フル4時間54分のランナーが、3ヶ月で100km12時間12分で完走した衝撃。〜ウルプロメンバーの成長〜 その2

 

そして、大会前日には他の初100kmに挑む2人のチャレンジャーと私の4人で女満別空港からレンタカーで移動しながらコースの説明を行いました。

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この100km初チャレンジの3人は全員完走し、さらに宿で合流した初チャレンジのウルプロメンバーは、9時間15分台で完走しました。また同宿した友人も完走したので私を含めて6人全員完走でした。

前日初100kmチャレンジの4人に伝えたことは、具体的にこの気象状況ならどんなウェアを着て、自分はどんなペースで走れば良いのかなど実践的なモノです。

また、樋口さんには上り坂は全部早歩きにすることも伝えました。この練習もしてきました。

そしてレース当日を迎えました。

暑くない気象状況は樋口さんにとっては追い風だと思いましたが、私自身も、樋口さん自身も完走できたとしても関門や制限時間との勝負になると思っていました。

だからこそ12時間12分でゴールしたことに私も、本人も驚いたのです。
多くのランナーが苦しんだワッカもこんな軽やかな足取りです。

樋口さんはレースをこのように振り返りました。

お陰様で最高の直前準備が出来、予想外の結果に繋がり、大会後の復習まで出来ました

思い返すと、2月6日野辺山のウルトラセミナーで初めてお目に掛り、翌週2月13日のサロマ湖セミナーに参加して以来4ヶ月余り

プロジェクトに入会させて頂き、「ゼロ」というよりも「マイナス」からのスタートとなりました

今思うと、新しい取り組みによる不慣熟や大会そのものへの準備不足もあり、4月長野マラソン、5月野辺山ウルトラマラソンと続けてDNFとなり悔しい思いをしましたが、一度フォームや走り方、レースマネジメントを見直したことが、今回のサロマ湖の結果に繋がったものと確信しています

以下大会の振り返りです。

5月下旬の 野辺山ウルトラマラソン71km DNFから早ひと月が経ちました

エントラントの方々から、冷たい風雨の厳しい条件下での大会と感想が聞かれます

自分のフルマラソンの持ちタイムからは、13時間の制限時間は厳しいとの見解を多数頂く、正に逆風の中でしたが、ウルトラマラソンは何が起こるか解らないから、最後まで決して諦めない気持ちを忘れずに、スタートラインに着くまで自分に出来る準備に専念して号砲を迎えました

序盤風雨と水溜りに行く手を阻まれる展開となりますが、プライオリティの無い小生は敢えて体力温存、ギリギリまで待機列に着かずに雨を凌ぎます。

結果スタートライン通過まで3:59経過しましたが、先の長丁場を控えてか、慌てることなくラップを刻むことが出来ました

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10kmまで 設定 64 / 実際のタイム 64’51 通過タイム 1:08:50

6’30/km ペースで進め、当初の計画比スタートのロスタイム約4分+50秒の入り

20kmまで 64 / 62’11 2:11:01

6’13/km まで上げて、ペース計画比+3分まで挽回

30kmまで 70 / 65’15 3:16:16

6″32/km で踏ん張り、ここで計画比 1″45の蓄えに

40kmまで 74 / 69’19 4:25:35

6’56/km で粘り、6’25までマージンを増やして

42.195km地点へ … 4′40″04

PBで通過、余裕を持ってその先の領域へ一歩

過去3度経験した54kmの大会では、結構一杯一杯での通過だったので、気持ちに少し安堵感を覚えます

50kmまで 78 / 74’26 5:40:01

流石に7’27/km までペースは落ちますが、ペース計画比はクリアして、約10分の蓄えで後半戦へ

因みに結果論ですが、前半をフィニッシュタイムの46.4%での通過となりました
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60kmまで 85 / 76’03 6:56:04

7’36/km ドロップバッグもありよくまとめられたと思います

また、いよいよ未知の領域へ … 幸い19分程マージンを拡げられました

70kmまで 84 / 75’31 8:11:35

7’33/kmで踏ん張ります … 結果この先で少々疲労を感じることになりますが、完走へのポイントだったと思います

蓄えは27分余りとなり、突然のアクシデントの不安だけが頭の片隅を過ぎります

80kmまで 84 / 79’40 9:31:15

7’58/km と疲れが出ました

途中の私設エードの方から、サロンパスをお借りし、もうひと方にはコーラを頂き、リフレッシュ!感謝しきりです

当初のペース計画比、32分程先行して終盤のワッカへ突入

90kmまで 84 / 81’17 10:52:32

8’08/kmまで落ちますが、計画比35分のマージンが気持ちに余裕を与えてくれます

森を抜けて強い向かい風が体力を奪いますが、エードでの温かいお茶と俵おむすびが活力となりました

フィニッシュラインまで 84 / 80’03

( 目標タイム12:51 / 実際のタイム12:12:35 )

最終盤、一歩一歩に何か落とし穴があるのではと慎重には慎重を期します

比較的余裕を持って 8’00/kmペースで守り切り、栄光のフィニッシュラインを通過

12:12:35 計画比 38分、制限時間まで47分を残しての記録となりました。

最後の最後まで準備はしました … しかし何か目に見えない力にフィニッシュラインへ向けて引き寄せられたのは間違いありません。

数多くのアドバイス、そして練習会 etc どれか一つ欠けても得られなかった結果と全ての関係各位に感謝します。

ウルトラマラソン … また走りたい!と言う気持ちが、初100kmを走った現在の心境です。

 

以上、樋口さんから頂いたレース振り返りですが、本人も書いているとおり順調過ぎて落とし穴があるのか不安になったようです。



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