富士登山競走-攻略法③-〜上位100人の走り 3時間28分39秒まで〜

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富士登山競走 攻略法〜ブロック別完走率〜では、Aブロック、Bブロック、Cブロックなどの決まり方や、そのブロックごとの完走率などについて紹介しました。

富士登山競走 攻略法② 〜制限時間4時間30分の境界線ランナーの歩み〜では、制限時間4時間30分の山頂コースで制限時間5分前からギリギリ完走した選手について、どのようなペースで走ったのかについて分析しました。

今回は2015年の上位100人の走りを分析します。

ちなみに上位100人に女子選手が3人入っています。

31位    3時間13分39秒

62位    3時間22分29秒

95位    3時間28分08秒

また、2時間台は優勝した松本翔選手以下、13位の選手までです。サブ3選手の分析も合わせて行いますが、まずは100人の区間タイムについて調べてみました。

スタート〜馬返し    10.8キロ    標高差    680m

馬返し〜五合目    4.2キロ    標高差    780m

五合目〜八合目    3.8キロ    標高差    1170m

八合目〜Finish    2.2キロ    標高差    370m

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まず100人の区間タイムタイムを加重平均してみました。

スタート〜馬返し    54分01秒

馬返し〜五合目    45分17秒

五合目〜八合目    1時間12分38秒

八合目〜Finish    24分14秒

ゴールタイム    3時間16分09秒

上位100人の平均タイムは3時間16分09秒ですから、3時間15分切りを目指す選手ならこの区間タイムを参考にした上で、自分の特性に合わせて調整したら良いと思います。合わせて区間タイムとフィニッシュタイムの比率を調べてみました。

27.5%-23.1%-37.0%-12.4%

昨日分析した制限時間ラスト5分の216人の平均値と大きくは変わらず、スタートから五合目までと、五合目から山頂までは同じようなタイムになるという経験則はこのレベルでも生きています。

ただ制限時間ギリギリのランナーは五合目まで約49%で、そこから山頂までが51%したが、上位100人は五合目までが50.6%で、山頂までは49.4%と少し違いますが、これは単純に五合目からの登山道の混雑の差でしょう。2015年に八合目辺りで応援していましたが、前の選手を抜くにはかなりスピード差がないと難しいと思いました。

また、ざっくり

2強:2弱:3:1

となっています。

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おまけでサブ3の13人だけで分析しました。

まず13人の区間タイムタイムを加重平均してみました。

スタート〜馬返し    49分17秒

馬返し〜五合目    39分46秒

五合目〜八合目    1時間03分53秒

八合目〜Finish    21分34秒

ゴールタイム 2時間54分30秒

同様に区間タイムとフィニッシュタイムの比率を調べてみました。

28.2%-22.8%-36.6%-12.4%

五合目までは51%で、そこから山頂までは49%ですから大きく変わりませんが、馬返しまでのタイム比率は上位に行けば行くだけ高くなります。これは馬返しからの混雑による影響でしょう。混雑と無縁のトップ選手は結果的に馬返しまでの比率が高くなります。

数字を見ていて少し驚いたことがあります。

それは12位の2時間59分55秒でゴールした選手のゼッケンは2579とCブロックなのです。もしかするとエントリーミスなどの間違いで、違うゼッケン番号が振られたのかもしれませんが、この年のCブロックの完走率は19.6%で、そもそもCブロックは前年以前に五合目まで2時間10分以上かかっているランナーが3時間を切るのは信じがたい。

そこで2014年はどのくらいで走ったのか結果を調べたら2時間57分46秒で、6位でした!!その際のゼッケンも通常ならCブロックの番号でした。

それ以前も3時間ちょいで走っているのだから、何かの枠でブロックはCではないのでしょう。

通常なら富士山ゼッケンですからね。

*上記数値は私の手計算ですので多少誤りがあるかもしれませんので、参考程度に考えてください。



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