10月22日に開催された壱岐ウルトラマラソンでウルプロメンバーのHさんが13時間47分33秒で完走しました。
Hさんはフルマラソン4時間台の走力であり、アップダウンの激しい壱岐ウルトラマラソンにエントリーするかどうか迷って私に相談がありました。私は出来るか出来ないか?も大事だけど、出たいか出たくないか?も大事だと話したような記憶あります。
エントリー後もHさん自身、かなり頑張らないと完走は難しいと考えていたから計画的に練習頑張っていました。
そのHさんが完走したのは私自身も嬉しかったです。レースについて振り返ってもらいました。
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大会中の天気について
スタート時の気温は18度で最高気温は22度でした。9時くらいまでは日が差していたが、次第に雲が厚くなり16時くらいから雨となりました。また朝から強風でしたが、次第に強まり午後からは風速10m以上で夕方からは暴風警報が発令される荒れた天気となりました。
エントリーからの不安
私は登り坂が苦手なので、今まで走ったウルトラマラソン(四万十川・富士五湖)の2倍もある累積標高の壱岐ウルトラを完走できるか、エントリーを迷い締め切りギリギリに申し込みました。その時からの練習期間は2ヶ月でした。間に合うのかな。とかなり不安でした。
不安を打ち消すための練習
普段近所で走る、自宅起点のジョグコースに坂を3つ組み込み、坂慣れに努めるとともに、ウルプロの奥武蔵練習会に参加して峠走の経験を積み、またフォームの指導を受けました。
それ以外にも、友人に引っ張ってもらい、いろんな激坂を走ったり、登山で急登があってもストックを使わずできるだけ早く登り心拍が上がるキツ目の練習にしたりしました。
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レースを振り返って
坂練習の甲斐あって登りでヘタることもなく、歩きを入れるタイミングなど奥武蔵練習会で教わったことなどを参考に考えていたシミュレーションどおりに走れました。その結果前半50キロを予定通りの6時間で通過できました。
補給はアスリチューン・ポケットエナジーの黒と白を1時間おきに1個、アスリチューン・エナゲイン(赤)を2時間おきに1個とりました。
またオルガニックジェルを50キロ地点と雨が降り始めた時に飲んだので体が冷えることがなかったです。
これらのサプリメントの影響なのか、終始胃腸の調子も良く、果物類は積極的にエイドで食べました。
56キロくらいで心配していた右膝でなく左膝が疲労のため痛みが出て力が入らなくなり2キロくらい走れなくなりました。でも復活を信じ走り方を試行錯誤するうちに、腹筋と脚の裏側の筋肉で体を支えれば走れることに気づきました。今回完走出来た要因はコレに尽きると思います。
諦めず粘って良かった!
走れるようになってから、激坂がある90キロ以降に2時間当てることができるようそこまでの目標ペースを組み立てました。このペースより多少遅れても、遅いながら走りがだんだん安定してきたので悲観的になりませんでした。
強風は海岸でも田んぼの中でも吹き荒れ、横から受けると体を持っていかれそうなくらいでした。向かい風は登り坂と同じ対応をすればどうにか前に進むことが分かるなど走りながらいろいろ気づきました。
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Hさんのレース前に参加した練習会での振り返りです。
10/7 奥武蔵練習会の振り返り
登りはテンポよく、と思ってキツくなってきたらストライドを狭めていたが、地面を少し踏み込んで一歩を大きくした方が楽に進めることを体感できました。
上記に加えて、腕振りの力みが取れて肩甲骨が連動してくると骨盤をスムーズに前に出せて更に楽に登れました。
これは下りでも走りやすくなり、スピードを少し出せるようになりました。
後半はこの二つが上手く噛み合ってきたので、激坂ダッシュでもスピードがでてフォームが安定してきたのだと思います。
先月の奥武蔵練習より楽に走れるようになったので良かったと思う反面、もっと登りでもスピードを上げる意識を持たなければと思いました。
10/11午後練の振り返り
先週末の奥武蔵で練習した肩甲骨と骨盤の連動をイメージして走りました。
坂練習では、今までで一番スムーズにスピードが落ちることなく走れました。以前よりしっかり踏み込みできたと思います。
トラックで1キロ×3本は、全部息がそんなに乱れずに5分強で走れたのは予想外でした。
でも、ビデオを見るとまだストライドが広がっておらず、こじんまりと走ってる感じでした。もっと踏み込んで大きな走りになるように練習していきたいと思います。
ウルトラプロジェクト練習会の中でも午後練や、金曜織田練、一部の週末練習会は、どう走れば、どう動けば、効率的に走れるかを自分自身感じながら、定着をはかってもらっています。
アドバイスを受けて良い走りになった。と思ってもなぜ良い動きが出来たのかを理解していないと再現することは困難です。
毎回、頭で理解し、身体で理解し、言葉に出来るレベルになれるよう頑張ってもらっています。
Hさんも、レース中に試行錯誤して走り続けることが出来たのは、普段からそのような経験をしているからです。
この週末サブ3した早船さんもどう動けば良いかを理解したことが成長に繋がり今回の走りになりました。
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