが、日本代表を逃した彼女にどう言葉をかけようかと思ったら4位だったと知り凄く嬉しかったです。

その時の楠瀬選手です。

近所のコンビニでおでんを買って帰る途中に道端であったような写真ですが、日本代表内定を勝ち取った安堵の表情です。

楠瀬選手の談話を掲載する前に、大会パンフレット掲載の『第30回IAU100kmワールドチャンピオンシップ(2018)代表選手選考要項』の選考基準にはこのように書かれています。転載します。

1.選考競技会及び選考対象大会

第32回サロマ湖100kmウルトラマラソン(2018年)を選考対象大会
第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン(2018年)を選考競技会

2.派遣記録

男子 7時間10分00秒 女子 8時間40分00秒

3.派遣記録対象競技会

(1)第32回サロマ湖100kmウルトラマラソン(2017年)(陸連登録者の部)
(2)第29回IAU100km世界選手権大会(2016年)
(3)第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン(2018年)(陸連登録者の部)

4.選考基準

日本代表チームは男女各4名以内で構成される。

内定条件と、選考条件は下記の通り。

(1)内定条件

選考競技会にて男女日本人上位4名以内の、派遣記録対象競技会に置いて、派遣記録を満たした競技者

(2)選考条件

選考競技会にて上位の、派遣記録対象競技会に置いて派遣記録を満たした競技者。

5.選考方法

(1)選考基準(1)による選考は、即時内定とする。

(2)男女代表内定者が各4名に満たない場合や辞退者が発生した場合は、派遣の有無も含めて検討し、選考基準(2)により本連盟にて決定する。

6.その他

(1)代表選手は選考基準に則って選考されるが、その派遣人数が国際ウルトラランナーズ協会(IAU)が定めるエントリー数の上限を保証するものではない。
(2)天災、その他の理由で選考競技会が中止になった場合は、本連盟強化委員会にて派遣記録対象競技会出場者から選考する。
(3)本大会までに故障等により、競技力を発揮できない事態が生じた場合は代表を取り消すことがあり。

 

昨年のサロマの扱いなど含めて、私自身少し分かりにくかったので、要項を一行一行読んでアンダーラインを引いてみました。

下から読むと分かりやすいかもしれません。

・選考方法には、選考基準(1)による選考は、即時内定とあります。

・選考基準(1)とは『選考競技会にて男女日本人上位4名以内の、派遣記録対象競技会に置いて、派遣記録を満たした競技者。』です

・選考競技会は第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン(2018年)です。

上記のより、女子の場合は、今年のサロマ湖100kmウルトラマラソンで8時間40分00秒以内のタイムで、登録の部日本人4位以内であれば即時内定となります。

したがって、今回の結果に基づき藤澤選手、太田選手、兼松選手、楠瀬選手が即時内定選手となります。

また、6.その他 (3)に記載の通り、即時内定選手であっても故障などした場合は代表を取り消されることがあります。

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上記代表選手選考要項に則り、即時内定選手となった楠瀬選手に、いくつか質問をして教えてもらいました。

レース前の気持ち

レース約1ヶ月前の故障で、練習不足や痛みの再発の不安はありました。

でも、この1年間で身に付いた走力への自信と、故障に関して今やれることはこれ以上ないというくらいやった(お金もいっぱいかけた)という思い、たくさんの方が私を支えてきてくれたという誇りがあり、「きっと大丈夫」というドッシリ構える落ち着きが不思議とありました。(去年の方が気持ちが不安定でした)

絶対に世界選手権への切符を手に入れられる。

そんなワクワクする思いでスタートしました。

4位でゴールした時の気持ち

世界選手権への切符ギリギリの4位。

ラストは必死で逃げたので、逃げ切れた安堵感が強かったです。

大好きな兼松藍子さんがゴールで待っていてくれたので、ゴールの勢いそのままに彼女の胸に飛び込みました(笑)

抱き合って喜び合って、あぁー本当に日本代表になれるんだなぁと涙が出てきました。

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アスリチューン

25㎞くらいから飲もうと思っていたのに、序盤からお腹が空き始めてしまい、13㎞で1回目摂取。

最近、レース中は断然おいしいオレンジ味のみです。おいしくてウキウキします。

今回は13㎞、25㎞、40㎞、50㎞、70㎞、93㎞で摂取。

(後半はスペシャルドリンクを飲んだので、少し間が空いています。ただ今回初めて、足りない!もっと持っていれば良かった!と思いました。)

アグレッシブデザイン

いつものように、肌が出ているところ以外にも、背中など隠れた部分にもしっかり塗って参戦しました。

暑さ、日差しの強い時間帯もあり、周りには水をかぶる人が多くいましたが、そこまでの暑さは感じずに走れました。

アグレッシブデザインを使うようになり、日差しの強いレースを何回も経験してきましたが、どのレースでも周りの人が暑い暑いと水をかぶっている中、そこまでの暑さを感じずに走れています。

世界選手権の目標

7時間45分を切ること。

団体戦で金メダルを取ること。

4人の中では持ちタイムが10分以上遅い私。

でも、フルも100㎞もこの中で1番タイムが縮んでいて、まだまだ成長できると信じています。

あと2ヶ月ちょっとしかありませんが、今できることをしっかりやって、世界選手権で最大の力を発揮できたらと思います。

他3人に刺激を与えられる選手にもなりたいです。

以前から大好きで憧れだった3人と世界に行けることが本当に嬉しいです。

たくさんの方々に応援していただけたら嬉しいです。

 

上記に転載した代表選手選考要綱にもありますが、故障等により、競技力を発揮できない事態が生じた場合は代表を取り消されることがあるので、9月に開催される第30回IAU100kmワールドチャンピオンシップのスタート地点につく時に最高の状態にすべく調整して欲しい。そして男女8人全員が最高の走りをすることを期待します。

また、冒頭でも紹介している、『2018年サロマ湖ウルトラマラソン代表選考有力選手 女子』で楠瀬選手についてこう書いています。

 

日本代表になると公言していた楠瀬選手が努力して、ついて日本代表内定を掴みました。おめでとうございます。

*画像は楠瀬選手から提供いただきました。



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