レースシューズに迷ってやったこと

アシックスメタスピードエッジ+を購入し履いて感じたことをこちらに書きました。

今年は、9月から距離を伸ばしはじめたこともあり、フルマラソンで履くシューズを十分試せないまま現在に至っています。

当初はアシックスメタスピードスカイ+で行こうと思ってましたが、札幌マラソンで使ったところキロ4より遅くなると結構硬いと感じ、これなら東京マラソンで履いたヴェイパーフライネクスト%2の方が良いとか、エッジ+試してみようとか考えるようになりました。

3モデルに絞っていたので、昨日のウルプロ練習会前に織田フィールドで走って決めることにしました。

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3モデルはこちらです。

上から、アルファフライ、ヴェイパーフライネクスト%2、メタスピードエッジ+です。

並べてみると、改めて派手なカラーリングだと気付かされます。

さて、迷っている理由をそれぞれ簡単に書きます。

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アルファフライ

週末の5000mはこのシューズで自己ベスト更新しました。アッパーのホールド感も合っていて、走行時の感覚も悪くありません。ただマラソンペースでペース走をする時間がなく金沢で履くならぶっつけ本番になります。ただ同じモデルで、5月の弘前100kmを走りました。65km辺りからは暑さなど含めてペースが落ちてきて走りにくいので、ジョグシューズに履き替えましたがフルマラソンの距離は問題なく走れました。

ガーミンの記録が消えてしまったので記憶ですが、フル通過は3時間20分そこそこでした。

ヴェイパーフライネクスト%2

3月の東京マラソンで自己ベスト更新(公認記録)した時に履いていたシューズです。フルマラソンを走り切り自己ベストを出したシューズなので、本来は本命シューズになるはずですが、その時履いたシューズはやや傷んできたので、もう一足新しいのを最近試したところ、前回のシューズ以上に踵付近のフィット感が悪いと感じたのです。シューズ内で踵が浮かないようにキツくしばると足全体が痛くなるのでキツくしばれません。東京マラソンで履いた古いのは多少傷んでいるけど踵は浮かない程度に足に馴染んでいるので、そのシューズを最後の砦と考えています。

メタスピードエッジ+

前回の記事にも書いた通り、マラソンペースでハーフ以上の距離は走っているけど、走行した際の感触がまだ馴染まないのです。

決めるポイント

金沢マラソンは今シーズンの初戦です。したがってタイムよりマラソンを走る感触を思い出すことを最優先にし、気持ちよく走れるシューズを選ぶことにしました。

どのように決めたかと言うと、トラック2周時計を見ないで心拍数もキツくならないくらいのペースで走ります。シューズを履きかえて、心拍数を落ち着けて全く同じような努力度で走りました。そして3足履き終わるまでは時計を見ないことにしました。

その上で、最もペースが上がっているシューズ、違和感なく走れるシューズを選ぶことにしました。

走った時の感触と走行順

メタスピードエッジ+

カーボンプレートの反発で前に推し進めてくれるような感覚ではなく、前方へ転がっていく感覚がありました。それは終盤脚が疲れてからもペースダウンしにくいシューズのように感じました。もちろん走力がありペースが速ければカーボンプレートの反発も感じやすくなるでしょう。

アルファフライ

自分の感覚的には大好きなシューズです。脚を上下に動かせている限りは身体を進めてくれます。カーボンプレート、高反発ミッドソール、そしてエアクッションが反発を生み出すシューズですが、カーボンプレートを曲げて戻る際の反発を感じるにはキロ3程度のスピードか、ある程度の体重が必要ですが、高反発ミッドソールと、エアクッションは速いペースでなくても身体を押し出してくれます。このシューズで金沢走ろうか。と走行中思うくらい気持ちよく走れました。

ヴェイパーフライネクスト%2

今回、自宅で布用両面テープをシューズの内部に貼って持ってきました。東京マラソンの時はかなりしっかり両面テープで固定しましたが、今回はヒールカップに2枚、インソールに1枚の簡易的な固定です。シューズを履いて靴ひもはキツくなりすぎないように絞めましたが、両面テープの効果でフィット感はかなり向上しました。

走ってみると少し前に走った時とはまるで感触が変わって踵が浮くようなことは全くなく、足取り軽く走れました。ネクスト%の初代のフィット感は素晴らしく、二代目になり私と同じように感じている方は少なくありませんが、この踵の浮きさえクリアできたらパフォーマンスの高いシューズです。

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ラップや心拍数

走り終わってラップタイムなど確認しました。

心拍数はラップ平均も、ラップ中の最大も3シューズともほぼ同じで走れました。(同じ努力度ということになります。)

メタスピードエッジ+   3’52.7(4’50/km)

アルファフライ  3’54.4(4’53/km)

ヴェイパーフライネクスト%2  3’50.4(4’48/km)

走っている時のペース感は大差なかったので、アルファフライが一番遅かったのはちょっとびっくりでした。多分少し跳ねる感じで走ってしまったのかもしれません。

また、最初に走ったメタスピードエッジ+の時の感覚に合わせたので、全体的に遅すぎでこれで参考になるのか?と思いましたが、ヴェイパーフライネクスト%2の踵の浮きがなければ、3月に自己ベストを出したシューズですから、これで走ることにしました。

シューズの靴ひもに細いコードをロックするタイプをつけています。本来は靴紐の代わりに使うものですがネクスト%2で試すとしっかり閉めれば踵が浮きにくくはなるけど足が圧迫され痛くなります。圧迫されない程度に締めると踵が浮きます。そこで靴ひもを使ったまま、一番上の穴を使ってここだけロックするように試してみましたが、踵の浮きは解消できませんでした。その観点からも両面テープの効果は凄いです。

おそらく踵が浮くのはほんの微妙なゆるさだと思うのです。そこに両面テープを貼ることで摩擦を発生させます。

シューズを脱ぐとこんな感じでテープは剥がれズレていますが、それでも構わないのです。

さて、3足試して、ヴェイパーフライネクスト%2が最有力候補になった後、このシューズでウルプロ練習会メニューの3000m-2000m-1000mを4’30/km、4’15/km、4’00/kmで走りましたが、ズレることなく気持ちよく走れたので決定しました。

固定に使った両面テープはこちらです。

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ソックスも大事

このテープを貼る時に私が履くソックスはアールエルの紙素材の生地で織り込んだワイルドペーパー5です。

なぜ、ワイルドペーパー5かというと、両面テープでズレを抑えたいわけなのでソックス自体が少し硬めが良いと感じたのと、メリノウールなどの素材だと生地がかなり痛みそうなので、耐久性の高いワイルドペーパー5が最適と考えました。五本指ではなくラウンジが好みであるならワイルドペーパーとなります。

両面テープを貼るデメリットは、たくさんのテープを使ってしっかり貼ると、シューズを脱ぐ時にソックスごと脱げてしまうことと、ソックスやシューズに粘着部分が付いて落とすのが手間になることです。ただ粘着部分がシューズに付着することで練習時に新たなテープを貼らなくても多少の抵抗感が生まれてフィット感がよくなるから私はデメリットとは感じていません。ソックスは洗濯しても落ちないことありますが、その次に選択する時に気にならなくなります。ただ他の洗濯物に付着しないとは言い切れませんので、気になる方はそのあたりご注意ください。

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余談

さて、前モデルのヴェイパーフライネクスト%は踵が浮くことはなく、ネクスト%2になって踵周りが浅くなったのかゆるくなったのかフィット感がかなり変わりました。ネクスト%2が発売された直後、踵が浮くという声以外に、アウトソールやミッドソールの素材は変えてないと言われているのにソールが硬くなったという声を結構聞きましたが、その硬く感じた理由は踵が浮いているのが原因のように感じます。テープで固定しないで走ると凄く硬く感じますが、テープで固定するとその硬さは感じなくなります。シューズとの一体感はとても大事なことなのです。

そのヴェイパーフライネクスト%2の後継モデルの画像が出回っていますが、踵周りのホールド感がどう変わったのかが一番の関心事です。アルファフライの後継モデルは重量が増えたことなどから、あまり良い評判は聞きませんが、踵周りのホールドはかなり良い形状です。あのアッパー形状のヴェイパーフライが出たら理想です。

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