日本が個人・団体とも金メダル〜IAU24時間走アジア・オセアニア選手権〜

日本時間の12月1日午前10時から2日午前10時にかけて台北で開催されたIAU24時間走アジア・オセアニア選手権で、男女個人・男女団体とも日本が優勝しました。

男子優勝の石川佳彦選手(画像提供:松島美紀さん)

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【個人】

男子

1位 石川佳彦(日本)253.420km
2位 高橋伸幸(日本)252.301km
3位  HOSAHALLI NARAYANA, Ullas(インド)250.371km

女子

1位 松本ゆり(日本)219.112km
2位 JONES, Tia (オーストラリア)218.177km
3位 兼松藍子(日本)212.700km

女子優勝の松本ゆり選手(画像提供:松島美紀さん)

【団体】

男子

1位 日本 752.474km

石川佳彦 253.420km
高橋伸幸 252.301km
楢木十士郎 246.753km

2位 オーストラリア 675.354km
3位 インド 645.936km

女子

1位 日本 620.818km

松本ゆり 219.112km
兼松藍子 212.700km
青谷瑞紀 189.006km

2位 オーストラリア 599.654km
3位 ニュージーランド 563.443km

男子4位の楢木十士郎選手は今回のチームキャプテン(画像提供:松島美紀さん)

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優勝したアスリチューン・サポートランナー石川選手のレース直前のメッセージには「台湾暑いです。記録は狙えないと思いますがしっかり勝負にこだわって頑張ります!」とありましたが、最後は高橋選手とノーマークだったインド人選手と僅差の争いになりましたが、昨年の世界選手権(隔年開催)に続き優勝を飾りました。

2位の高橋選手は11月10-11日開催の神宮外苑24時間チャレンジで、現時点世界ランキング2位の268.783km走り優勝した3週間後にこれだけの走りをしたのだから素晴らしいです。

男子2位の高橋伸幸選手(画像提供:松島美紀さん)

高橋選手は神宮外苑24時間チャレンジ前にこの2大会をこのように考えていました。

「ハンドラーののりさんや周りの支えがあってですが、神宮は個人の挑戦、アジアは団体戦に貢献する走りと思っています。アジアも個人の記録が出ることが最終的に団体戦の貢献に繋がりますが、チームを意識して走るアジアは神宮とは違うと思っています。

神宮はもちろん今できる自分の力をだしきります!周りにでる選手と一緒に頑張りたいし、応援してくれる人にも恥ずかしくないように。肉体的な面や直前の調整を考えれば絞った方がいいのかもしれないですが、精神的な面で神宮をきちんと走れることがアジアにも繋がる、プラスになることはあると思っています。」

 

まさにメッセージ通りの2レースになりました。

また団体戦は各国上位3人の記録の合計のため、3人しか派遣されていない日本は全員の力が必要になります。個人4位に入った楢木選手の走りもすごく2位のオーストラリアを77kmも引き離しました。

青谷瑞紀選手の団体金メダルを支える走り(画像提供:松島美紀さん)

女子は松本選手が終盤にトップに立ちオーストラリア人選手と僅差の戦いになるも競り勝ちました。途中トラブルで走れなくなった兼松選手、青谷選手も距離を伸ばし2位のオーストラリアに20km以上の差をつけて団体優勝を果たしました。

今年のIAU100km世界選手権も男女共団体優勝していますが、兼松選手はこの時のメンバーでもあります。

100km世界選手権に続き団体金メダルを支えた兼松藍子は女子3位(画像提供:松島美紀さん)

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来年フランスで開催される世界選手権への派遣選手はまだ決まっていませんが、現時点の選考ポイントから考えると、この6人が軸になり、そこに男女とも強力な選手が加わるものと思われます。

2019年24時間走世界選手権開催決定と代表選考について①

昨年の24時間走世界選手権は石川選手が優勝し、男子は今回同様、高橋選手、楢木選手の活躍により団体優勝しましたが、ヨーロッパ選手だけではなく、今回のアジア・オセアニア大会には参加していない中国にも強い選手がいます。

また女子はヨーロッパ・アメリカ選手が強く、世界選手権では250kmオーバーの争いになっています。

世界選手権まであと10ヶ月

IAU24時間走世界選手権で石川佳彦選手が優勝  さらに男子団体金メダル獲得   〜世界一の意味〜



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