牛田美樹(アスリチューンサポートランナー)骨折を乗り越えSTY優勝 その1

アスリチューンサポートランナーの牛田美樹選手が、STY(92km D+4100m)において9:56’27″で優勝しました。

STY男子総合(大会ページより転載)

1位 2114 牛田美樹 Japan 9:56:27
2位 2103 Kevin Dutang France 10:00:42
3位 2131 町田知宏 Japan 10:16:07
4位 2172 Micheal Kabicher Austria 10:34:00
5位 3200 ONIFA Ray Jhon Philippines 11:05:04
6位 3201 Christophe Le Saux France 11:10:26

<スポンサーリンク>


(□全ての画像は牛田選手よりお借りしました。)

牛田選手は昨年骨折したあとリハビリを行い3月末からレースに復帰し、レースを重ねるごとに調子は上がってきていたようですが、92㎞は未知の距離であり、その距離に対する不安と、試走をしていない不安の中当日を迎えたと話しています。

今回はレース展開だけではなく、ケガから復帰までのことについても教えていただきました。

□イメージトレーニング

試走は仕事が忙しくてできず、コースマップと高低図を見てイメージトレーニングをしました。近くの山で、なるべく長く動き続ける練習を何度かして本番に臨みました。
<スポンサーリンク>


□レース展開

A1で5位。天子山の登りでトップに立つ。A2麓に向かうロードで2位集団(4人)に吸収され、A2は大杉選手とほぼ並んで到着。A2を出て再びトップに立ち、A3では単独1位。続くA4もトップ通過。ただし、すぐ後ろに2位の選手が迫っていて、A4を出てすぐ抜かれる。その後の鳴沢氷穴2㎞くらい手前でトップに立つ。しかし、鳴沢氷穴過ぎてすぐのトレイルでロストし、再び2位。その後の足和田山への登りで追いつき逆転。そのままトップでゴール。

今回、優勝できたのは、このように得意のバーチカル区間で、周りの選手のペースに合わせず、自分のペースを貫いたことです。

最後の足和田山の登りもかなり走れたので、長い時間を走る練習はそれほどしていませんが、米を背負って走る練習やバーチカルトレーニングの成果が出てきたのだと思います。

また後半のロードも快調に走れたのは、クッション性を重視して、シューズをTRAILTALON290にしたのが奏功したと思います。

<スポンサーリンク>


□走りを支えた補給

40分~60分にアスリチューン(ポケットエナジー)を摂取しつつ、その間に羊羹やグミなどを摂取しました。また麓と精進湖のサポートエイドではinov-8スタッフと妻が待っていてくれたので、他のエイドは全てスルーするかわりに、この2つのエイドでは、カステラやおにぎりなどしっかりと補給をしました。

終盤は内臓がやられ、72㎞地点の精進湖エイド手前でガス欠気味になり、足和田山以降のラスト約8㎞は本当につらかったのですが、序盤から中盤までしっかり補給したことで最後まで走りきれました。

□レースが終わって

骨折で苦しんだ約半年間のことを思うと、本当に奇跡だったとしか思えません。

約10時間、自分と向き合うことで、色々と課題も見つかりました。それを改善すべく、少し休んだら、また次の目標に向けて頑張っていきたいと思います!

 

その2では半年間走れずに苦しんだ怪我とリハビリ中のトレーニングなどについて紹介します。

牛田美樹(アスリチューンサポートランナー)骨折を乗り越えSTY優勝 その2



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA