9月30日に開催された第6回coedo kawagoe6時間走でウルトラプロジェクトメンバーのヒロセさんが、初めて時間走に挑戦し初めてフルマラソンの距離を超えて2位となりました。
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ヒロセさんは、まだサブ4していないランナーですが、ウルトラプロジェクト入会後、スピード練習や奥武蔵練習会など頑張り力がついて来たので、今シーズンサブ3.5を目指しています。チャレンジsub3.5チャレンジメンバーの一人です。
ヒロセさんの体験記とともに、6時間走でどのくらいの距離を走れるかの目安など、仲間の記録や私の感覚などお伝えします。
今回の記録 45周 48.83km 5:54:36
まず、ヒロセさんはレース後にこのように投稿していました。
【はじめての時間走】
coedo kawagoe 6時間走に(24時間部門に出る方の応援を兼ねて)参加してきました。
ひろせ、初めての時間走です。
30km〜40kmのペース走をしよう!と思って走り出しましたが、実際は6時間走であるということが頭から離れなかったためか、お日様が出ていて暑かったからか、練習不足か(この説は濃厚である)、2時間過ぎたら猛烈に疲れてしまい、序盤は調子が良かったものの、ペースはガタガタに落ちて行きました。。もうそれペース走じゃないじゃん…。
応援がてらの参加のはずが、たかだか6時間のわたしが先に疲れてしまい、しょげていたら「辛い時は休憩したらええんやで(要約)」というアドバイスをもらったので、1周ごとにエイドでジュースを飲んだり、てくてく歩いたり、完全に立ち止まって談笑するなどしました。
そのあと元気になったので、ちょっとだけ走ったところ、うっかり表彰され賞品までいただきました。棚ぼたも良いところ。ヘッドライトー!!これでいつでも暗いところを走れるぞ〜!いぇーい!!
予定していたよりも多めに走ってしまったので、しっかりケアして疲れを残さないように気をつけます。
計測がリストバンドでちょっと厄介でしたが、おいしいエイドと広々したコースで楽しい大会でした。
来年もしまたやるならもっとしっかり走れるようにしたいです。
最後に、走ってる間中くらい励ましてくれたウルプロのHさんとKさん、本当にありがとうございました。
(追記)なんと1周の距離が実際はもっと短かったとかで、記録が大幅に少なくなってしまうというオチがあり、いよいよ人に言えない2位になりました。
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本人は人に言えない2位なんて書いてますが、ゴールがなく周回する時間走は難しく、実力のあるランナーでも結果を出せないことがあります。男子の優勝記録を見ても66kmほどであり暑さが厳しいなかでの48.83kmでの2位はよく頑張りました。
レース後にいくつか質問しました。
◆レース前に考えていたこと
来月のフルマラソンに向けて、(止まらずに)長い距離を走る練習、ジェルの補給の練習という位置付けでした。
30kmのペース走はやっていましたが、30km以降どれぐらい辛いかも確認できたら良いなと思っていました。
新澤より
今回レースに関して相談を受けた際、目標はフルマラソンだから、順位や距離など狙うのではなく、30kmのペース走的に走りその時の疲労度を確認することだけ伝えました。ですから2位には私も驚きました。
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◆レース展開
今シーズン中のサブ3.5を目指しているので、5分/kmを目安に走り始めました。補給がマイカップ制なので多少遅れはありましたが、30kmまでは順調なペースで走ることができました。(途中までは1位だったようです)
補給はスタート前にアスリチューンのエナゲインとポケットエナジー、15km、25kmでポケットエナジーを摂りました。(後半はエイドでいろいろ食べました)
6時間走に対しては、今の自分にとって完全なオーバーペースだったこと、また、あと半分も時間があると気づき、気持ちが萎えてしまったことで、3時間も経たないうちに猛烈に疲れてしまいました。
しばらくだらだらしましたが、リレーで参加していたチームメイトに励まされ、エイドで美味しいものを食べさせてもらったら気持ちが復活したので、途中で歩きも混ぜましたが、また走り始めることができました。
疲れてくると効率の悪いフォームになりがちなので、骨盤と膝と前傾を意識しました。
ほんの少しの意識ですが、進みが全然違いました。
休みすぎて1位には10km以上も引き離され、3位には詰められてしまいましたが、ギリギリ逃げ切って2位に入賞しました。
新澤より
30kmまで予定通り走り、その後は無理してないのだから最高の展開です。私がその場にいたらそのようにアドバイスしています。6時間走として、今ある力で可能な限り距離を伸ばすならペースはかなり変わってきます。その点は後で書きます。
またヒロセさんが感じたまだ半分以上もあると思った瞬間に感じた疲労感は時間走に出た方なら分かるでしょう。100km8時間のランナーが24時間走を走れば、100kmレースならゴールしている8時間経過時点はまだ1/3なのです。この気持ちの萎えを感じて一気に潰れていくのです。6時間台で走るランナーならなおさらです。
それを経験できたのも、来年以降ウルトラやる上で良かったと思います。