アスリチューン・サポートランナーで、24時間走世界チャンピオンの石川佳彦選手が、チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン118kmを8時間47分55秒で走り二連覇しました。
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今回のレースについて振り返ってもらいました。
■レース展開
レース前から100km6時間台の記録を持つ大林僚選手と100km日本代表経験のある外池選手との争いになるだろうと考えていました。
レースが始まり、大林さんと先頭を入れ替わりながら余裕を持ってレースを進めていきました。
80kmから何度か仕掛けましたが、力のある大林さんは簡単には離れてくれません。
ラスト5kmの登り坂からのキック勝負になると分が悪い、そこまでに決めないと厳しいと感じていました。ただ、仕掛けが失敗しても気持ちが折れてしまわないように焦らず気長にその時を待ちました。
昨年は序盤で大きくリードされ、100km地点で追い抜き、逆転優勝。今年は108km地点まで大林さんと並走。ラスト10kmからのラストスパートでリードを奪い、二連覇を果たす事ができました。昨年よりも余裕を持ってレースを進められたものの、なかなか簡単には勝たせてくれない印象の富士五湖です。
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■補給について
レース序盤は寒いと思っていたので、アスリチューン・エナゲイン(赤)を多めに準備していました。
赤をスタート前に1個、20kmから10kmごとに赤を3個、50kmからはアスリチューン・ポケットエナジーグレープ味(黒)とオレンジ味(白)を交互に8個、トータル12個摂取しました(赤4個、黒4個、オレンジ4個)。暑い中、飲み慣れているジェルでトラブルなく走れましたが、最初から10kmに1回と決めてしまうのではなく、序盤はもう少し減らして、後半はもう少し増やすなど体調、体力に応じて微調整する事も必要かと感じました。練習の段階で試行錯誤していきたいと思います。
■日焼け対策
気温というより、日差しがきつい118kmでした。
アグレッシブデザインの日焼け止めをたっぷり塗り、日焼けによるダメージは最小限でした。
また、レース前々日に車で徳島から山梨まで8時間移動しましたが、その際も日焼け止めを活用し、コンディショニングの維持に役立ちました。汗で落ちにくく、クレンジングでさっぱり落ちやすい日焼け止めです。
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■暑さについて
気温が上がると事前に分かっていて、チャンスと捉えていました。100kmのスピードレースになると勝てない相手でも暑くなり、サバイバルレースになればどうなるか分かりません。さらに富士五湖は118kmという距離も味方してくれると考えていました。
暑くなれ、暑くなれ、とレース中ずっと思っていましたが、カラッとした暑さで湖畔の涼しい風を心地よく感じる時間がほとんどでした。終盤は気温が上がり、きつくはなりましたが、全体的に暑さと距離を味方にできたレースでした。
■2週連続ウルトラマラソン出場
富士五湖118kmの翌週、地元徳島で始めて開催される108kmのウルトラマラソンレースに出場します。
定員はわずか15名、イベント的な位置付けのレースですが、念願だった徳島でのウルトラマラソンが開催されるという事で、富士五湖118kmの翌週に108kmを走るハードスケジュールとなりました。
リカバリー期間の1週間をうまく使って、できるだけベストな状態を作れるかどうか。今回の経験をうまく24時間走や長距離のレースに繋げて、さらにウルトラマラソンが盛り上がるように活動していきたいと思います。
*画像は石川選手およびウルプロメンバーから提供いただきました。
□こちらは昨年優勝時の記事です。合わせてお読みください。