100キロタイムから24時間走の距離を探る③

100キロタイムから24時間走の距離を探る②

から続く

①と②で100キロマラソンのタイムから、24時間走で走れる可能性のある距離について考察してみました。

24h

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ここで算出した80%や83%を走れるのは、非常に効率よく走れるランナーで、気象コンディションにも恵まれ、諦めや妥協なく24時間、自分自身と勝負できた場合の記録です。

例えば、3時間で走るランナーのハーフマラソンベストタイムは1時間25分前後が多いです。1時間26分前後でも上手に走ればサブスリーは可能であるし、女性には1時間27分前後で達成してしまうランナーもいます。逆に1時間20分でハーフマラソンを走れるのにサブスリー出来ないランナーもいます。こんなイメージを持ってください。

このように書くと『自分はハーフベストが1時間30分の時にサブスリーした。』と反論する方がいます。

そのような例はあると思いますが、そのサブスリーした日にハーフマラソンを走れば1時間25分くらいで走れる力を付けていたのでしょう。もしくはハーフ1時間30分だったレース当日の気象コンディションやご自身のコンディションが悪かった。そもそもアップダウンが厳しいタイムの出にくいコースだったのいずれかでしょう。

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100キロと24時間走の比較も同様です。

24時間走当日が100キロマラソンだったらどのくらいのタイムで走れるかが目安になります。

また、今回の一覧表では触れていませんが、100キロマラソンと言っても、累積標高はさまざまだし、気象コンディションもさまざまです。

82.9%の小谷選手や、81.8%の安孫子選手の100キロベストタイムは秋田内陸100キロです。このコースの累積標高は785mと言われていますから、サロマ湖と比較するとタイムは落ちます。

私がウルトラセミナーで話をしている、初めて走るコースの目標タイム設定で使う計算式の一つに当てはめると、秋田内陸はサロマ湖より4%ほどタイムが落ちます。そうすると小谷選手が秋田内陸を7時間45分台で走った時の力で、サロマ湖を走れば7時間27分前後。そのタイムで計算すると今回の数値は79.8%になります。

そう考えると男子選手の場合は80%が上限のように思えます。

また、私の100キロの記録は2015年で、24時間の記録は2012年です。この比較だと71.7%と全く頑張っていないように見えますが、2012年当時の100キロPBはサロマ湖で出した8時間53分です。

このタイムで比較すると75.9%となります。

当時を振り返り、残した記事などを読み返すと、苦しい時間帯に200キロ超えれば良いと妥協していました。そして、210〜215キロまでは可能だったのではないかとレース後に感じていました。しかし220キロは届く気がしませんでした。

当時の80%を計算すると215キロです。

では、それが私の限界かといえば違います。

そこは女子選手の指数を紹介してから書きます。

 

100キロタイムから24時間走の距離を探る④

 に続く



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